「ルパン三世VSキャッツ・アイ」 ★★★~イベント作品として観るのが無難 | そんなことより恋をしろ

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※※※ 注意 ※※※

 「シネマ報告書」は、映画鑑賞後の率直な感想を伝えるため、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれる場合があります。

 これから観ようと思っている方は、本報告書の趣旨についてご理解のうえ十分注意してお読みくださるようご了承願います。

『シネマ報告書2023』の掲載にあたって

 
イベント作品として観るのが無難
★★★
(C)モンキー・パンチ 北条司/ルパン三世VSキャッツ・アイ製作委員会

 

(2023年/日本/92分
 
【 監督 】
静野孔文
瀬下寛之
 
 
【 原作 】
モンキー・パンチ
北条司
 
【 声の出演 】
栗田貫一
大塚明夫
浪川大輔

沢城みゆき

山寺宏一

戸田恵子

深見梨加

坂本千夏

安原義人

麦人

銀河万丈

 

 

【あらすじ】

 

 天下の大泥棒ルパン三世は、東京で仲間の次元と五ェ門とともに1枚の絵画を盗み出す。一方で、昼は喫茶店を営み、夜は怪盗“キャッツ・アイ”として世間を騒がす来生瞳、泪、愛の3姉妹は、美術展から1枚の絵画を盗み出す。

 両社が盗んだ絵画は、画家ミケーレ・ハインツの描いた3連作「花束と少女」の1作であり、3作を揃えると、かつてナチスが隠した財宝のありかが記されているというもの、そして、瞳、泪、愛の3姉妹にとって父であるハインツの消息をつかむための重要な手がかりでもあった。

 ルパンはキャッツ・アイから絵画を盗み出し、3姉妹は絵画を取り返すべくルパンを追うのだが―

 

 

【コメント】

 

 さて、今回はAmazonPrimeVideo(以下、アマプラ)で独占配信!とTVCMでも盛んに宣伝されている本作を鑑賞。コロナの影響で、映画=映画館という常識から動画配信という形が定着しつつありますな。

 今から50年以上も前の1971年の第1シーズンのアニメ放送以降、アニメのルパン三世はもはや国民のヒーローとして定着してますが、今回はなんと1981年に週刊少年ジャンプで連載、アニメも人気を博した北条司先生のキャッツ・アイとクロスオーバーするということで、コナンの次はキャッツ・アイかよ日テレやり放題だなと感じつつも、そこはやはりルパンもキャッツ・アイも僕にとってドンピシャの世代。観ないわけにはいかないだろうと、土曜の夜、ゆったりと我が家で鑑賞した次第です。

 

(C)モンキー・パンチ 北条司/ルパン三世VSキャッツ・アイ製作委員会

 

 うん、まあこんな感じでしょうね、って出来でした。可もなく不可もなく、映画というよりはルパンのTVスペシャルのような王道のルパンでしたね。大筋のベースはルパンの流れ、そこにスペシャルゲストとしてキャッツ・アイが登場、キャッツ・アイがルパンに乗っかってきたって感じですかね。

 その点を踏まえつつ、僕が感じた本作のポイントは以下のとおり。

 

1.イベント作品として観るのが無難

2.とりあえずキャッツ・メンバーは頑張った

3.“冴羽獠”を探せ!

 

 本作はルパン三世50周年、キャッツ・アイ40周年を記念したコラボアニメなので、内容云々よりも、ルパンとキャッツ・アイが同じ世界観のなかで共闘しているというところに楽しみを見出したほうが良いでしょう。まあイベント作品ですよね。

 全く別の作者が全く別の雑誌で連載していたキャラがこうしてひとつの世界観に収まって暴れまわる、それだけでも良しとするアニメかと。

 

 とはいえ、ルパンはともかくキャッツ・アイは今のZ世代知ってるのだろうか?杏里の歌う主題歌こそ有名すぎるので聴いたことはあるかもしれないけど、漫画やアニメとなるとねぇ。僕の世代ですら中学生の頃の漫画だし、コンスタントにアニメ化されていたわけでもないし。

 本作のターゲットって、Z世代よりも我々の世代に重きを置いた作品だったんでしょうね。

 

 そんな世代の僕の感想でいけば、吹替もできる限りのオリジナル声優を揃えていたところはよく頑張ったなと。泪姉さんこそオリジナルの藤田淑子が既にお亡くなりになっているので変わってはいるものの、瞳役の戸田恵子や愛役の坂本千夏、そして内海刑事役の安原義人という往年のオリジナルメンバーをきっちり揃えたのは嬉しい限り。みんな60歳70歳という年代なのに頑張ったね。当時の視聴者なら感極まること請け合いです。戸田恵子はさすがに戸田恵子でしたが。

 

 懐かしついでに・・・

 いち早く本作を観た友人から、「“あいつ”が登場するから探してみろ!」との一報があったので、目を皿にして観てました。

 “あいつ”とは、キャッツ・アイ原作者である北条司先生の代表作、シティーハンターの冴羽獠が一瞬だけ登場します。本当にウォーリーを探せ並みの一瞬も一瞬の登場なので、僕は最初、最後の最後までどこに登場したのか全く分からずでした。

 本作を宝探し的な感覚で観てみるのも一興です。

 

(C)モンキー・パンチ 北条司/ルパン三世VSキャッツ・アイ製作委員会

 

 まあ、キャッツ・アイとシティーハンターも共演しているし世界観が同じということは、あるいはもしかしたらルパンとシティーハンターが同じくクロスオーバーする日が来るかも?と淡い期待を持ったりもしたり。アニメも日テレだしね、期待はできるかもしれません。

 ちなみに、シティーハンターはまた今年劇場で映画化されるので、そちらも楽しみです。

 

 

【2023年度 Myランキング】(1/28時点)

 

 本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。

 やべ、仕事後回しにし過ぎた。 

 

(ベスト)… ★★★☆以上が基準

 

  1位:非常宣言 ★★★☆

  2位:

  3位:

  4位:

  5位:

  6位:

  7位:

  8位:

  9位:

 10位:

 次点:

     

     

     

 

 (ワースト)… ★★☆以下が基準

 

  1位:

  2位:

  3位:

 

<その他ランク外一覧>

映画 イチケイのカラスカンフースタントマン 龍虎武師キラーカブトガニルパン三世VSキャッツ・アイ

 


 
 
『ルパン三世VSキャッツ・アイ』の公式サイトはこちら

 

 

 

 

 

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