両毛地域に刻まれた大東亜戦争の記憶:その1   

 

 当ブログのコアな読者の皆さん、長らくお待たせ致しました。今年度のデ・レーケ堰堤クリーン作戦がひと段落したところで、今回は久しぶりに戦争遺跡関連の記事を書かせて頂きます。右翼と罵られようが、軍国主義者と叩かれようが、こちらが正真正銘、私の専門領域であり、ライフワークに掲げる研究分野です音譜

 

 思い起こせばこの一年、当ブログはだいぶ地元のデ・レーケ堰堤にこだわって参りました。でも実際には、私白髪磨人はその美化活動(デ・レーケ堰堤クリーン作戦)に勤しむ傍ら、県内外あちこちの戦争遺跡に足跡を刻んで参りました。そして、今まで通り、コアな読者の皆さんにその一部始終を当ブログで事細かに紹介させて頂こうとしました。

 

 ところが、今年に入り、3年ぶりに本業(高校地歴科教師)の方で国家全体に関わる、極めて責任の重い書籍の執筆・編集関係の仕事(地理教育)に携わらせて頂くことになりました。そのため、そちらを優先し、あえてブログの更新頻度を下げることで気力・体力の温存をはからせて頂きました。

 

 何しろ仕事の内容が半端ではありませんから、私が途中で倒れてしまうことは絶対に許されません。チーフを務める私の代わりは誰も存在しませんから、万が一私が欠ければ、それは国家の地理教育にとって非常事態を意味したといっても過言ではありませんでしたドクロ

 

 それでも師走を目前に控え、お陰さまでそちらの仕事もとりわけ版元の編集担当者の協力で大きな山場を乗り越え、このところ気力・体力に幾分か余裕が生まれて参りました。そこでデ・レーケ堰堤の束縛から自らをいったん解放させ、まるで本棚の上に積み上げた読みかけの本を久しぶりに手にとって読み直してみるのと同じように、これまでのフィールドワーク(戦争遺跡)の成果を当ブログを通して世に公表しようと決意しました得意げ

 

 いずれにせよ、当ブログはこれからも歯に衣着せず、主張すべきことは堂々と主張し、硬派を貫いて参りますグー

 

 とは言うもの、何から書き始めればいいものか?あまりにもたくさんあり過ぎて、どこから手を付けていいものか、ため息をつくばかりあせる

 

 それでも、あえて優先順位を考えれば、上位に来るのはやはりわが郷土史・近現代史サークル「ねむの会」の同志たちと訪問した戦争遺跡。なお、「ねむの会」の同志たちとは、今年も色んな場所を訪問させて頂きましたニコニコ

 

1 3月20日:千葉(下総西部)研修

(1)松戸市内

 ①陸軍松戸飛行場関係 

   陸上自衛隊松戸基地内に現存する格納庫跡

   飛行場跡(民有地)に遺る掩体壕の基礎部分

 ②陸軍工兵学校跡

   市民公園に現存する門と歩哨舎

(2)流山・柏市内

 ①流山糧秣庫(陸軍糧秣本廠流山出張所)跡

 ②陸軍柏飛行場関係

   柏の葉キャンパス(陸軍柏飛行場跡)

   ロケット戦闘機「秋水」の地下燃料庫跡

 

2 6月4日:甲州韮崎研修

(1)今村大将謹慎室

(2)七里岩地下壕

(3)宮下太吉墓所(甲府市内) ※大逆事件の首謀者

 

 七里岩地下壕 地元の保存会のM山さんに壕内を案内して頂きました。詳細は後日、別途紹介させて頂きます。平成28年6月4日撮影。

 

 

 そして、一昨日の11月26日、群馬県でありながらも隣県栃木との結び付きが強い「両毛」地域に属する太田・舘林方面に出掛けて参りました。その主な訪問先は、次の通りです。

 

3 11月26日:両毛(太田・舘林)研修

(1)熊谷地区郡飛行学校新田分教場跡(新田飛行場)

(2)中島知久平邸

(3)旧中島飛行機地下工場跡

(4)B-29墜落地点

(5)熊谷陸軍飛行学校舘林分教場跡(舘林飛行場)

 

 旧中島飛行機地下工場跡 左のイノシシが当ブログ久々登場の「ねむの会」会長寅市先生、右のクマさんがお馴染みの同副会長織平先生です。お二人の背後の傾斜地に開いた穴が、地下工場の壕口です。平成28年11月26日撮影。

 

 

 記憶が新しいうちに、両毛研修の記事を一気に記事を書き上げたいところですが、無理せず今回はここまでとさせて頂きます。

 

 次回以降、当シリーズでは、両毛研修の詳細を数回に分けて紹介させて頂きます。遠からず、近からず、適度なタイミングで記事を更新させて頂きますので、ご訪問をお待ち申し上げます<(_ _)> 

 

 

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 今回は以上です。ご訪問頂き、ありがとうございました。 

 次回は、両毛研修で最初に訪問した
熊谷地区郡飛行学校新田分教場跡(新田飛行場)を紹介させて頂きます。乞うご期待!