オーストラリア雇用統計発表後の豪ドルの動き(2022年6月16日)

 

 

2022年6月16日

 本日10:30にオーストラリアの5月雇用統計の発表があり、新規雇用者数は予想の2.50万人増を上回る6.06万人増、失業率は予想の3.8%から悪化した3.9%でまちまちな結果となり、豪ドルは雇用統計の結果に反応は鈍いものでした。

結果
10:30 5月新規雇用者数 予想:+2.50万人 結果:+6.06万人 (前回:+0.40万人 修正値:+0.44万人))
10:30 5月失業率 予想:3.8% 結果:3.9% (前回:3.9%)

 

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間序盤はジリジリと上げて17:00の0.6906から20:20には0.6952まで上昇し、その後は0.6950近辺での小動きが続き、03:00のFOMC声明の時は0.6954でした。
発表直後に0.6915-72で振った後、パウエルFRB議長会見で「0.75%の利上げが一般的になるとは予想しない」「7月会合では0.50%か0.75%の利上げが選択肢となる公算」との発言を受けてドル売りの流れとなったため上げ出して04:20には0.7024まで上昇し、0.7002でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると0.7000-35で上下して10:30の豪・雇用統計の時は0.7021でした。
発表直後の反応は鈍く0.7013-27で小幅に振った後は0.7000-30での上下がしばらく続き、14:00から更に下げ出して14:45に0.6990まで下落し、0.6994で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間序盤は上昇基調となり17:00の93.04から23:40には93.62まで上昇し、03:00は93.44でした。
発表直後は93.25-59で振った後、パウエルFRB議長会見後からドル売りの流れとなり、ドル円の下落と豪ドル・ドルの上昇との板挟みになりながらも04:20に93.93まで上昇し、93.72でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると円売りで上昇基調が続いて10:10に94.50まで上昇し、10:30は94.35でした。
発表直後は94.25-43で小幅に振り、11:45に94.53まで上昇しましたが、その後は逆に下げ出して14:55には93.89まで下落し、93.92 で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間序盤は1.1080-1.1120で上下し、03:00は1.1125でした。
発表直後に1.1120-34で小幅に振った後は1.1120-40での小動きが続いて1.1138でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると7:45のニュージーランドのGDPが予想を下回りニュージーランドドルが売られたため7:50には1.1167まで上昇し、そこからは1.1140-60での小動きが続き、10:30は1.1149でした。
発表直後に1.1148-57で小幅に振った後は1.1135-60での小動きがひたすら続いて、1.1136で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間とNYタイム前半は134.30-85で上下し、03:00のFOMC声明の時は134.30でした。
発表直後に134.08-94で振った後、パウエルFRB議長会見で「0.75%の利上げが一般的になるとは予想しない」「7月会合では0.50%か0.75%の利上げが選択肢となる公算」との発言を受けて米金利低下とドル売りの流れとなり05:10には133.49まで下落し、133.85でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると日経の上昇とFOMC後のドル売りの巻き戻しから上昇基調となり11:10の134.67まで上げ続けました。
しかしその後はジリ下げとなって13:05に134.22まで下落し、134.27で15時となりました。

左:ドル・円-5分足 右:ドル・円-1時間足
 

左:ドル・円-日足

 

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