床暖房は暖かくていいのですが、外気温が下がると床暖房だけでは、ちょっと寒いということがしばしばあります。

我家の場合は、1Fの床材が30mmと厚いので床暖房の熱が部屋全体に伝わるのに時間がかかります。もちろん、床暖房を切った後も温度が下がりにくいというメリットはありますが・・・

床暖房の最大の弱点は、暖まるまでに時間がかかる点です。総じて暖まるのに30分くらいは欲しいですし、部屋全体の温度となると1時間くらいかかります。暖まり切らないということもあります。

床暖房単体ですと、大阪といえども真冬はちょっと寒いですし、1Fは特に足元が冷えてきます。

私が寒がりなので、床暖房だけだと少々物足りないのです。

エアコンで部屋全体を暖めるのは苦手・・・

そこで登場するのが、エアコンなんですが、このエアコンはどうしても頭がぼ~っとしがちで好きになれません。

腰までの高さだけを温めてくれればいいんだけど・・・エアコンの場合は、むしろ逆で腰から上の方が暖かい印象です。

他の暖房器具にしても、結局は、暖かい空気は上の方に行くので、多かれ少なかれ似たようなものでしょうが、とにかく、下の方を、腰から下だけを即効で温めてくれる暖房器具が欲しいところです。

 

床暖房は、輻射熱を利用した暖房器具です。従って、輻射熱を使った暖房器具との組み合わせは、微妙です。

知人が、床暖房とオイルヒーターの組み合わせが最強とおっしゃってましたが、この組み合わせの最大のデメリットは暖まるのに時間がかかる点です。

最低でも1時間はかかってしまいます。この1時間を我慢できるなら最強というもの理解できなくはありませんが、どちらも輻射熱を利用した暖房器具ですからそれぞれを補完するというわけではありません。

長時間という面で見れば悪くはないのでしょうが、即効性の点でやや難ありというところでしょう。加えてオイルヒーターのランニングコストは恐ろしく高いw

 

部屋を暖めるという点で考えれば、エアコンが一番簡単なのですが、それが嫌となると、他の選択肢はそれほど多いわけはありません。

  1. 石油ストーブ・ガスストーブ
  2. 石油ファンヒーター・ガスファンヒーター
  3. セラミックファンヒーター
  4. オイルヒーター

もちろん、他にも電気ストーブとかパネルヒーターとかいろいろあるのですが、どちらかというと小さいスペースをスポット的に暖めるのが主で、部屋全体となると役不足です。

オイルヒーターは、上述したとおりランニングコストの高さと即効性に難点があります。暖まり方としてはいいのですが、以前オイルヒーターを使っていたときにはビックリするような電気料金がかかりましたし、部屋全体の暖かさも、ほんのりした暖かさで、言い換えると、やや寒いので、椅子に座ってると肌寒い感じはあります。

子供はなんとも思わないようですが。。。

ストーブかファンヒーターのどっちがいい?

同様に石油ストーブやガスストーブも似た感じでしょうか。

石油ストーブ場合はその前に立てばオイルヒーターよりは早めに暖まりますが、部屋全体となると暖かい空気が上に上がって対流して下に下がってくる感じになるので時間がかかりがちです。

ヤカンを載せておけばお湯が沸かせるとか、火を見てるのが楽しい等のメリットはありますが、即効性では難ありです。あと、危険度が高い暖房器具ではありますね。特に小さい子供がいる家では気をつかいます。

電気がなくても動くので、停電でも大丈夫というメリットもあります。

実際、石油ストーブも使ったりしていますが、決して悪くはありません。即効性という点では多少難ありですが、部屋全体を暖めるという意味ではなかなか気に入っています。

ただ、ファンヒーターとなるとだいぶ趣が変ってきます。これなら1~3分くらいで熱風が出てきますし床すれすれを暖めてくれるので床暖房との相性は抜群です。

ファンヒーターには燃料に、石油、ガス、電気とありまして石油やガスと、電気ではやや趣が異なる印象はあります。

火を使わないと言う点では電気のファンヒーターは魅力的ですが、基本的にはエアコンと同じなので・・・エアコンと違うメリットがあるとすれば、床すれすれの高さに温風を吐き出してくれる点でしょう。そういう意味では悪くはないのですが、何分、電気代がかなりかかる暖房器具ではあります。

実際に使った感想としては、セラミックファンヒーターと、石油ファンヒーターや石油ストーブの暖まり方は異なる印象があります。セラミックファンヒーターはあくまでもエアコンっぽい暖まり方で、石油ファンヒーターや石油ストーブの場合はもう少しほんのり暖かい印象です。

個人的には、石油ファンヒーターや石油ストーブの暖まり方の方が好きです。

石油やガスは、機能的にはあまり違いがなくて、異なる点は、ガスファンヒーターの場合はガスコンセントがない家では使えない点と、石油ファンヒーターは石油を給油する必要があるという点ですね。

ガスコンセントがあるなら、ガスファンヒーターでいい!と思います。なければ石油ファンヒーターですね。

ガスや石油など火を使った暖房器具の場合は燃焼するときに水分を発生するので部屋が乾燥しにくいというメリットがありますが、逆に換気の必要性はあります。この点がセラミックファンヒーターやエアコンと決定的に異なる点です。

キッチン周りで使ってれば嫌でも換気扇で換気してしまいますが・・・

2Fにはガスコンセントがあるので、ガスファンヒーターを置いてもいいかな?と思っています。とはいえ、床暖房だけで十分暖かいと暖かいのです。一番寒がりの私がコタツの中に脚を突っ込んでいる(コタツ自体の電源は入れていない)ので、部屋の温度は比較的低くても問題ないし。

むしろ、我家はゴロゴロしたくなる家がコンセプトですから、みんな床暖房の上をゴロゴロしているので、さほど部屋の温度を上げる必要はないんです。ヾ( ̄o ̄;)オイオイ

たぶん、ソファを置いて座るとなれば、もう少し部屋の温度を上げるか、毛布にくるまっていないと私は耐えられないかな?と思います。

ところで、1Fにはガスコンセントがないので、セラミックファンヒーターで代用してみましたが、正直なところ長時間使うとエアコンを使っているのと変らないのであまり好きにはなれません。

そもそもセラミックファンヒーターは部屋全体を暖めると言うよりはスポット的に暖める用途に向いているようにも思います。

こういう使い方なら電気ストーブとかパネルヒーターとかいろんな選択肢はありますが、我家の場合はある程度部屋全体を暖めたいと思っているので却下です。

ガスコンセント増設は意外に安い!

石油ファンヒーターを導入しようと思ってはいますが、石油を買いに行ったり、給油したりというのが面倒で二の足を踏んでいましたが、とりあえず、実家で使っていない石油ファンヒーターに石油を入れて持ってきて試してみました。

最高!

いや~想像よりいいですねぇ。石油ファンヒーターは足元を暖めてくれて、設定温度を低めにしておけば頭の方は暑くならないし乾燥もしないし、思ってた以上にいい感じです。

あとは、石油の給油の手間とランニングコストですねぇ。

 

石油ファンヒーターがいいなら、きっとガスファンヒーターも似たようなものなので、いっそうガスコンセントをつけてもらおうかな???なんてことを思っています。

調べてみると16,200円~で増設できるらしいです。

我家の場合、給湯器近くの壁につけて貰いたいと思っているので、最小の費用で増設できる可能性が高いと思っていますが・・・

こう考えると、新築時に、一応つけておいたもらったら良かったなぁ・・・と反省です。

 

ガスファンヒーターがいいところは点火が早い点です。もちろん、セラミックファンヒーターより断然ランニングコストは安いです。ランニングコストが安いので、ガスコンセントを増設したとしても一冬で元が取れる可能性が高いのです。

 

ファンヒーターやストーブの出力に関しては、あまり大きなものは必要ないと思います。

基本的には床暖房でそこそこ暖かいので、床暖房の暖かさが行き届くまでの時間稼ぎが目的です。

よく木造11畳まで等と書いてありますが、あれはその商品単体で使う場合ですから、床暖房と組み合わせるなら小型なものでも十分かと思います。

もちろん、一気に部屋全体を暖めたいというのであれば、大型を用意した方がいいでしょうが、大型なものは価格も高めです。

 

あとは、ファンヒーターに空気清浄機など他の機能がついたモノもありますが、そういう部分は比較的故障しやすい部分ですから、なるべくシンプルなものを購入された方がいいのではないかと思います。

ファンヒーターやストーブならそうそう故障することはないのです。

 

と、検討してみたのですが、今私が、床暖房と併用するのに気に入っている暖房器具を紹介しておきます。

それは、石油ストーブ。

石油ストーブが一番、お気に入りです。

部屋全体がほんのり温まるし、静かだし、お湯沸かせるし、餅も焼けるし・・・パーフェクト。

ファンヒーターは、どうしても音がうるさいのと、風が流れるのが気に入らない。

床暖房は”ほんのり暖かい”のですが、それに近いのが石油ストーブで、ファンヒーターになると”ほんのり”という感じがなくなるような・・・うまく表現できませんが、ファンヒーターで空気が流れるので、石油ストーブと比較するとアクティブな空間になる気がします。

その点、石油ストーブは、のんびりした空間になるような。。。

個人的には、石油ストーブ、最高!!!

なので、最後に、床暖房と併用する石油ストーブの選び方を紹介します。

石油ストーブと床暖房の併用のおすすめ方法

石油ファンヒーターとかガスファンヒーターは、温度設定ができるので、大きい出力のものを買ってもいいのですが、石油ストーブを使う場合は温度設定ができません。

基本的には、床暖房で暖めているので、石油ストーブは部屋が暖まってしまえば、あまり必要はありません。そういう意味では大型の石油ストーブで、一気に暖めて暖まったら切ってしまうという方法もいいでしょう。

しかし、外気温が低いとストーブを切ったら寒くなりすぎるなんてこともあるのです。

かといって大型の石油ストーブだと火を小さめにしても出力がありすぎます。そこで、おすすめしたいのが比較的小さめの石油ストーブを使うことです。

そもそも床暖房の補助ですから、16畳の部屋だからといって16畳用の石油ストーブは必要ないのです。

それこそ6畳の部屋が暖まるくらいの一番小型の石油ストーブで十分だと思います。このくらいの小型の石油ストーブで火を小さめにしておくと、床暖房の温度設定も比較的下げられるので、一石二鳥です。加えて、ヤカンでも載せておけば空気の乾燥も防げます。

本当は、6畳用よりもっと小型の石油ストーブがあればベストなんだけど・・・と私は思っていますが、ないんですよねぇ。

更新日:2022/01/04 11:37:26

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