家を建てるなと宣言されたら

家を建てるなと宣言されたら

自分のものなのに家が建たない。
自分のものなのに自由にできない。
自分のものなのに夢をはばむヤツがいる。

そんなことに出くわすことってありませんか?

Amebaでブログを始めよう!

このクレームをつけてきた方は

アパートに住む30歳チョイ過ぎ

くらいの男の人だったんですが

近隣挨拶のときにまわった時に

はお留守で、ドアノブに、これから

工事が裏で始まりますという挨拶

分と、粗品を引っ掛けておいた

部屋の人でした。


現場に現れて、眠れないからとか

休業せざるを得なくなったとかで

職人さんに悪態をついて行ったん

ですが、その数日後、再び現れて

現場の監督に、にじり寄って


「俺のことを殴ってみろ」とか

「近隣対策ナントカ費ってあるだろ?!」

など結構悪質な行為に発展してきた

ので、建て主さんと一緒に警察署に

相談にいくことにしました。


ここでは、とりあえず市民相談課(?)

みたいな部署に通され、ひととおり

の経過を話しました。


事前に挨拶に行ったり説明してある

のを分かってもらったあと、色々担当の

刑事さんと話してみると、

「〇〇組だ」とか「殺すぞ」とか

「〇〇円出せ」など、ギリギリで直接的な

表現がないことなどから、民事になって

しまうんで、直接な対応はとれないんだ

けど・・と言っていました。


但し、今度また現場にきて、危ないと

感じる時があれば、そのときはスグに

110番しなさいよ、と言われ、こじれそう

なら、間に弁護士なり第三者を通して

話そうと言ってみたらと言っていました。


で 建て主さんは今後もずっと近所に

いる関係もあるし、絶対話の中に出てこな

いようにとの助言もあったので、従う

ことにしました。


  つづく









以前ご紹介したことのあるブログで

近所からの嫌がらせの記事を書きましたが

まったく同じパターンの事例が先日起こった

ので書いてみます。


            参考

            ↓


(アパート住人に工事をストップさせられた!①)


(アパート住人に工事をストップさせられた!②)


       現在建築中の図面

            ↓

上の図のように、狭小地の3階建て

個人住宅を今建築中なのですが

やはり回りも、ひしめき合って住んでいる

環境なので、何かあっても嫌なので

入念に着工前は、近隣あいさつをしました。


北隣は3階建てのアパートになって

おりまして、可能な限り、直接住んでいる

方に会って、ご挨拶をしました。


異変を感じたのは基礎コンクリートを

打ち終わって、養生でブルーシートを

かけておいたのですが、翌朝現場に

行ってみると、タバコの吸殻が何本か

落ちていました。

しかもブルーシートの所々に、燃えて

穴が空いていたので、間違いなく

火がついたタバコを投げ捨てられた

のではないかと思いました。


火事になったらどうすんだ!


で 上棟も終わり、木工事が進んで

いった段階で、現場に一人の男が

現れたんです。


あ~ 隣で工事をされてるんで

 眠れなくなって病院通ってるんだけど

 どうしてくれんの


工事中は多少音がするのでうるさくて

 申し訳ないんですが、どうかご了解

 頂きたいんですけど・・


ちと こっち来てくれる?


ということで自宅に招かれました。


また来たなって思いました。



向こうの言い分は


①夜、銀座で飲み屋の仕事をして

いて昼工事されると寝れない

②工事のせいで神経を病むように

なり、すごく薬を服用するように

なった。(実際にどっさり入った薬を

見せられたが、だいぶ前から服用

していたことが後に判明!)

③体調不良になり夜の仕事も

休まざるを得なくなり、収入が減った


なんか印象としては、今話題のチョイ

ASUKA似でしかも、ろれつが回って

ないところもソックリでした。

薬物系の何かにお世話になっている

んじゃないの?


で要望は何かときいたところ、明言を

しないんですが、詰まるところ明らかに

金銭的な要求でした。



まあ変な話、私もこういうの初めてでも

なかったんで、結構落ち着いていました。


その場は、とりあえず考えさせて下さい

みたいな感じで引きあげることにしました。


・・つづく














家を計画するとき、全額を自己資金

キャッシュでポン みたいな方は比較的

限られていると思います。


やはり一定の部分は、親などからの

資金提供以外は、ご自分たちでの

住宅ローンであったり、大きな企業

にお勤めなら社内融資、あるいは

公務員などだったら共済組合からの

融資などがあるのではないでしょうか?


長期に渡って固定金利が使える

フラット35(s)なんかも、返済計画を

立てるうえで、助かる仕組みですよね。ニコニコ


多少、融資先によって諸条件にバラツキは

ありますが、この方の場合はちょっと

焦ってしまいました。 ガーン


というのは、都会にありがちな狭~い敷地

それも ”超” 狭小地に計画をした例です。


土地面積が 36.8㎡ (坪じゃないですよ!)

とのことで、この方も借地だったんですが

亡くなった親名義のままの借地権を相続

して、長男と長女で一緒に建て直して

住もう ということになったんです。


で建物がmaxどのくらい建つのかという

ことで起こしてみた図面がこちらです。

 

          ↓

 

   


木造3階建てで延床面積 58.96㎡


建ぺい率的にギチギチに取って

3階部分は道路斜線で制限を受けて

目いっぱい計画しました。


借入れに対しての返済シミュレーションを

起こして、ご本人の収入をチェックし

返済負担率なんかを計算しても、ほとんど

問題はなかったんですが、ここで問題に

なったのは、建物の最低面積制限だった

んです。

フラット35(s)の場合、融資の対象になる

建物は70㎡以上からということで、ハナから

ダメで、その上借地ということもあって

担保価値が出ないので、軒並み相談

に行った金融機関から総お断りされて

しまいましたダウン


建て主さんだって諦めきれないですよね。

でも何とか通したい!の一点でやっと

見つけました。苦肉の策というか・・。


結局「セカンドハウスローン」を利用して

いこう ということになり、無事審査が

通りました。あせる


面積制限がなくて、自分的にかなり盲点

でした。ただし、通常よりは金利が高め

でしたが、ローンが組めないよりマシだ

と思います。






私が相談を受けた方で、工事を

した会社と、もめてしまって大変

苦労されているケースがあったん

ですが、相談に来られた時は既に

裁判に発展してしまっていました。



もともと住んでいらしたのが、鉄骨で

3階建てで、1階が自営の部品工場

2,3階が住まいという家とのこと。


ことの発端は隣のお宅が家事に

なってしまい、いわゆる「もらい火」

で壁とかサッシが焼けてしまい、更に

消火活動で家の中が水浸しになって

しまい、すぐに直してほしいという

ことで、ある大手建築会社に依頼を

したことが始まりだったそうです。メラメラ


時間に余裕がなかったせいもあるの

でしょうが、とにかく早く仕上げて

住みたいとの思いだったそうです。


<もらい火現場状況>

    ↓


で早急に出来上がった内装がひどすぎ

だったそうで

①床の色とドア(3枚)と手すりと巾木

  これらがなんと全部違う色

②床(フローリング)を歩くたびにフワフワと

  微妙に動く(波をうつ)

③フローリングの色が途中で違う色のもの

 が貼られている

               などなど


契約書は交わしていたそうですが

見積書の内訳をみると、細かく書かれて

いなくて

   「床フローリング 一式 25万円」

   「片開きドア 3ヶ所   15万円」

などとあったし、仕様書もほとんど内容に

乏しい書き方・・・。

図面も簡単でラフな平面図しかありません

でした。


つまり、どうとでも解釈できるというか

後からこういうつもりでしたよって言えちゃう

というか、解釈に巾がある表現なんですよね。


で 支払ってしまった金額というのも

たぶん普通に考えて5割増しくらいなんじゃ

ないかっていう額です。(約3000万円)

さらに追い打ちをかけるように

引渡し前に追加工事として500万円の

請求が来たらしいです!


はっきり言って、相談にこられた方、

かわいそすぎます!!

明らかにおかしいですもん!


おそらく というかほぼ間違いなく

他の現場で余った建材(ドアとか床とか)

をここで使い回しているとしかいいようが

ないですし(色も違うし、メーカーも違う)

材料原価がかかっていないことになります。



色々、間に立って話を聞いていったんですが

大もとにある問題、根っこにある部分て

なんだろうって考えていったんですけど


工事の相談にいった先の窓口と

実際に工事をした会社は違うんですよね。


実は、相談先の窓口というのは、建築業を

業としてやっておらず、あくまでも業者紹介

という斡旋であり、火事をもらってしまった

人はここが責任もって工事をするんだ と

思ってしまっていた訳です。


で悪いことに、この斡旋窓口が紹介を

受けた会社(元請け)が、業務のほとんどを

下請けに丸投げし、さらに孫請けの会社が

実務的に工事を行っていたっていう事実です。


孫請けクラスになると、ハッキリ言って

責任意識がほんとに薄くなってきているし

施主への応対も雑になってくるし(現に人が

住んでいる現場なのに、平気で土足で

上がってきたらしい)、「俺らは細かいコト

よく分かんないから」みたいな雰囲気に

なってくる訳です。


元請は?っていうと、おそらくみなさんも

一度は耳にしたことがあるような大手企業

です。


名前が大きいからといって、実際は末端の

人たちが関わることになるので、安易に

考えずにいた方がいいと思います。

































家の改修・改築工事や新築工事。


契約をするときに無くてはならないもの

があります。外せない要素と言い換えて

もいいと思いますが


1 見積書

2 図面

3 仕様書


などがあります。


果物を買ったり、パソコンを買ったり

あるいは車を買うのと違って、住宅を

建てたりリフォームするのは今の状態から

違う状態に変えてナンボという訳ですから

目に見えないことに対して結ぶ契約です。


建売り住宅などは別ですが、物品販売と

は大きく違うのが建築業です。

だから「売買契約」ではなく「工事請負契約」

という名称になるのです。


今の状態から、お金をもらってこういう状態に

しますよ、責任をもって  ということです。


だから①設計図を描いて(図面)、②こういう材料

こういった機器類、こういう大きさの配管(仕様書)

とかを全て表記し、③その結果この金額になり

ますよ(見積書)となりますので、この3要素が

一致して初めて契約の目的物になります。


で はじめて納得して工事に入って行きますよね 

普通。


問題はこれら決め事の精度と言いますか、細かさ

といった部分が、キチンとされているか、ザックリ

とか大雑把なのかっていう部分です。



A 「床フローリング工事 1式 65,000円」

 なんてあったとします。

 じゃ 何のメーカーで、どのタイプを使おうとして

 いるのかと思い仕様書を見ると

 「パナソニック」 しか書いていなかったりすると

 フローリングだって色んな種類が出ているんで

 勝手にイメージしていたら、工事が進んできて

 貼られているのが、一番最低ランクだったり 

                      (-_\)


            ↑

 この場合例えば、見積もりに「床フローリング工事 

 床フロア材〇〇坪 45,000円  施工費20,000円」

 で仕様書に「パナソニック製 〇〇シリーズ 設計

 単価 坪/〇〇円」くらい書いてあると親切だし

 認識にズレが出にくいです。



B 図面が出ていて、ダイニングスペースの広さ

 が何㎡ですよってあって、分かっているつもりだった

 けど、いざ出来てみると、こんなに狭かったの?!

 もっとわかるように説明が欲しかったのに!

 っていうパターンもあります。  ヽ(`Д´)ノ

            ↑

 この場合、設計者は具体的に広さを示して

 テーブル置いたらキツキツですよ とかイメージ

 を与えることが大事なんですよね。確かに寸法上

 間違った説明はしていないかもしれないんですが

 素人がイメージできるまでやってくれるかどうかで

 評価が変わりますよね。


伝言ゲームではないですけど、ちゃんと説明をされ

ないと、きゅうりと思っていたものが、実はズッキーニ

でした みたいな違いが生まれかねないです。目

 







工事をストップさせられた翌日

その方のお宅にお伺いしたいと

ご連絡をいれたところ、自宅では

なく、近所にあるファミレスの

デ〇ーズで、ということになりました。


早めに行ってお待ちしていると

30歳くらいの方がやってきました。


「困るんだよねー こんなことじゃ」


なかなかの威圧感。


「お気持ちは分かるんですが、昼間

に工事しない訳にはいかないんです

が・・・。どうしてもなら、朝は10時から

夕方は5時以降は絶対に工事しませ

んので」


「ふざけるな!何とかしろ」

        

        ・

        ・

と こんなやり取りを2時間くらいやり

ましたでしょうか。



こちらも、かなり疲労感が溜まってきて

とりあえず、どうしても譲れないのならば

ということで、工事期間の間だけ、お近く

にあるビジネスホテルをお取りしますので

そちらに昼間いてくださいませ。静かで

すし。。


ということで合意してもらうことができ

さっそく申し込みに行き、最初の1週間

分の払い込みを済ませてきたのです。


はぁ 普通はこんなコトやらないけど。

建築できないよりは、少しくらい費用が

かかっても、しょうがないか・・・。



で ホテルに今日から行ってもらうはずの

日にまた電話がかってきました。

またまた例のデ〇ーズに来いと。。


なんのコトかと思い、行ってみたら

何かグズグズず~っと言ってる訳です。

2時間くらい。

何が言いたいのかというと、他にも

何軒か周囲で工事をやった現場があって

〇〇建設さんはいくら出した とか

✖✖工務店はいくらもらったとか


つまり金銭の要求、俗にいう迷惑料って

やつですよね。  これを請求してきた

わけで、最初からホテルに泊まること

なんて考えていなかったんですよ。むかっ


ほんとに頭にきたし、ゲスな奴だなって

心底思いました。

たかり屋ですよね。  ( ̄∩ ̄#


建て主さんからも直接抗議してもらいまし

たが、全然ダメでした。

請け負っている工事業者が出すのも変だし




結局、かなりの相談の結果、建て主さんから

少し考えてあげたみたいです。。。  (怒)






建て替えや、大規模な改修工事をするときって

現場では結構おおきな音がしますよね。

ハンマーでコンクリを壊したり、木材をボルトで

締め付けたり、エアガンなどで バスッバスッ って。


当然 無音で完成された家やマンションなんて

一つも存在しないわけで、”お互い様”の精神で

ご迷惑でしょうが、完成まではどうかひとつご容赦頂きたい。。。



こんな気持ちで工事をはじめる前には、むこう三軒両隣り、割合

広範囲にご近所あいさつを終わらせてからスタートをした・・



・・・・・はずだったんですがっ!



それは既存の家の解体工事をはじめたばかりの

朝でした。


「おーい、工事止めろ!」

「今日は全員帰れ!!」(`Δ´)


壊しの初日ということもあって、7人くらい入っていたのですが

全員何もさせてもらえず、とりあえず帰らされました。

(何もしてないからと言って、お金を払わない訳では

 ありません。しっかり半人工×7人分支払わされました 涙)


慌ててすっ飛んでいって、会うことになり状況を聞くと

「俺は昼夜逆転の生活をしていて、明るい時は家で

寝ているんだ!こんな音とか振動とか出されたら寝れない

し、夜の仕事に支障をきたす。だからそれが解決するまでは

1日たりとも工事をすんな!」


気持ちは分かるけど無茶なこと言ってんな~ ですよね。ガーン


現場の周辺は家屋の密集地で、挨拶しに行った軒数もハンパ

なかったんですが、25軒くらいだと必ずこういう方が一人や二人

は居るもんなんですよね。


こんな場合、一番のやってはいけないのは、ずるずる時間を

かけてしまうことです。とにかく職人さんだって変に予定が

空いちゃって、他の仕事に移れないし、近隣の人も、建て主

さんもイライラが募ってきて、だいたい雰囲気が悪くなってきます。


ということで、翌日もその方と会うことにしたのでした。    つづく。




イケメン  このケースは排水管に限らず、他にも

    給水管、ガス管、電線、NTT回線とか

    色々あります。


基本的に自分の敷地のなかに、他人さまの

排水管などの設備や、工作物があっては

いけません(当たり前ですが)。


よくあるのが


①借地人の間で、共有の排水管に汚水などを

  流すように計画して、その当時建てられた。

  (悪意の有無は別としてむっ


②ひと昔前、悪質な建売り業者が1軒の建築

  確認申請を届け出たあと、現場では2軒に

  切り分けて(別々に2軒建てて)、売り抜けて

  しまい、購入者は排水管や給水管などが

  途中まで共有だった事実を全然、知らないで 

 生活している。

  (こちらは結構悪意で叫び


で 建替えをしようとした時、気づいたお隣さんから

「どうせ建替えするんなら、ちゃんと自分の目の前の

 道路から水道引き直してよね!」と言われることに

 なります。


これが案外、出費になってしまいます。

給水の引き込み(公道掘削をして水道本管からの

新規引き込み工事のこと)って、結構金額が高いです。


<実際の事例>


 ①今まで使っていた給排水の引き込んでいたのを掘削

   して止めて

 ②お隣の敷地の中を這ってる既存管を撤去処分して


③新規に別の道路から公道掘削して、新たに引き直す


  こんなことをやったら、トータル230万円も余分に費用が・・・



結構困るのは、工務店や工事請負業者が、こういう情報を

最初から親切に言ってくれない、つまり情報提供がなかったり

契約してしまった後から、「実はよく調べたんですが、こんな

ことが・・」なんて後付けで言われてしまうのが、一番のトラブル

のもとなんですよね。。。

だって大半の人はシロウトですから、そこまで事前に自分で

調べられる人は少ないです。


なけなしの2000万円で契約して、もう鼻血も出ないっていう

後に、もう200万円ですとか言われてもねェ。。むかっ


皆さん 気をつけましょう。



〇地代


人さまの土地を借りるのにお支払い

する毎月の賃料のことですよね。

言うまでもなく・・・。

これって借りている面積によって当然

変わってくるわけです。


例えば毎月30,000円の地代で30坪を

借りているとします。そうしますと、坪当たり

1,000円  ということですね。

私が扱った方たちの例で言うと、坪あたり

500円という方もいれば、980円という

方までいらっしゃいました。基本的にそのへんは

自由ですが、たいがい地主さん側は金額を上げ

たくて ”うずうず” している訳です。


そりゃそうなんです。地主にとってみれば


①自分が勝手に使えないし・・・

     (土地は自分のものでありながら利用

      価値なし)

②もらっている地代なんて「わずか」だし


③固定資産税は払わないといけないし



 つまりもらう地代と、払う税金を天秤に

 かけると、全然残らない。(ほとんどゼロ

 という人は結構います。)


資産運用という意味では全くなし。慈善事業みたい

といってもいいと思います。時間貸し駐車場の

方が全然いいです。

 それに笑えるのは、借りてる借地人の方が

アパート経営してて、しっかり小銭を稼いでいる

なんてケース、ざらにあります。

            かわいそ  地主さん・・・

しかも


④使いたいから借地の人にどいて、どっかに

  行ってなんて言おうもんなら、大変です。

  だって生活かかってんだから。借地人は・・

  (いわゆる正当自由がないとダメなんです)

⑤さんざんなあげく、国に納める相続税が払えない

  となると、その土地を売るしかなくなる。


まあ地主さん側にも「言い分」があるわけです。


〇承諾料


・・・だから地主さんは何かのイベントにつけ

(理由をつけて)借地人からお金を徴収しよう と

するわけです。

それがいわゆる「承諾料」です。

例えば


A 借地権の更新がやってまいりました。あなた

  との20年の契約は半年後で終了です。その後

  も継続して住みたいんなら、金200万円必要

  ですよ。

B 建替えするそうですね。でも勝手にやってもらっちゃ

  困ります。ちゃんと建替え承諾料250万円ください。

C 消費税もあがってることだし、うちも結構、経済情勢

  と比べて、今まで安くやってきたんですが、ここらで

  地代を値上げしたいんですが。

D 家の外壁の塗装工事をするのはいいんですが

  耐震補強工事までされちゃぁ ちょっと話は別ですね。

  承諾料150万でどうでしょう?


みたいに あれこれ注文つけてくるわけですよ。


確かに借地契約書の中には、建替え(改築)禁止条項

という項目がしっかり書かれていて、双方署名捺印して

いるケースもあるんですが。


家を建てる時って、大半の人はローンを組みますよね?

で 銀行に申し込みに行って、審査にかけるには、

「地主の承諾書」って書類が必ずついてきます。

つまり地主がOK出さないと、銀行からお金を借りることは

できないんです。


当然、借地権そのものを売りたいって時も、地主さんの

許可がないと勝手に売ることはできません。
























     



今までお互いに気を遣い、良好な地主と借地人の関係。

多少いやなことの2つや3つあっても、今までニコニコ

して何とか保ってきた関係。。。


いつしか月日がたち、やさしい地主さんがとうとう病に。

そしてお亡くなりになってしまいました。


その立場を相続した息子さん。

なんとなく小さい頃から、父親たちと、借りている借地人との

関係を見てきたから分かっている。だって親子だから。


しかし直接血の継ってない奥さんが出てきて強硬に主張。

今の時勢にあわないし、地代だって少ないし、大きく土地を

使えば、もっと収益のあがる計画だって可能だし。。。

(これは例えばの話です。しかしこのパターンは多い)


今までなら少しは温情があった態度も、急にビジネスライクに

変貌。

そして、その一方的な主張に我慢ができなくなる借地人。


一気に借地関係が冷えていくわけです。



代が代われば人が変わる。

人間関係の温度差も変わっていってしまうわけです。