ある日のお昼は、花丸なごはんでした。

 

 

鶏肉としめじとねぎの温麺。

 

何よりお汁が美味しくて飲み干しました。きゅっと冷え込んだ日、食べ終わった頃には上着を一枚脱いでいた。これからの季節は、お汁がしみる温かい麺は最高です。

 

 

 

この日のお汁は、お醤油とお塩で味付けたとても簡単なもの。それが飲み干すほどとっても美味しかったのは、土台のスープに旨味がたっぷり詰まっていたからでした。

 

 

 

買ってきた食材は全て使うのはもちろん、出来る限り「上手」に使いたい。

 

それは日本らしい、もったいない気持ちから。

 

最近は、こういうことが未来につながっていくと感じているので、少しずつ、自分でできることをと心がけています。

 

私のことなので波があり、使いきれないことも上手にできないこともあります。これは・・・と迷うこともとあるし、今日は無理です!となることもある。

 

それでも挫けず試行錯誤しながら、細く長く、次第に太くを心がけているのは、続けることが何より大切だと信じているから。

 

 

 

この日の温麺の「花丸」は、味と、食材を上手に使えた二重の意味がありました。食材を上手に使えた花丸は、お汁のベースに鶏肉を茹で汁を使ったこと。

 

 

捨ててしまうことが当たり前のお肉を茹でたときにでるゆで汁には、旨味がたっぷり入っています。

 

そのまま味見をしてもわからないけれど、味をつけるとその実力を発揮して、スープが驚くほど美味しくなるんです! 天然の、しかも簡単な鶏がらスープということですね。

 

今回使ったのは、度々登場するサラダチキンのような、余熱で火を通すしっとり茹で鶏を作った時に出たもので、脂の少ない鶏胸肉を使っています。

 

余熱利用なので茹で時間はかなり短いです。それでも飲み干すほどの美味しさになるのだから、これが脂肪があるお肉や少し長く煮ていたスープなら、もっともっと旨味たっぷりです。

 

 

お肉の茹で汁は、美味しさの源。

だから捨ててしまうのはもったいない。

 

そうは思ってもいろいろある。

わかっていても、捨ててしまうこともある。

 

だからこうして上手に使いきれたこの温麺は、花丸でした。しかも「また食べたい」と思う美味しさなんだからたまらない。

 

 

もったいないはもちろん何より美味しいので、余裕のある時だけでも利用してみて欲しい。ため息つく美味しさに、また使いたくなりますよ!

 

 

美味しく、目の前にあるものを無駄なく上手にいただけたら、ニッコリ花丸。

 

ごちそうさまでした。

 

 

 

 

鶏の茹で汁を使った温麺の作り方 

 

【 材料  2~3人分 】

鶏肉を茹でた時のスープ 

お好みの野菜(今回はねぎ1本  しめじ小1パック)

茹で鶏

上に乗せる野菜(今回は常備してあった千切りにんじんと紫玉ねぎのピクルス、三つ葉)

麺(素麺、うどん、中華麺なんでも。今回は温麺)

醤油・塩

 

 

【 作り方 】

 

1.  麺を茹でるお湯を沸かす。頃合いを見て麺を茹でる。

 

2. 別の鍋に鶏肉を茹でた時にでたスープをお鍋に入れて、火をかける。

 

3. 野菜を刻む。ねぎは斜め切り、しめじは石突きを取りほぐす。茹で鶏を一口大に切る。

 

4. 鶏の茹で汁が沸騰したら、気になる方はここであく?(鶏肉を茹でた時に出るポロポロしたもの)を取る。刻んだ野菜を入れて煮る。 三つ葉を刻み、よけておく。

 

5. 野菜がくたりとしたら、味見をしながらしおとお醤油で味つける。(お醤油より、塩味強め)

 

6. 茹で鶏を入れて、蓋をして火を止める(鶏肉はくつくつせず、余熱で火を通すとしっとりが消えない)

 

7. 茹でた麺を器に盛り、スープを入れて、にんじん、紫玉ねぎ、三つ葉を添えて出来上がり

 

 

 

 

 

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余熱で火を通す鶏肉

 

 

 

 

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