福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

ショベルカーの東床礼

2021年12月03日 |  〇映画・映画音楽
강릉  「カンヌン(江陵)」 〇〇〇〇-
(1547)



2021年に公開された韓流バイオレンス映画。

2018年の平昌オリンピックを控えた江陵(カンヌン)を舞台に、
完成間近の豪華カジノホテルの利権をめぐり地元の暴力組織と
ソウルの大組織が激しい抗争を繰り広げる。


△主演はユ・オソン

主人公は、地元組織の人情派最高幹部。演じた男優は、
名作「友へ チング」(2001年)でも主人公ヤクザを
演じたユ・オソン。


△江陵は日本海(東海)沿岸のリゾート都市

ブログ主好みの、なかなか見ごたえのある映画だった。

最後に破滅するソウルの悪役ヤクザを演じた2枚目男優
チャン・ヒョクも、なかなかいい味を出していた。

悪役ヤクザは、その昔、密航途中の漁船が黄海で漂流し、
同船していた親友の死肉まで食らいながら生き延びた過去を
持つ中国朝鮮族の男、という設定だった。


△ショベルカーとバットを使ったスケールの大きな東床礼

ところで、この映画で最も強くブログ主の印象に残ったのは、
主人公の弟分の結婚祝いをめぐるワンシーン。

新郎がビーチでショベルカーに吊るされ、いびられていた。
これには笑ってしまった。

まさか、血で血を洗うようなバイオレンス映画に、牧歌的な
伝統的婚礼文化(東床礼/동상례)が登場するとは。

さすがは韓国映画である。


(終わり)

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