4月から小2になる長男。

コロナ禍で1年生のひと時を終えようとしている。



思い返すとコロナ自粛の休校に始まり6月からの分散登校、7月の登校拒否、二度に渡る学校脱走、ほぼ学童には行かない夏休み。7月頃から私と長男の日常の些細なことをきっかけとした喧嘩もエスカレート。



と、濃すぎる一年だった。

小一の壁とは聞いていたが、そうゆう次元ではなかったような気がする。



担任の先生からは、コロナも影響して大人への依存が高まっている。要は甘えだと個人面談で言われた。



とにかく夏休みはたっぷりと家族時間をパパにも作ってもらい、家族で出かけ、共に時間をし、向き合って向き合って向き合った結果、9月からは学校も決められた時限まで出られるようになり、10月の半ばには近所の友達と登校もできるようになった。




そうして14時半から15時には帰ってくるようになった長男。



4月〜8月までほぼ日中仕事にならなかった私の働き方は大きく変わったし、変えようと思った。



本業のレストランのマーケティングやサポートの他に個人で受けている仕事も増え、時短勤務をしていた会社員の頃より稼げるようになってきた。



拘束される時間もほぼなく、自分の予定は自分でほぼコントロールできる今の働き方は、理想に近い。



それでも、最近また長男とのちょっとしたことがトリガーとなって起こる喧嘩に頭を抱える。



ちなみにこんなちょっとしたことが喧嘩の発端になることがほぼ。

長男「もっとNetflix見たい」

私「もういっぱい見たんだからやめて」

長男「ヤダ」

私「もうご飯だよ」

長男「ご飯終わったら見る」

私「終わりって約束したじゃない」

長男「ヤダーーー!」(暴れる)





そう、とてもくだらないこと。

とてもくだらなくて、自分でも毎回呆れる展開。


頭を使って対処したいのに、当事者となり自分もカッとしてて冷静になれない。



暴れてる長男に自分も激昂してしまったり、違う部屋に締め出したり、逆効果なことばかりしてしまう。



そして自己嫌悪。

美味しく食べたい夕飯が笑顔で楽しく食べられない。



この日は1時間ほど暴れていた。

抱きしめても、声色を変えて優しく話しかけようも、冷静に話すことができない。



2歳9ヶ月の弟も困り顔。

最終的にレストランが時短営業のおかげで終わりかけていたのでパパに急いで帰ってきてもらい、間に入ってもらう。



パパと長男でお風呂に入ってる時に聞こえてきた会話。



「ママは怒ってたんじゃなく寂しかったんだよ。

テレビばかり見てたら、今日せっかく水族館に雨の中みんなで行って来たのに、楽しかったとかサメの歯が小さかったとか、色々話せないでしょ。


ママは食事の時間が一番大切と思っていて、それは食べることもそうだけど、みんなで話す会話も含めて食事の時間だから大切にしたいと思ってるんだよ。」



そうパパが話してくれていて泣きそうになる。

長男お風呂から出て来て、ママの気持ちわかった。ごめん。と。



意外と知能指数はとても高い長男なので、私の方が毎日試されている感じ。



ちょっとこんな毎日の春休みは困ってしまうので、どうしたらいいか考えていると、うちのレストランのマネージャー(長男が実の兄貴のように慕い仲良くさせてもらってる家族のような30才)から提案。



「予定を突然言われると怒っちゃうタイプかなと思うんで、予定決めて行動したらどうでしょう?」




むむむ!

なるほど。やってみよう。明日から即やってみよう。

そう決めて、レストランでできる長男の仕事もリストアップして、翌日本人が学校から帰るや否や、一緒に寝るまでの予定を考えて書き出す。



これが、良い感じでハマった!

先読みして行動を考えられて本人もストレスがないみたい。


3日連続喧嘩をせずに過ごせている。

ナイスアドバイスを独身男子にいただいた。笑



そんな、トライをしていた初日の夜。

友達と公園で遊んで自分で帰ってくると言っていた矢先、お友達のママから電話。



うちの子が、怪我をしてしまっててうちのパパが2人をすごく叱ってる。今から来てもらえないか。という電話の内容。



次男と家でリラックスモードに突入していた私はびっくり仰天。


昨日の私との喧嘩の反動で、何かお友達にやらかしてしまったのではと気が気ではなく、慌てて次男を連れて小雨が降りしきる中、自転車を走らせる。



お友達の家に着き、ピンポン。

激しい怪我でないことを心から祈り待つ。


ママが出てきて、そのあとお友達の顔が見えた。



え???



ポツポツ跡のついた、かぶれのようなかすり傷がほっぺに。



え???


これのこと?



我が家は擦り傷や切り傷、アザなどは週に4回もサッカーをやってるので日常茶飯事。


痛みに強い長男は余程のことでない限り泣かないし痛がらないので、あまり怪我を気にしたことがない。



でも、人によっては家族によってはこうした擦り傷でも、オオゴトになってしまう。



お友達本人もポカンとしていて、別に喧嘩をしたとか、泣かされたとか、うちの長男に意地悪されたとか、そうゆうことでもなく、木の枝を投げたりして遊んでしまって、できた傷だった。



お友達のお父さんは、危ない遊びしないでねと伝えたくて2人を叱ったそうなのだけど、いささか納得できない私もいた。



2人をきつく叱ったはずのパパさんは既に不在。

色々言われること覚悟で行っただけに肩すかし。


怒るなら叱るなら自分が公園に張り付いて見ててくれよと思う。小学校から初めて友達になった家族というのはお互いをよく知らない。


探り探り付き合うことになる。

相手も私たち親子をよく知らないし、私たちもよく知らない。


価値観はほとんどの家族が自分たちと違うんだということをこの日も思い知らされた。



雨降る中呼びつけられ、うちの子が別に一方的に悪いとも思わないけれど話を聞き、なんとなく謝り、2人に言い聞かせることとなった私。



うーん、、、モヤモヤするなぁ。



まだ一年生、勝手に子供だけで遊ばせるのは絶対にやめようと心に誓った夜。



穏便に二年生になれますようにと心から願う。