Mr.Cloud's Train Diary

Mr.Cloudが送る、鉄道写真を主とし、
時々鉄道模型についても取り上げる
鉄道日記です。

東急2020系2121F改良記(上)

2021年03月14日 | 鉄道模型
皆様こんばんは、Mr.Cloudです。

まだまだ油断ができない状況ですが、如何お過ごしでしょうか?

さて、2021(令和3)年最初のNゲージ改良は……

GMの東急2020系2121Fです。気が付いたら8500系よりも多くなりましたね。


今回もこれまで改良してきた車両と似たようなメニューで作業を進めてまいります。
具体的な内容は以下の通りです。

1.床下機器の追加、撤去、差し替え
2.各種パーツの再塗装、色差し、スミ入れ
3.屋根のランボード部分をつや消し処理
4.両先頭車のSRアンテナ周りの改良

また、月刊『とれいん』2018年4月号の“MODELERS FILE”を参考資料として活用致しました。


まずは6号車のデハ2621(モーター付き)の床下機器(写真一番上と一番下)から。ダブルパンタの3号車と9号車の床下機器パーツ(写真中央の2つ)と共用しているため、実車通りにするには少し加工が必要です。写真の様にVVVFインバーター制御装置の隣にある高速度遮断器とコンプレッサー、エアタンクを撤去。そして、海側の端に2つ隣り合っている高速度遮断器は1つに減らし、隣の母線ヒューズ箱と共に若干台車寄りに移動させました。


次に、INTEROS機器箱について。クハは一番上の形状で問題ないのですが、編成中のサハ3両はそれよりも一回り小さい4連箱です。しらみつぶしに調べましたが、ドンピシャのものは見つかりませんでした。そこで、蓋のコックの数が一部異なる(実車は1つの蓋につきそれぞれ2つ)ものの、最もよく似ている近鉄9820系用の4106Aから供出することにしました。


今回は床下機器のスカスカした印象を少しでもなくすために、遠隔開放装置の背後にある供給空気タンクを再現します。使用するのは東京メトロ10000系用の4128Bと4128Dです。写真の様に、タンク左側の配管がややゴツイため、慎重に削って右側の配管に似せていきます。ただこれが意外と難しく、何個か折ってしまったものは、0.3mmの真鍮丸線を目分量でL字型にして代用しました。


保安ブレーキ装置の小さなエアタンクも再現することにしました。こちらには東武30000系用の4084Aを使用しました。横向きのエアタンクは真っ二つに切断し、縦向きのそれは根元から切断の上、表面の彫刻を削り落としてから利用します。


次は両先頭車の屋根について。実車は円錐台にSRアンテナが取り付けられているよう見えます。しかしながら、製品オリジナルだと屋根に直に差し込んでいるように見えてしまうため、ここにも手を加えます。まず元々のアンテナ部分を切除し、写真の様に台座の部分だけにしておきます。これが円錐台の形をした台座を再現するベースとなります。因みに、新しいSRアンテナはトレジャータウンの「私鉄用逆L字アンテナ(新型)」を使用します。


次に、デザインナイフで台座の角を落として極力実車に近い状態にした台座を半月型の穴に差し込んで瞬間接着剤で固定します(写真は乾燥中の時のもの)。そして、乾燥したことを確認したら、0.8mmの穴をピンバイスで開けてトレジャータウン製アンテナを固定しました。粗削りな円錐台ですが、また一歩実車らしくなったのでこれはこれで良かったです。


さて、御多分に漏れず、この2121Fでも床下機器にこだわりました。記事が長くなり過ぎるのも難ですので、今回はクハ車のみをご紹介します。

こちらは1号車(上)と10号車(下)の山側の床下機器です。その殆どを点対称になりように並べ替えるだけではなく、非常用梯子を取り付けるホゾの位置や大きさを調整もあり、後者の加工が今回の作業の中で大変厄介でした!しかしながら、これで10号車の床下機器配置が実車通りになったので大満足です。


こちらは1号車(上)と10号車(下)の海側の床下機器。山側と同様に1号車はそのまま、10号車はそれの点対称の位置になるようにしました。こちらは機器数が少なかったため、非常用梯子の取付位置をしっかり調整しさえすれば楽勝でした。

といったところで本日はお開きです。2121Fの改良はまだ続きます。
次回もどうぞお楽しみに!

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