サムエルの誕生 | 聖書早読み

聖書早読み

聖書を読めばすべてが分かる!
聖書は世界のベストセラーで全人類必読の書です。
実は、聖書には世の中の問題の根本原因と解決法が書いてあります。
聖書を読んだことがない方でも分かるような内容にしますので、どなたでもご覧頂けます。

エフライムの山地にエルカナという人がいて、彼にはハンナペニンナという
二人の妻がいました。

ペニンナには子供がいましたが、ハンナにはいませんでした。
神がハンナの胎を閉ざされていたからです。

ペニンナはひどく彼女を悩ませて、神がその胎を閉ざされたことを恨ませようと
します。

年が明けますが、ハンナが神の家に上るごとに、ペニンナは彼女を悩ませた
ので、ハンナは泣いて食べることもしません。

夫エルカナは彼女を慰めますが、シロで彼らが飲み食いした後、ハンナは立ち
上がって、「男の子を賜わりますなら、私はその子を一生のあいだ神にささげ、
かみそりをその頭にあてません
」と神に祈って、激しく泣きます。

祈りを終えると、彼女は食事し、その顔はもはや悲しげではなくなります。
そして、彼らは朝早く起きて、神の前に礼拝し、ラマにある家に帰って行きます。

その後、エルカナは妻ハンナを知り、神が彼女を顧みられたので、 彼女は
みごもって男の子を産み、サムエルと名づけます。

エルカナとその家族とは皆上って行って、年ごとの犠牲と誓いの供え物とを
ささげますが、ハンナは上って行かず、「この子が乳離れしてから神の前に
連れて行って、一生仕えさせる」と告げます。

サムエルが乳離れすると、ハンナは三歳の雄牛一頭・麦粉一エパ・ぶどう酒の
入った皮袋一つを取り、その子を連れてシロにある神の家に行きます。

それから、祭司エリに神が願いを聞き届けられたので、この子を神にささげる
と約束し、サムエルの神の家での生活が始まります。

(サム上 1:1-28)


エルカナの妻ペニンナは子供に恵まれず、夫の他の妻からいじめられて、
神の家で「男の子を与えてくださるなら、その子を一生神にささげる」と誓約
します。

すると、彼女の胎を閉ざされていた神が彼女の願いを聞き入れ、彼女は
実際に男の子を産みます。
そして、その子が乳離れすると、誓約を果たすべく神にささげます。

これがイスラエルの指導者、サムエル誕生の話です。
彼は最初の王、サウルの時代まで活躍します。


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