常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

メディアリテラシー

2024年03月09日 | 日記
雪が続いている。外に出かけられないので、生成AIに紅梅の花に積った春の雪を書いてもらう。木全体を書くように頼んだら、木の下に草花が咲いていてあまりに現実離れしていた。花は寒いのに、あまりに咲きほこっているが、まあよしとしよう。最近、ニュースはネットのヤフーニュースで見ている。ニュースにコメントを投稿できるようになっている。出来事について、読んだ人の意見がたくさん見られる。投稿者の意見に、自分はこう思うと賛否を述べる人もいる。マスメディアで一方的なニュースを見るだけだった時代からは様変わりしている。

最近の注目記事に文春が報じた「コロナワクチン後遺症」がある。京都大学の福島名誉教授が書いたものだ。接種後の症例として見出しに帯状疱疹、リウマチ、血管系障害、心筋炎…などをあげ、201種にもる症例が紹介されている。コロナウィルスが国内で感染が拡大していた当時、ワクチンによる副反応のアナウンスは、安全性ばかりが強調されていた。接種後30分アナフィラキシーの可能性があるくらいしか認識がなかった。毎日テレビでコロナの重症化するシーンが映し出され、それを避けるためにワクチンを疑いもなく接種した人が大部分であった。あれほど熱心に、流行を止めるためにワクチンの接種を勧めたテレビなどのマスメディアから、その後遺症のニュースは流れてこない。

メディアリテラシーについて考えてみたい。これは、多様になったコミュニケーション手段にアクセスし、分析し、評価し、発信する能力を指す。情報化の時代にあって、人々が持つべき基本的な能力だ。アメリカでメディアリテラシーのカリキュラムが学校の授業に入れられたのは、1970年代のことである。日本では、アメリカはもちろん、海外の国々から大きな遅れをとっている。「さぎしかな」というワードがある。メディアのメッセージを解読する際に役だつものだ。
さ(作者):メッセージの作者は誰か。
ぎ(技術):どんな技術が使われているか。文字、映像、音など
し(視聴者):ほかの視聴者はどんな解釈をしているか。
か(価値観):どんな価値観が表現または排除されているか。
ヤフーニュースで付属しているコメントを読むのも勉強になる。この記事についているコメントは1915、その一つ一つに10個ほどの意見がついている。読み切れないほどの情報量である。
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