初投入。
収穫したオリーブを
機械に初投入。
葉っぱの仕分けと洗浄から始まる。
ワクワクで、ドキドキ。
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「結構、量がある方だと思うよ。」
若者が言った。
作業している若者は、隣町に住んでいて、
おじいちゃんの代から大きなオリーブ農園を営んでいるらしい。
「この辺は、今年は少なくてね。今年は…というより、ここ数年かな。」
同じトスカーナであっても、
天候に大きく左右されるから
山ひとつ越えれば、
オリーブの出来も変わってくる。
暖かいと思ったら、急激に冷えたりするのが
作物に与える影響は大きい。
人の手を加えて、
なんとかなる事もあれば
どうにもならない事もある。
自然の力は、壮大。
良い意味でも、悪い意味でも。
全部で9ケースの収穫は、
我がオリーブ畑の半分ほどの量で、
実は、その日も
収穫隊による収穫は続いていた。
「結構、量があるからね、この機械に投入してから搾り取るまで2〜3時間はかかるかも。」
ここで初めて、
何も食べていなかった事に気づく。
写真だけ撮らせてもらって、
搾油所の上の方にある旧市街に行く事にした。
コーヒーでも、飲もう。