随所に主たれ!

サラリーマン人生、日々奮闘記。前向きに行こう!

あなたは何を売るのか?

2014-01-03 09:56:19 | ビジネス

Q1:”あなたの仕事は何ですか?”

A1:”営業です”

Q2:”では・・・、あなたは何を売っていますか?”



さて、この問いに、

僕たちはどう答えるか・・・?





先日、僕のクライアントへの納入物(情報機器)に不具合があった。

不具合の原因は、当方側とクライアント側、双方の確認不足から発生したトラブル。

こういう場合は、当然ながら納入者である当方側が改修することに。

そして、クライアント・ビルのシステムルームで、僕と同僚の二人で納品物を再設置した。




そして、これにて改修義務終了・・・

と、思ったとき、

新築ビルの新システムルームの床の上に、僕らの足跡。


そう、僕らの靴底に二重床の糊(ノリ)が付着して、その汚れが足跡として点々と。。。


更にルーム内を一周してみると、、、

その他にも汚れが目立っているところが何箇所も!



その時、同僚のA君が、その汚れを自らの足でゴシゴシと。

すると更に汚れが広がるという始末。。。


クライアントさんは”大丈夫…”と言ったけれども、

僕は、そのシステムルームを出た後も悶々として、、、

と、同僚のA君の顔を見ると・・・、


・・・彼にも少し心残りがあると見た。



そこで僕は、

クライアントに床掃除をさせて欲しいと申し出、雑巾とバケツをお借りして、二人してシステムルームの床を拭いた。


そのシステムルームはおよそ10畳程。

二人して、汚れた箇所を探しながら拭いた。



掃除した後、

 ”ここまで・・・、するんですね”

と、A君がぽつり。



そう、

僕らは別に、

”単なるモノだけを売っているんじゃない”



モノを通じて、「お客様の事業を支えている」んだ。



確かに、

僕らが取り扱っているモノは、単なる機械だったり機材だったりする。

でも、単なる物売りではないはず。

僕らから買ってくれた人へ、僕らのバリューを届けることが大事。

僕らと取り引きをしてよかったと思われることが大事。



・・・ただ、

そのバリューがこのたびの掃除というわけではない。



僕らの届けたモノやバリューで、クライアントの事業に貢献するということ。

あるいは、僕らとの接点から、クライアントの事業を創造できるということ。

こんな気持ちを持って、モノを取り扱い、販売し、クライアントと”繋がる”ということ。

こういう意識付けが大切だ。


・・・僕は、

A君と掃除という行動を通じて、クライアントを大切にする思いを共にできればいいと思った。

そして、自分のした事が、例え自己満足であっても、納めたモノがクライアントの事業発展に寄与できればうれしいこと。

そんな思いをA君と共有できればうれしいと思った。



そう、

こうした姿勢や気持ちを通じて、またこのクライアントがA君と取り引きを続けてくれたらうれしいと思った。




 ~初春の陽射しに清々しく映えるパンジー~





さて、冒頭の質問に戻る。



Q1:”あなたの仕事は何ですか?”

単なる、”営業”という答えはしたくない。。。

例えば・・・、

「お客様の事業を支えるICT環境を提供する仕事です」とか。



Q2:”では・・・、あなたは何を売っていますか?”

単なる、モノや機器の名称・種類を言って欲しくはない。。。

例えば・・・、

「お客様の経営を支える情報基盤です」とか。

そして、

それに加えて、以下をぜひ!


「僕自身を買ってもらっています」と。





#随所に主たれ!




サラリーマン ブログランキングへ


END

一石万波!

2013-12-28 23:04:11 | ビジネス


 一石は万の波を呼ぶ。

 この一石でなければならぬ。


    ~松前重義~



時に・・・・、

出る杭は打たれる。



時と場合が大切なのだ。



そして、少し出ている杭は目障りだ。

だから打たれる。



どうせ出るならば大きく出よう!

簡単に打たれて引っ込んでしまわない位に。



一石が万羽になるには、大勢の人の協力と理解が必要だ。

ただ一石を投じれば良いわけではない。



そう、

万波となる一石にならねばならない。




~冬の澄んだ空気にはイルミネーションがよく映える~



#随所に主たれ!!!




人気ブログランキングへ

サラリーマン ブログランキングへ



END

”ありがとう”を伝える仕事

2013-12-26 12:02:56 | ビジネス


 ”ありがとう”を集める。




これは10数年前に出会った言葉。



当時の僕は、仕事や将来のことに悩み、また、様々な壁にぶち当たっていて・・・。

そんな時に出会った言葉が、この言葉。



これは「和民」創業者、渡邉美樹氏の言葉。

渡邉美樹氏の講演で聴いた内容がこの「”ありがとう”を集める」という題目だった。

氏は、自分のお店である「和民」を、その事業を、

 ”ありがとう”を集める仕事。

と言った。



自分の好きな仕事で、人から感謝され、多くの笑顔に会える。

単純なことだけど、あらためて考えると当たり前に素晴らしいコト。

同時に、人からありがとうを貰えるって、実はとっても難しいこと、大変なこと。



その極意!

 まずは、自分が嬉しくなること。

 そして、人を喜ばせようと思うこと、

 さらに、自分から感謝を伝えること。

当時の僕は、氏の公演を聞き、このように考えをあらためた。





~寒さの中でも、今、”ツワブキ”がキレイ~



当時からあっという間に10数年たち、

仕事の内容も、立場も変わり、

”ありがとう”を集めることから、

”ありがとう”を伝えることに、今注力している。



この仕事を私に託してくれて”ありがとう”って、

この仕事をやってくれて”ありがとう”って。



今日も新しい”ありがとう”準備OK!




#随所に主たれ!


人気ブログランキングへ

サラリーマン ブログランキングへ



-END-

武士の嗜み、そして、部下の嗜み

2013-12-21 19:25:58 | ビジネス

時代小説が好きだ。



その中でも特に、

藤沢修平が好きだ。



もちろん司馬遼太郎も好きだし、

山本周五郎もよく読む。



藤沢周平のどこが一番好きかというと、、、

書き方の目線が、下級武士の下からの目線であるところだ。



物語の主人公が殿様ではない。

中老でもなく家老でもない。

階級で言えば一番の底辺。

末端の武士からの目線だ。



一方、司馬遼太郎の目線はトップだ。

信長だったり、秀吉だったり、、、

いわゆる殿様の目線。

したがって上からの目線となる。



よく、経営者は司馬遼太郎を好み、

中間管理者は藤沢周平を好むとも言われる。



それは、、、

城の上から見た世の中を書く司馬遼太郎の小説が、企業トップの社長の目線と重なるからで、

逆に、世の中の地べたから上を見上げて書く藤沢周平の世界は、企業の中の部下や中間管理職の立場と重なるからであろう。



さて、タイトルの武士の嗜み(たしなみ)。

武家社会の階級からなる、数々のしきたりと絶対の服従。

超えてはならぬ一線と共に、

上役への配慮と自己犠牲の精神。

時に、出すぎたことをすると命じられる切腹の命令。

時の下級武士の”命”はままならないところにさらされていた。



そして、部下の嗜み。

昨今の部下とて、やはり階級組織の中で数々のしきたりがある。

超えてはならぬ一線もある。



僕は、これは武士の嗜みと同じだと考えている。

むしろ、その厳格さを知った上で、自分の立ち位置や責任の範疇をはっきりすることで、上司への配慮もできるし、自分の裁量の範囲も守っていける。

そして、上司に命じられたことをつつがなくこなし、報告の義務を怠らないこと。

命ぜられた結果に責任を持ち、時として、自分の存在をかけてその仕事を全うすること。



そう、

上司の意向を元に、仕事に全力で取り組むことは、下級の武士も部下も同じ嗜みなのだ。





 ~本格的な冬を感じる今日この頃…~




・・・部下の嗜み。



英語で言えば、「フォロワーシップ」という単語が当てはまると思う。

「リーダシップ」の対にある言葉だ。



でも・・・、

米国のペンタゴンでは、リーダーとなる条件の一つに、このフォロワーシップの心得(プログラム)を修得していなければならないという。



部下として上司へのフォローする心得を学ぶことは、自分が上役になった時、部下を掌握して大きな仕事を進めるときに必要なものであるということ。。



そう、

部下の嗜みは、いつか人の上に立つ時のために・・・。



武士も部下も精進でござる(^^)。




#随所に主たれ!



人気ブログランキングへ

サラリーマン ブログランキングへ



END

したくないことをするのが義務だ…。

2013-12-15 13:33:41 | ビジネス

 ムーミン「義務って何のこと?」

 スナフキン「したくないことを、することさ」



今、職場はコンプライアンス重視。

原則、決められたルールを逸脱することは許されない。



社内の資料を黙って持ち出したり、

顧客情報を他者に漏らしたり、

便宜の供与を第三者にしたり、

契約無しで口頭で発注したり・・・、



会社の中のルールを言い出したらきりがない。

まったく窮屈なものだ。



でも、これらを守らなければ、これまで築いてきた努力が、

そう、会社として営んできた諸先輩方の正義が、

一瞬でその信頼が崩れ落ちてしまう。



だから、会社は、してはならない行動規範をつくるのだ。

それを義務化するのだ。



僕の会社でも、

資料の持ち出しルールや、

資料管理の方法まで、様々な細かいルールがある。

それを遵守すると言う誓約書まで提出する決まりだ。



この遵守すべき義務は便利さからすると裏返しだ。



時に、そのルール遵守化のおかげで、

時間効率が悪いとか、

商機を逃すとか、

面倒だ!という文句がチームメンバーからたらたらと出る。



僕からしても面倒だな・・・って思う。

一昔前なんて、こんな管理なんて今の半分もなかった。

嫌味じゃないけど、その当時の管理職なんて楽なものだと思う(苦笑)。




 ~一瞬の朝陽の光に美しく映えるサザンカ~




そして、冒頭のスナフキンの言葉。


 「したくないことをするのが義務」


・・・いつの時代もそうだったのか、って思う。




 「やらなくちゃいけないことをする」


それが「したくないこと」だってこと。



そうして、だんだん「したいこと」をする時間がなくなる。

いつの時代も、義務とルールの上にのっとって、「したいことをやる」のが挑戦だったんだ。

それが務めだったってことだ。



そう、

「したいこと」に割ける時間はわずかしかない。

それが義務を守った上で与えられる我々のわずかな限りある時間なのだ。

あぁ、時間は貴重である。。。




#随所に主たれ!


人気ブログランキングへ

サラリーマン ブログランキングへ


END