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《この世にはシステム的に「悪」も留まれる》6
《より良く繁栄したい本能があれば》
基本的にこの世における「行為の選択」とは
特に現在の日本においては「自由」である。
だから、その人が「悪行」をなそうが「善行」を
なそうが、その人の「自由」となる。ならば、
《いくらでも「悪業」を重ねても良いのか？》と
言うと「この世」はその様には出来てはおらず、
《悪い事をすれば、その「迷惑」や「損失」を
掛けた分だけ「今世」か「次世」で相手に対して、
相応の「償い」をしなければいけない。》
様には出来ている。もし仮に相手を殺める事を
したのならば、その人の「次世」はその「償い」
の為にだけ費やされたとしても文句は言えない
訳なのです。でも、全ての貸しと借りが「等価」
なのか？と言われると、決してそうではない。
世の中には「善意」での行いが結果として悪い
結果をもたらす場合もあり、その場合「バビロ
ニア」の「ハンムラビ法典」の様に「目には目
を、歯には歯を」と言うように安直に等価では
なく、現実的には「故意か殺意は有ったか？」
また過失かによる「酌量」は有って然りだと思
える訳で、それが現代社会です。
「交通事故」における「６対４」の「過失割合」
のようなシステムが、ちゃんとそこには在るべき
なので、その様な意味においても現代の「裁判」
は「善悪論」においても非常に思慮深く出来てい
るものなのですよね。そして、最後に、
《そんな自由な我々の「世の中」においても歴史的
にも何故「悪事」「悪業」が長続きしないのか？
の問いに対しては、生き物が共通して持つ「より良
く」なり「より良く繁栄したい」という「本能」が
在る為だと言えます。》
その本能が「悪」より「善」の方が勝る効果を
「善7対悪３」位の割合で反映させているのだと言え
るのではないでしょうか？だから、最後に「Ｏさん」
に対して言ってあげたいと思うのです。
《どんな「悪」でも、この世の中では「長続き」
することは出来ませんよ。》
ということを。
「氣塾」代表 木村丈彦
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