みなさんこんにちはアユサンです!

 

梅雨らしいジメッとした毎日が続いてますが如何お過ごしでしょうか!?

 

ここんとこウォーキング&フィッシングも1万歩に届かない日も増えましたw

 

まーでも無理しない程度に頑張っていこうと思います!

 

さて、動画でも頻繁に使ってるのでご存じの方もいらっしゃると思いますが

 

今年からランディングネットを変更しました。

 

 

 

 

 

brodin / Guide Lake Trout Frout tube.

 

アメリカのトラウトガイドが使用してる大口径の深型ラバーネットです。

 

アメリカっていう国のフィッシングカルチャーはいつも最先端を走ってますが

 

ランディングネット一つとっても魚の事を良く考えてるなと感じます。

 

「なんでまたトラウトで使うようなネットをバスに持ち込む?」

 

と思った方もいらっしゃると思いますが...

 

そう、僕トラウトフィッシングもやります。その影響は強いです。

 

でもトラウトもバスも同じ魚類であることに変わり無いので

 

良いと思った事は魚種関係なく取り入れると決めています。

 

 

 

 

 

 

トラウトは非常に酸欠に弱い魚です。

 

大型になればなるほど大きな体に見合う酸素量が必要になるので

 

長時間のファイトではほぼ酸欠になります。

 

なので大型のトラウトほど釣った直後はケアしてあげる必要があるんですね。

 

釣った直後にしっかりケアしてあげれば殆どの場合

 

直ぐに元気になってくれますが

 

ケアを怠るとあっという間に絶命してしまう場合もあります。

 

無知だった頃は僕も大型トラウトを死なせてしまったこともありました。

 

その後、知識が豊富な友人に色々と教えてもらううちに

 

「これってバスにも同じ事が言えるのでは?」

 

と感じた事がこのネットの導入に至った最初のきっかけです。

 

 

 

 

 

 

このネットの特徴は

 

1.水に浮く。

 

2.ラバーネットが非常に柔らかい。

 

3.ラバーネットに深さがある。

 

この3点。

 

ちなみに写真のバスは50cmを超えてますが

 

そのバスでもゆったり落ち着ける空間が確保されています。

 

釣った直後の魚のケアはまず姿勢を安定させて休ませることから始めますが

 

深さのあるラバーネットが生簀状態になるので

 

浮かべたままネット内で休ませます。

 

魚は自ら鰓蓋を動かすことで呼吸しますが

 

横向きになったり逆さになったり姿勢が不安定なだけで

 

鰓蓋が動いていても酸素を取り入れる事ができないという

 

体の構造になっているそうです。

 

 

 

 

 

 

 

なので...

 

よくあるバスの顎を持って水中で前後に動かす動作も

 

体表を乾かさないという意味では良いと思いますが

 

顎をもたれているので鰓蓋を殆ど動かせず

 

呼吸も殆どできてないという状態なのだそう。

 

ネット内での蘇生は魚を人の手で触らないので

 

ストレスは大幅に軽減されますから回復は早いです。

 

 

 

 

 

 

また、不思議な事に...

 

このネットに入ってる魚は不思議と暴れないんですね。

 

恐らくは柔らかいラバー素材のおかげで

 

魚が違和感を感じ辛いのだと思います。

 

硬い素材のネットほど体表感じる違和感で暴れがちで

 

結果、リリースする頃には目に見えない傷を沢山付けてしまいます。

 

なのでなるべく暴れさせないというのもケアをする上で大事な要素です。

 

あの霞の暴君・チャネルキャットでさえ

 

このネットに入ってるとノタッと大人しくしてるくらいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

●著しく弱った魚をケアする方法

 

特にアフタースポーンから夏場に良く起こりがちですが

 

ファイト直後に体力を使い果たし、酸欠も相まって

 

自力でバランスを保てずお腹を上に見せてしまう状態。

 

これはしっかりケアしてあげないと確実に死に至る状態です。

 

写真のバスは10分ないほどの時間ケアして

 

最後は元気になって帰って行ってくれました。

 

このネットを使用したケア方法ですが

 

 

 

 

深さのあるネットを利用して魚体をくるみます。

 

この状態でまずは姿勢を安定させ魚がしっかりと酸素を取り入れられる状態にします。

 

そして手で口元に水流を送ったりしながら回復を待つという方法。

 

この魚はこの方法で数分後に自力で姿勢を戻してくれました。

 

これは栃木県那須塩原市の蛇尾川フィッシングパークのインストラクターさんから

 

教えていただいたケア方法です。

 

柔らかいラバー素材なので殆ど魚体にダメージを与える事なく

 

見た目以上に魚も落ち着いた状態でいられます。

 

 

 

 

 

 

 

まとめると魚のケアをする際は...

 

・姿勢を安定させ、自発呼吸を促すこと。

 

・なるべく手で魚を触らないこと。

 

これが最も重要な事だと感じています。

 

「釣りは殺生」と言いますが

 

自分で釣った魚を責任持って送り帰してあげたいと思えるのも

 

釣り人だと僕は思います。

 

 

 

 

こちらの動画ではジェンキンス・ショータ氏が詳しく解説してますので

 

是非参考にしてみてください!