好奇心全開!!遊行期を遊ぶ

 遊行期も今から上り坂、やっと命の不思議に目覚めたような感じです。
 玄牝の門を敲きます。

ふたりあそび575『 真似なるも楽しからずや秋の夢 』xxg1301

2022-10-16 06:00:53 | ふたりあそび575
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真似なるも楽しからずや秋の夢



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 > 不見呼です。

「言葉あそび交心広場」への参加には ためらいがあります。

一休さんの詩を紹介いただきましたが

 周建喝食 

 一場の春夢  の

 解釈を教えて下さいませ。


 まったく未知の世界で いろは からお願いします。


 また 華やぐ女たち と読み解かれたのは
 どのあたりからですか?


 以上 宜しくお願いいたします。   不見呼







★★★




 不見呼さん、忙しいのに交心ありがとうございます。
 ごめんなさいね、はじめっから難しい漢詩をぶっつけてしまって。
 ご寛容願います。


 漢詩をぼくも読めるわけではありませんので、不見呼さんの質問にお答えできませんけれど、言葉あそび好きのイメージ遊びとして聞き流してくださいね。


 質問1の周建喝食。
 周建は一休さんの寺に入ってからの呼び名です。一休さんは6歳の時、安国寺に出家させられるんです。最初の坊主呼び名。
 16歳で西金寺の謙翁宗為さんの弟子になり、その一字をもらって宗純を名乗ります。
 一休さんは最後の師匠堅田の祥瑞庵の華叟(かそう)禅師に弟子入りして印可をもらい、一休の号ももらいました。
 ついでながら、一休さんの幼名は千菊丸です。義満が将軍職を辞して国王になろうと野心を持った年に生まれました。後小松天皇が父ですけれど、母が南朝の女性だったので、誹謗されて落胤を隠す暮らしをさせられたんです。義満は国王の地位を狙い、天皇の継承権を持った子どもを迫害しましたので、母は継承権放棄を示すために6歳で千菊丸を出家させたのです。安国寺は五山のエリートですから誰でも出家できるところではなかったんです。

 喝食は出家した小坊主の階級で、入りはじめの童児を「童行ずんなん」12歳までくらいを「喝食」その上を「沙弥」と呼んでいました。掃除から食事の世話など寺の下働きです。夜の遊び相手もさせられたそうです。



 その2、一場の春夢。
 張侹という人の「人に寄す」という三体詩の四句をそのまま使っているそうです。

 酷(はなは)だ憐(あわ)れむ 風月(ふうげつ)の為(ため)に 多情(たじょう)なることを。
 還(ま)た春時(しゅんじ)に到(いた)って 別恨(べっこん)生(しょう)ず。
 柱(はしら)に倚(よ)り 尋思(じんし)して 倍(ますます)惆悵(ちゅうちょう)す。
 一場(いちじょう)の春夢(しゅんむ) 分明(ぶんめい)ならず

 たったの一場面というくらいの意味で、短いことをいうのでしょうか。
 短い春の夜の夢のようで、何もかも定かではないよ。



 下記の水上勉さんの「春衣宿花」の訳詩を参考にしてください。

 > 花見の客たちを酔わせたわずかのひまの袖の香よ。あっという間に散ったあの百花の情よ。家へ帰って寝転んでみたものの、夢かうつつか、まだ瞼に消えずあって、枕元の衣かけからその香りがただようてくる   。。。水上勉『一休』p24



 一休さんは13歳で建仁寺の慕喆ボテツさんに三体詩を学びはじめました。
 兼題をもらって一日に一詩作らされたようです。
 13歳の時作った一休さんの詩が残っています。

 
 長門春草

 秋荒 長信 美人吟
 径路 無謀 上苑陰
 栄辱 悲歎 目前事
 君恩 浅処 草方深


 三体詩は唐の詩で、宮廷詩人たちの王朝物語が謡われていたのでしょうね。その盛衰無常がテーマなのでしょう。一休さんの詩もその詩を真似て作られたものでしょうから、寵愛を失った女性に対する思いが母の境遇と重なり、その悲哀が詠まれているように思います。

 長門は漢の武帝の陳皇后が寵愛を失って追いやられた宮殿のことです。訪ねる者もない荒れ果てた庭の寂寥が漂っていますね・・・
 かっては宮廷美人たちが詩を詠み合って華やいだ情景と春草の茫茫蔓延った荒廃の対比です。
 「春衣宿花」も同じ情景への憧憬でしょう。
 おそらく寺に預けられる時、母は千菊丸にその生い立ちのすべてを語ったのではないでしょうか。王子であることを隠して生きよ、けれど王子であることの誇りを忘れるな、というスタンスをたたき込んでくれたのでしょう。それが後の<釈迦も達磨も奴とせよ>という一休さんのバックボーンを築き上げていったのだとぼくは思っています。



 質問その3。「華やぐ女たち」と読み解かれたのは?

 どこにも華やぐ女たちの姿は描かれていませんが、<吟行の客袖 幾ばくの詩情ぞ>の情景を想像してみてください。
 吟行は文字通り詩を詠むための逍遙です。即興で詩を詠み合って楽しむことが宮廷人のステータスでした。それを盛り上げるために専属の宮廷詩人が尊敬されるようにもなっていくんです。詩が今でいえば流行歌のようにもてはやされ、誰でも普通に詩を覚えていたんですね。詩は、詩を詠めなければ恋愛もできないような文化力を持っていたのです。
その文化力は日本では万葉集として集大成されました。
 額田王や柿本人麻呂という宮廷詩人も輩出しました。


 > あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る   額田王


 権力闘争がらみのこんな恋愛歌も宴会の席上で拍手喝采で迎えられる状況です。
 詩歌の文化力は政治の表舞台でも重要な役割を担っていたと思います。
 今では想像もつかないことでしょうけれどね・・・


 宮廷の吟行は宴ですから、宴の主役はどこの世界でもやはり女性たちの歌舞でしょう。客袖は咲きほこる花の香りに包まれていることでしょう。恋も謡われ、秘められた恋も醸成していくでしょう。溢れる詩情に満ちているのです。

 初心の一休さんは詩の世界にそういう王朝文化の花を憧憬したのでしょう・・・
 それはまた当時の人々の共通した憧憬でもあったから、そんな夢を見させてくれる詩はみんなから絶賛されて、流行歌のように詠まれていくのです。

 「長門春草」という言葉の中に陳皇后の盛衰も、それを詩に読み込んだ司馬相如の「長門賦」の詩も宮廷人はみな知っていたのです。それが宮廷人としての教養であったし、ステータスだったのでね。
 「一場春夢」という言葉で張侹さの「人に寄せる」という詩を普通に思い浮かべることのできる宮廷人というのは相当の文化人だったのですね。




 ぼくはそういう素養が全くありませんので、一休さんの詩を論ずることはできませんけれど、知る楽しみと言葉の面白さを覚えてきましたので、言葉あそびで真似一休さんを遊ばせてもらおうと思っています。
 ぼくはぼく流に真似のできる一休さんを見つけだして、ぼく流に遊んで、自己満足させてもらうんです。それでも面白くて、夢中になれるから、Happyなんですよ。



 MLについては、ご無理をお頼みしました。
 心を患わせたこと、ごめんなさい。
 菩薩のこころでご寛容くださいね。




 いくつもの質問ありがとうございます。
 検索しながら、拾い読みの紹介です。間違いだらけだと思いますので、水に流してくださいね。
 ぼく自身は知る楽しみをたっぷり堪能させてもらえました。
 ありがとうございます。





 以上、

 言葉あそび交心広場MLysv2101不見呼『 真似なるも楽しからずや春の夢 』 よりの転載です。




 


 真似なるも楽しからずや秋の夢   仁


 ふたりで見ればさらに楽しも





 > 孟子はいう、孔子はつねに中道をもとめたが、中道が得られないときは、やむを得ず狂と狷の道をとる。曾哲は、狂である。狷とは狷介固陋のこと、清を守って他と相容れず、現実にはつねにはみだし乍ら、その潔癖感が人々の好感をさそうのだ、と。宋の朱子もこれに同意し、さらに曾哲を文学の先駆とする。   。。。柳田聖山『一休狂雲集 夢閨のうた』p084



 一休さんは身の置かれている状況では、常に新しい状況を自分の力で切り拓いていかなければなりませんでした。そのためには古い状況を知り尽くした上で、それを超越する新しい世界、知恵が必要でした。一休さんの学問と修業は、中国の宮廷の文化と禅の心を知り尽くし、超越することでした。
 狷の道では身を守れず、狂の道を生きるほかなかったのでしょう。
 そして、美事に全く新しい超越の道を創出したのでした。達磨の狂を超える狂を生きて、母の<釈迦も達磨も奴とせよ>という遺言を生きぬいて、新しい世界を創生したのでした。





 狂もなく狷もなきまま酔芙蓉   仁


 花の命は今ここ燃焼






 > ひろ重の木曽路のやまの雪のそら水の色水の色人はとられん   宮澤賢治





 今ここも心象の影羊雲   仁


 捉まえたくも獲るに獲られず











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