先日、保育園にお迎えに行ったら、今度は年長さんたちがまりつきの練習をしていました。
そうしたらまたしても、1年前のグーグのことを思い出しました。
あれは一年前の、やはり年明けの頃でした。
グーグが、それはそれは嬉しそうにまりを持って帰ってきたんです。
さくらさくらんぼ保育の園では、年長の後半になると一人一つずつまりが配られます。
そしてそれぞれ自分で、まりつきや「あんたがたどこさ」などの練習を始めます。
年長のリズムで「まーりつーきトントンひーのふーのみー♪」というリズムが始まるので、それに向けてみんなやる気満々で練習に取り組みます。
わが家のグーグも例に漏れず、うちの狭いリビングで(!)やる気満々に練習を始めました。
…ところが…
………
「ダメだ、こりゃ」
才能が、全く感じられませんでした。(2回目。こちら の記事参照)
この子が1か月後の交流合宿までにまりつきができるようになるとは、とても思えませんでした。
交流合宿どころか、3月に行われる卒園式に間に合うかどうかも怪しいと感じました。
何度か私も教えようとしたのですが、あまりのできなさに私もイライラしてしまうし、グーグも自信をなくして泣きだしてしまうので、敢えて私からまりつきに関して触れるのは止めにしました。
お迎えに行くと、友達と練習しているらしい姿はなんとなく見かけました。
でもやっぱりグーグはみんなよりも下手くそで、「グーグはみんなみたいに上手にできない!」と言って保育中に泣き出してしまったこともあったそうです(担任談)
そうしたらクラスメイトたちが
「俺も下手だよ」
「私は竹上りが苦手だったよ」
など、口々に励ましてくれたそうです(涙)
仲間って良いものですね…。
そして迎えた2月の交流合宿発表日。
グーグはというと……
立派にできていました!!!
(※2回目)
あの不器用なグーグが。
あの内弁慶なグーグが。
あれからたったの1か月で、まりつきを完璧に仕上げていました。
横を見たら、夫も泣いていました(※しつこいようですが、2回目)
卒園期の年長さんは、どんどん新しい課題に取り組みます。
そのたびに不器用なグーグは壁にぶち当たりました。
でもやっぱりそのたびに、仲間に支えられ、自分で努力を重ね、自分の不器用さをもどかしく思いながらも、最後には成功体験に変えてきました。
私はそんなグーグの姿を見て、
「この子は放っておいても頑張れる子だ。だから私は、信じて待てる親にならないと」
と思い知らされました。
きっと小学校に入ったら文字の読み書きとか、計算とか、また新たな壁にぶつかることでしょう。
でも、親が焦って叱りつけたりしなくて大丈夫。
この子は自分で頑張れる子だ!
できるようになるまで、時間はかかるけど努力できる子だ!
1月~3月の3か月間で、私はそのことをグーグから何度も何度も教わりました。
さくらさくらんぼ保育の園から小学校に上がるに当たって、私たち親子にとってはとても大切な3か月間だったように思います。
今、何の問題もなく小学生をしているグーグの姿を見ながら、あの頃のまりつき練習の様子を重ねると、しみじみと温かい気持ちになるのでした。
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