文科省の問い合わせや愛国教育は悪なのか? | 小野秋は言いたい放題である

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いろんなことを言いたがる奴の放言集

前川喜平前事務次官。

天下りあっせんと”風俗店”通いで

文科省をクビになった御大です。

 

先ごろ、市民公開講演なるものを

とある公立学校でしたそうなんですが、

その学校に文科省がした問い合わせ

(講演内容と依頼した経緯について)が、

教育に対する圧力だと言われています。

この問い合わせは本当に問題なのか?

事務次官という要職にありながら、

法令違反である天下りあっせんを主導し

「ガールズバー」で女性たちに”お小遣い”を

あげていた前川氏。

 

こういう問題が発覚して間もない人物を

わざわざ講演に呼ぶこと自体が疑問ですし、

公立学校においてどのような教育が

行われているかを行政が把握するのは

至極当然のことです。

 

”公共放送”であるNHKまでもが

戦前の”愛国教育”や

教育基本法にある「不当な支配」を

引用して報道しましたが、

同法にはこうも書かれています。

 

教育基本法第2条(適宜中略)

教育は、学問の自由を尊重しつつ、

道徳心を培うこと。

自主及び自立の精神を養うとともに、

勤労を重んずる態度を養うこと。

正義と責任、男女の平等を重んずること。

 

風俗店まがいの店でお小遣いをバラ撒き、

官僚の天下りを主導してきた前川氏が

上記の精神に反していることは

火を見るより明らかですよね。

 

このような人物に公教育の場での

講演を依頼した経緯を尋ねる質問が

”不当な支配”なのでしょうか。

 

”萎縮効果”を持ち出す人がいますが、

何の後ろめたさもないのであれば

素直に答えればよいだけのことであって、

何の不利益を被るものでもありません。

そもそも愛国教育は悪なのか?

”国”のために個人が犠牲になってもいい。

という考え方は間違いです。

それは真の愛国教育ではなく、

軍国主義に走った日本がかつて、

”愛国心”を口実に自己犠牲を強いた

名残のような考え方です。

 

国というのは、そこに住むほぼ全員が

生活の基盤を持ち、何らかの恩恵を受けて

生きていくものです。

そういうものに対して愛着を持つような

教育を行うことがなぜダメなのか。

 

自分の地域を大切にしよう、

家族や友達を大切にしよう。

そういう話と何ら変わりません。

でもなぜか、対象が国の場合だけは違う。

 

戦前の”悪しき愛国教育”の反省は必要です。

しかし、あらゆる愛国教育が悪だという

価値観や報道こそ、悪だと思います。

過去の反省を未来の足枷にしてしまっては

何の意味もありません。

 

報道機関などの誤った発想にとらわれず、

賢く生きていきたいですね。