パリ7区 ワイン・シャンパーニュに囲まれたくらし

パリ7区 ワイン・シャンパーニュに囲まれたくらし

フランスワインに恋して、フランスにやってきました。
日本でのワイン輸入業を経て、
パリ7区・エッフェル塔付近に落ち着いてから早7年。
フランスの日常生活あれこれ・ワインについて綴っています。


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パリは寒くなってきました。朝晩がグッと冷え込みますね。紅葉がきれいです。
前回お約束していたシャンパーニュについて、かなり(ひとりで)盛り上がって書いていたのですが、
一瞬で消えてしまいました・・。アメブロって不安定ですねえーん
 
 
さて、気分を変えて、今日はシャンパーニュの造り方お料理との相性について書いてみたいと思いますニコニコ
 

シャンパーニュの造り方ざっくり説明ラブ

 
ぶどうシャンパーニュ地方の収穫(8月~9月)
シャンパーニュを造るには、必ず手摘み収穫でなければいけません。
機械でつむと葉っぱなどが入って雑味が出てしまい、質が高いワインを造ることができなくなります。
 
白ワイン原酒のワイン造り
収穫したワインを圧搾(プレス)して、ブドウジュースを造ります。(果皮や種とはその時に分離)
ブドウジュースに酵母を添加(自然の酵母にまかせる造り手もいます)して、アルコール発酵をします。
 
アルコール発酵・・・酵母がブドウに含まれる糖分を食べて、アルコールと二酸化炭素を発生させます。
 
シャンパン瓶の中で発酵・瓶内熟成
ワイン(原酒)を造った後は、その原酒をボトルの中に入れて、酵母と糖分を添加します。
そうすると、またこの酵母が再び働いてくれ、糖を食べた後にアルコールと二酸化炭素を発生します。
 
これがシャンパーニュの泡となります。
 
グラスにシャンパンを入れたときに、シュワシュワずっと立ち上るのは、この過程のおかげなのです。
 
また、瓶内で熟成する期間も大切でして、(ノン・ヴィンテージものだと最低15ヶ月、ミレジメは3年)この間に酵母の死骸である澱(オリ)が瓶の中で自己分解して、はちみつやトーストの甘美な味わいがでるようになりますドキドキ
 
シャンパーニュやワインで熟成期間が重要視されるのは、熟成期間の長さが味わいの深みに影響するからなのです。
 
(ただし品質の低いシャンパーニュをウン十年と寝かせてしまうと、今度は酸味が耐えられなくなり「疲れ切ったシャンパーニュ」になってしまうので、長ければいいというものでもないのです。)
 

 

 

マリアージュ(フードペアリング)に関して合格

基本的にシャンパーニュは、マリアージュがしやすい飲み物です。

ワインだと赤・白・ロゼで色味によって考えなければいけない要素は増えますが、シャンパーニュはお肉も魚もどんとこい!

 

ただし、ここは必ず気を付けていただきたいのは・・・

甘辛度。

 

基本的に、辛いシャンパーニュはお食事に。甘いシャンパーニュはデザートに。が正解です。

 

ちなみに甘いシャンパーニュで、例えば伊勢海老を蒸したお料理なんかも合いますが、他はハズす場合が多いので無難にするには辛口シャンパーニュをお食事にどうぞ。

 

BRUT(ブリュット)と書いてあるものはオールマイティ。

EXTRA BRUT(エクストラ・ブリュット)となっているものはできるだけお魚(お造りなど)に合わせましょう。

DOUX(ドゥー)はかなり甘いので、完全デザート向け&ブルーチーズなどと合せていただくといいですね。

 

チーズだとまた変わってくるので面白いですね。

そういえば、先日お知らせしたチーズとワインの会で使う用に、カンタン(エリゼ宮御用達のチーズ屋さん)のチーズを買いに行ってきました。

 
実際にエリゼ宮に卸しているチーズも購入できます。
マクロン大統領はワイン好きなので、きっとチーズにもうるさいのでしょう・・・。

 

ドキドキ ワインとチーズのマリアージュレッスンをしていますドキドキ
 
平日お昼下がりに、パリのエッフェル塔近くでワインとチーズのマリアージュ会をしています。
ワイン3種とチーズ3種・美味しいバゲットがついて、48ユーロです。
 
ワインは気軽に買える生産者のもので、季節にあったものを。
チーズは、7区のフランス大統領府御用達のチーズ屋カンタンさんのものなどをセレクトしています。
 
 
次の出張はシャンパーニュ(エペルネとランスの予定です。
 
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パリは新学期が始まり、気温も一気に下がってきました。あと3ヶ月でノエル(クリスマス)ですね。
ノエルに欠かせないのがシャンパーニュ。
自分の得意分野なので、時間を忘れるほど楽しく書いてみたいと思います。


シャンパーニュって、何で「ワインの王様」「王様のワイン」と呼ばれるのでしょうか?

実はナポレオンが、フランス国内ではじめてワイン産地で瓶詰めをすることを認めたのは、フランスで数あるワインのなかでもシャンパーニュだけなのです。
 
 
なぜなら春先の寒い時期にアッサンブラージュされたシャンパーニュはそのまま大得意先のイギリスに大量に輸出されていたのですが、気温が上がるにつれて樽のなかで二次発酵が起こり、泡が立ち上るワインとしてイギリスで大流行が起きました。
この時に、シャンパーニュは一世を風靡し、その地位を確立したといえます。
 
それまでシャンパーニュは他のワインと同じく産地から樽で輸出していたのですが、ボトルに詰めてから輸出をする許可が出たため、この泡をどうにかして安定してつくりだせないかと試行錯誤がはじまりました。
糖分を添加して(リキュール・ド・ティラージュ)二次発酵をコントロールするようになったのもこの頃からです。


↑滓(オリ)が溜まっているのが見えます。
 
また、マダムヴーヴ・クリコが瓶内が滓(オリ)で曇るため、その滓を取り除くための方法を開発したり、瓶の蓋を改良したり、シャンパーニュの進化は続きます。
 
近年では、普通のワインと比べて分厚く重いシャンパーニュボトルを軽量化する取り組みがなされています。
 
 
●品種について●
シャンパーニュで覚えたい品種は3つです。白ブドウ品種はシャルドネ、黒ブドウはピノ・ノワール、ムニエですね。
本当は7種類なのですが、シャンパーニュで植えられている品種全体の1%であり、ほとんど見られません。(あとの4つはおなじみピノ・グリ、ピノ・ブランやプチ・メリエ、アルバンヌなどの古代品種です)
 
 
では、これから幼稚園に子供を迎えに行くので、今日はこれまでにします。(すみません)
またシャンパーニュの造り方お料理との相性について書きたいと思いますので、楽しみにしていてくださいねニコニコ


 

 
ドキドキ ワインとチーズのマリアージュレッスンしますドキドキ
 
平日お昼下がりに、パリのエッフェル塔近くでワインとチーズのマリアージュ会をします。
ワイン3種とチーズ3種・美味しいバゲットがついて、48ユーロです。
 
ワインはご自身でも気軽に買える生産者で、秋の季節にあったものを。
チーズは、アルティザンで本格的なブルーチーズから、7区のフランス大統領府御用達のチーズ屋カンタンさんのものなどをセレクトします。
 
 
※好評であればシャンパーニュとチーズの会も考えたいと思っています(^▽^)/
 
 

ドキドキココナラにも、ワイン講座を出品していますドキドキ

もしよろしければどうぞ(o^-^o)

パリ星付レストランのソムリエールがワイン解説します ワインの事をもっと知りたいあなたへ現役ソムリエールによる講座

 

現在(2018年9月)、期間限定で一時間のレクチャーを2000円にてお承りしていますが、今なら招待コード0ccyvvを入力すると300pt付与されるそうなので、1700円とお得にご利用いただけます音譜

 
 
 
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次の出張はシャンパーニュ(エペルネとランスの予定です。
 
 
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最近、やろうと思っても圧倒的に時間が足りず・・。

やりたいことが多すぎるのかしら?なんて思っています。

 

昨日は久々にワイン講座をパリで行いました。

対象がフランス在住10年の毎日ワインを飲んでいらっしゃるツワモノな方々だったので緊張しましたが、最後に、楽しく勉強になったと言っていただいてほっとしました合格

人にお伝えする機会があると自分も復習しますし、アウトプットは自分自身も成長させてくれますね音譜

 

試飲で使用したワインは ロワールのスパークリング、プロヴァンス(AOCカシー)の白、

ポムロールの赤でしたが、やはり蒸し暑いときはシャルドネ100%のスパークリングを

 

キリッと冷やして頂くと、ただただ美味しいですね。

 

 

カシーの独特な酸味も夏のヴァカンスを彷彿とさせて、フランスの人たちは

きっとこういうところにも夏を感じるんだろうなと思いました。

 

 

ちなみになんで今回講座をご依頼いただいたかというと、このブログを読んでくださっていたようです。

 

最近、よくお問い合わせをいただくのですが、今までどういった仕事をしてきたのか?と聞かれます。

以前、日本のインポーターで勤務していたのと、

フランスでも輸出会社で日本向けにワインを輸出していました。

その時の裏話なども少しずつ、講座でも今後、公開していきたいと思っています。

 

 

ちなみに、こういった頒布会の↓↓↓ワインの現地バイヤーもしていました。

 

<n>

 

生産者を発掘して、本社とやりとりしながらワインの輸出業務)

 

もうこの企画も回を重ねて、もう私が関わった生産者ではなくなってしまいましたが、とても懐かしいですラブ

 

 

今は育児とレストランでの仕事があるので、ワイン産地のような遠方へ何日間も行くのは難しいのですが、

今回の講座で、自分でも役に立てることがまだあるのだと思うと自信がついたように思います。

 

 

雨が降ってじめじめとしているパリですが、どうぞ、皆さんもお身体大切になさってくださいね。

 
 
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昨年の話で恐縮ですが・・・。

伊勢丹新宿店にて開催されたシャンパーニュの祭典、ノエル・ア・ラ・モードにて、

ご紹介させていただいたシャンパーニュが、数あるグランメゾンをおさえて、
なんと総売り上げ堂々の第2位に輝きました!(本数ベースでは第1位

「これだ!」と思ったシャンパーニュを現地の口コミで発掘してから、
1年ほどかけて取引先のインポーター様との専売契約と日本への輸入まで・・・すべての過程に携わらせていただき、

この快挙を裏側でサポートできたことをとても嬉しく感じています
 
インポーター様と生産者の双方の努力が実ったところを見れるのがこの仕事の醍醐味であり、
私自身は特に影響力があるわけでもない一介の輸出者ですが、ワインを発掘する事に対して
改めて自信がつきました。
 

もしもワインの輸入にご興味がある方は、もし宜しければ
以前の記事
「ワインを輸入するために知っておきたい事5選」
をご覧ください合格
フランスワインに限らず、外国産のワインを輸入するにあたって大切なことも書いてありますので、
ご参考いただければ幸いです。
 
 

先月、世界で認められているワインの試験であるWSETのレベル2も受かったので、
(今度レポートします!)あまり育児で時間がなくてブログが追い付いていないですが、
ぜひ楽しみにしていてください!


はじめのうちは結構時間を取られましたが、コツをつかめば隙間時間で勉強可能!と思いました。
また感想シェアさせていただきますね!

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最近のパリの街には多くのイルミネーションが華やかに輝き、クリスマスのムードが漂っています。

 

私事にて恐縮ですが、最近、文章力を鍛えるためにいくつかのワイン専門媒体に寄稿をしております。
もしもお時間の許すときに、ご覧頂ければ幸いです♡
●ペアリングワインさん

http://pairing-wine.jp/report/detail/9 (シャンパーニュの冬のお祭りについて)

 
●ワインと食のオンラインマガジン、ワイン・ホワット!?オンラインさん
https://www.wine-what.jp/web%20writers/27409 (慈善オークションについて)
https://www.wine-what.jp/webwriters/26715/ (サロン・デュ・サケについて)
 
慈善オークションの記事については、今年のオークション結果だけでなく、オスピスとは
なんぞや?という説明から、オスピスの支配人で女性初の醸造責任者である
リュドヴィン・グリヴォーさんのコメント、収益金が外部に寄付される「会長の樽」
についても触れています。
オスピス・ド・ボーヌの支配人のグリヴォー氏の今年のヴィンテージ
の回顧録を要訳しながら、私自身も今年一年を振り返り、
 
「そういえば4月はブルゴーニュのヴィニュロンの霜との熾烈な戦いがあったなぁ・・・
夜中に畑の畝ごとに置いた藁に火を焚いて対流をつくって、皆ではらはらしていたなぁ・・・」
としみじみしてしまいました。
 
栄光の三日間の大試飲会おなじみの香りのアトリエ
 

 

来年はどんな年になるのでしょうか。
 
とはいいつつも、まだ年は終わっていないので、2017年のラストスパート、
皆様ぜひお身体ご留意の上、お過ごしください。
 

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私はフランスワインを日本に輸出していることもあり、

ワインやシャンパーニュを輸入したい方から相談を受けることがあります。

 

以前、日本のある食品インポーターの社長から、

「自分が気に入ったワインやシャンパーニュを日本に輸入して販売したいけれど、どこから手を付けて

いいかわからない」と相談を受けて、ワインの生産者の紹介から生産者との専売契約を

結んで日本に輸入するところまでの実務を代行し、販売に必要なテクニカルな部分(醸造、値付け等)

についてもトレーニング&アドバイスを提供したこともあります。

 

販促に関しては、

このワインの生産者の造り方が、どのようなこだわりをもって造っているのか、フランスの規定で

決まっている造り方以上に努力している部分を、私がフランスのワイン国家資格を取った時の

知識を総動員して、他の生産者と比較しつつ、販売に役立つようにフォーカスしてアドバイスしました。

 
 ロワール フィエフ・ヴァンデアンの畑
 

他にもワイン輸入に興味のある方々いらっしゃると思いますので、ワインを日本に輸入するにあたって

知っておきたい大事なポイントを以下にまとめましたので、(特にプロとして輸入されたい方向けです)

ご参考いただければと思います。
 
私の、日本でのインポーター勤務経験と、フランスでのエクスポーター経験
ぎゅっとつまった(簡易版ですが)知恵袋です(⌒∇⌒)
 
もちろん、個別にメッセージ頂ければ、より詳しくお伝えすることもできます。
連絡先は、この記事の一番下に書いてあります。
 
それでは、どうぞ!
 
1.酒販免許(プロの方)を取得する
当たり前ですみません。どういったワインを輸入したいかはもちろん大切ですが、現実的に
まず必要なのは酒販免許になりますね。
インターネット上で販売を目指す方は、別途の手続きも併せて必要になります。
 
2.生産者を探す
東京ではフランス大使館主催の、日本に輸出をしたい生産者を集めた試飲会がありますが、
これは日本にどうしても進出したい!という生産者だけなので、自分の好みの味わいのワインを
たくさんの選択肢から探したいのであれば、現地の試飲会に行くのが一番です!
 
フランスでの試飲会シーズンは結構ばらけているのですが、
たとえば今の時期(10月下旬~11月中旬)は、比較的小規模生産者が小規模な試飲会を
開くことが多いです。なぜなら、小規模な生産者は、当主(や奥様)が醸造以外に事務や販売も
行っていることが多く、この時期は収穫後の醸造所での仕事が落ち着く頃なので醸造所を離れる
ことが出来ますし、年末商戦に入る前のこの時期がかきいれ時だからです(笑)

 

 

現地に行く前に、大規模~小規模な試飲会をチェックして、

(大規模なものだとヴィネクスポボルドー(6月)ミレジムビオ(1月)
中規模だとグランテイスティング(11月)他にも無数に試飲会がありますので、
常にアンテナをしっかりとはって、出来れば既に試飲会情報を知っている人にアドバイスを
もらえると良いでしょう。

また、忙しくて現地に行くのが難しい場合は、現地でワインに詳しい人に、自分の好みを伝えて探してもらう手もあります。

 ブルゴーニュ栄光の3日間と同時開催の試飲会「フェット・デ・ヴァン」。
                         
約700のドメーヌ、25の協同組合、10ネゴシアンによる約3000本のワインが集まる。

 

 

 

 

3.日本に既に入荷しているか調べる
生産者に聞くのが一番だと思いますが、「行った試飲会のほとんどが既に日本に入っていた・・」
ということがないように、事前にインターネット等を使って、出展生産者とそのワインをざっと調べておくことをお勧めします。
image ボルドー ch. モンローズにて
 
4.生産者の醸造所を訪ねてみる
ワインを試飲してみて、これ、良い!と思ったら、生産者を訪ねてみましょう。畑の手入れや、醸造所が
きちんと整理整頓されているかなど、チェックポイントはいくつもあります。
販売するときにお客様にアピールできるようなポイントを、この時に見つけられるのも利点ですね。
 
また、ほとんどのワインの産地(ブドウ畑)は車で行かなければいけないような田舎にありますので、
交通手段を考慮することが必要です。
そして、うっかり見逃されてしまう事が多いのですがワインの知識のある通訳者は絶対に必要です。
フランス語だけできて、醸造用語が分からない人に通訳できてもらったけれど、結局専門用語だけは
自分の方がよく理解できていた・・・という話を結構聞きます。
 
後々のコンタクトの事(ワインのテクニカルな部分の日本語資料が必要になる)もあるので、ワインを分かる人に通訳をやってもらいましょう。
自分で全ての資料を一からつくるよりも、一緒に行って試飲もした人に、後日ドメーヌやワインの資料を
翻訳・作成してもらったほうが時間の節約になりますし、その時間を使って日本での販売活動に注力できると思います。


 愛しのブルゴーニュ

 

 

5.輸入手続きを学ぶ
これは、散在している様々な輸出入の情報を集める事が必要になってきます。
(どこの国でもお役所の文書は、読むのに結構時間がかかるので、フランス語でしたらなお更なのです)
私は、当初そこがネックだったのでパリにある輸出会社2社で輸出の経験を積んでから、独立しました。
 

輸入の際に必要なトランスポーターの選定や、輸入の必要書類についても日本とのスケジュールや
生産者の事情も考慮しつつ、(フランスは日本のように、必ずしもお客様を尊重する文化ではないので)

調整力を問われる場面が多いので、そこで得た経験はとても大きかったように思います。
 
私も日本の事情(早めのレスポンスがほしい)と、フランスの事情(栽培・醸造で忙しい)を
考慮して、スムーズに輸入がすすむようになったので、独立してからも依頼をいただくことが
あるのはうれしいですね。
 
 
 
色々とつらつらと書いてしまいましたが、日本での値付けや、倉庫の問題など、輸入販売には
日本側でもやるべきことが山積だと思いますので、現地側でいろいろと頼めるパートナーがいると心強いと思います。

最後に、美味しいワインやシャンパーニュ音譜を日本に紹介して、美味しい体験や新しい発見をたくさんの方々と共有できるこの仕事は、私の天職だと思っています!

 
もしもフランス(イタリア、スペイン)ワインにご興味があって、輸入を希望される方がいらっしゃれば、ぜひこちらのサイトからお問合せください。
 
一緒に頑張りましょう!!
 
 

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こんにちは。

なんと世界全体で、2017年のワイン生産量は激減、56年以来の最低収量だそうですねあせる
フランスだけではなかったと!滝汗
ちなみに、フランスは今年の生産量、世界2位(前年と同じ)の予想とのこと、
ぜひ今後も品質の向上を目指して、世界に向けて高品質ワイン生産国としてのポジションを
アピールしてほしいところです合格
 
さて、少し遅くなってしまいましたが、先日パリで開かれた日本酒サロン
「サロン・デュ・サケ」のレポートを書きたいと思います。
 

去年は出産直後の引きこもり期(療養のため)にてパスしてしまったサロン・デュ・サケ。
今年はフランス人の造る日本酒や、フランス人審査員による日本酒コンクールなど新しい試みが目立ちました。

(以前無料で配られていた讃岐うどんなどの軽食が廃止に…がーん)

 

 

550点のなかから、仏人審査員によるブラインドテイスティングで選ばれる日本酒コンクール

「蔵・マスター」。

今年は第一回目だったのですが、フランス人好みの味がはっきり浮き彫りになった

テイスティングで興味深かったです😊 やっぱり仏人はきれいな酸味にこだわりますね!

 

蔵元さんや杜氏の方が遠路パリまでいらして、

こうやって直接お話を伺える機会は非常に貴重ですし、

各都道府県の水の硬度まで、教えて下さった蔵元さんもいらっしゃいました。

水の品質・柔らかさが日本酒のつくりに大きな影響を及ぼすので、(造りの上で非常に重要であり、

特に一部の日本酒は、アルコール度数を下げるために最後に水で割る過程があるため)

とても勉強になりました。

 

蔵元さんによっては、ワイン造りにもとっても興味を示して下さり、

次回は一緒にシャンパーニュに行きましょう!と盛り上がったりしました。

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あとは福羅酒造の東郷が美味しくて、冷でも熱燗でも両方使える感じでした。

(特に熱燗は、強力(ごうりき)100%と、にごり両方ナイス✌️にごりの熱燗は和牛を

味噌焼きにしたお料理とマッチしそうな感じ。

 

福光屋の堂々というお酒は、トリュフの香りが…。
トリュフ酒、おそるべし。うっとりしてしまいました。

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こんな料理と合せて飲んでみたいです。(このお料理は別の日に撮影しました💦)
 

大変興味深ったのが、グレゴリー・ブッフさんと、日本人蔵人の造る
日本酒Les Larmes du Levant。当主のグレゴリーさんは、日本でも修行を
されていたそうで、ヨーロッパで最大級の日本酒醸造元になることを狙っているそうです。
造られる場所はPélussin(ペルサン)。県庁的に一応ロワールとなっていますが、
実際の位置はローヌのコンドリュー等に近い場所となっています。

金平糖のようなニュアンスのある、懐かしい味わい・・・。
すっと身体に入ってくる、洗練されて、それでいて親しみやすい、
癒しのお酒でした。


また飲みたいなー。

 

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こんにちは。

仏農水省の予測によると、2017年のフランスワイン収穫量は、前年の18%減にて、

1945年以来の低収量となるようです。

春の霜や雹、乾燥した天気もあって、今年はますますフランスワインが貴重に感じる年になりそうですね。

 

さて、前回の記事でお伝えしていた、ノルマンディー&ブルターニュへの弾丸トリップについてです。

シードルの生産者を色々と事前に調査して目星をつけていたので、スムーズに訪問できましたが、

感想は・・・ほーんとに癒されました~音譜照れ

 

自然豊かな放牧地の真ん中にリンゴ農園と醸造所がある、非常にのどかな風景の中で

作られているリンゴはのびのびと育っていて、シードルの味にもそれが表れていました。

 

行った生産者は有機栽培で作っていて、いわゆる近代的な「リンゴ農園」ではなく、

放牧地とリンゴの共生=つまり、羊などを放して下草をはませて、エコサイクルを

確立させる栽培農法を採用していました。

このやりかただと、いざリンゴを栽培しようと思っても満足に実がなるまで10年ほどかかるそうですが、

一度確立すると、100年はもつとのこと。

100年のスケールって、大きいですね・・。

醸造もワインとの色々な共通点と、相違点色々と興味深く、大変良い勉強になりました。
(アッサンブラージュや瓶内二次発酵など、ワイン・シャンパーニュと少し似通ったところを感じた今日この頃です。)

 

パリにもどって、全然関係ないですが、ちょっと小話・・
7区の、わが家がよくバゲットを買うパン屋さん。

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「夏休みどこいったのー?」など色々と雑談してたら、なんとこのお店の造り、

 

1862年から変わっていないそうです。

 

オーナー自体は今年の1月に代わって、ビオ(有機)バケットを作るようになったので、

それからうちでよく食べるようになったのですが、そんな前からこの店(構え自体)が存在していたのかと思うとびっくりです。
やっぱりフランスは歴史を大切にしますね。地震がないのもありますし。

 
{FC7B1367-3C8E-48E8-AD23-A562D11997E4}
お店の中も壁画やシャンデリアに溢れています。
また写真載せますね😊ドキドキ


 
 

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夏休みがなさそうだなーと思っていましたが、
ちょっと仕事で疲れたのもあり・・行ってきました、サン・マロ!

サン・マロ Saint-Maloって?
歴史的にタラソテラピーで有名な、ブルターニュ地方にあるフランス随一のヴァカンス都市。

ただ、近くのモン・サン・ミッシェルに海外からの観光客があつまるので、
サン・マロはほとんどフランス人やヨーロッパの人たちしかいませんでした。

私は、海藻全身パックと海水シャワーを浴びながらのマッサージをチョイスしました。

Enveloppement d'algues Affusions manuelles

公式HPからお借りしています。

海藻パックは、全身に海藻を縫ってもらった後でサランラップにぐるぐる巻きにされ、
30分間放っておかれます。
身体があったまって気持ちよかったけれど、少し肌がチクチクしてかゆくなったので、
肌が弱めだときついかもしれません。
ただ、血行がものすごくよくなるのは折り紙つきです!!

海水シャワーを浴びながらのマッサージは、きっ気持ちよかった~照れクラッカー

はじめはちょっと弱めの押し加減だったので、「強くしていただけますか?」と

お願いしたら、「トニックマッサージじゃないんですよ」と言いつつも、強めにしてくれた

マッサージ師のお姉さんに感謝・・ラブラブ音譜

老廃物が出まくりました。

ノルマンディーを通過してブルターニュに入ってサンマロに到着なので、
前後にフロマージュやシードルの生産者も訪ねることが出来て、
とっても気晴らしになりました♥

シードルの生産者については、またアップします。

 

 

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最近、パリのオフィスのすぐ近くのブドウ樹を見たら、なんといつのまにか

 

ヴェレゾンが始まっていました(笑)

ヴェレゾンとは?

黒ブドウが、それまでの緑色のブドウから段々と色づくこと。日本語では着色期と言います。

 

{9144DDE5-A8E7-47C8-9D8B-352165D43173}

 


iPhone撮影のため、画像が粗くて申し訳ないです💦

 

 

 

娘の話ですが、やっと11か月になって、どんどんと成長が加速しているというか、

日に日に出来ることが増えてきて面白いです。たっちも最近多くなって、ドヤ顔をしているのを

微笑ましく見ています照れ

 

また、以前のシャンパーニュにお客様をご案内したときの投稿で、

シャンパーニュのデゴルジュマンの風景をYOUTUBEに載せて貼り付けようと試みたのですが、

このブログに組み込むことがなかなかできなかったため、今回再チャレンジしてみました!

 


マイナス20度の水溶液にボトルを逆さまに入れ、デゴルジュマン⇒リキュール添加⇒
振ってなじませ⇒打栓⇒ミュズレ等つけて⇒瓶洗浄⇒表面に傷がないかチェック
している様子です。


シャンパーニュの生の空気を、このビデオで少しでも感じていただければ嬉しいです♥

 

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