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パリは寒くなってきました。朝晩がグッと冷え込みますね。紅葉がきれいです。
一瞬で消えてしまいました・・。アメブロって不安定ですね
さて、気分を変えて、今日はシャンパーニュの造り方やお料理との相性について書いてみたいと思います
シャンパーニュの造り方ざっくり説明
シャンパーニュ地方の収穫(8月~9月)
シャンパーニュを造るには、必ず手摘み収穫でなければいけません。
機械でつむと葉っぱなどが入って雑味が出てしまい、質が高いワインを造ることができなくなります。
原酒のワイン造り
収穫したワインを圧搾(プレス)して、ブドウジュースを造ります。(果皮や種とはその時に分離)
ブドウジュースに酵母を添加(自然の酵母にまかせる造り手もいます)して、アルコール発酵をします。
アルコール発酵・・・酵母がブドウに含まれる糖分を食べて、アルコールと二酸化炭素を発生させます。
瓶の中で発酵・瓶内熟成
ワイン(原酒)を造った後は、その原酒をボトルの中に入れて、酵母と糖分を添加します。
そうすると、またこの酵母が再び働いてくれ、糖を食べた後にアルコールと二酸化炭素を発生します。
これがシャンパーニュの泡となります。
グラスにシャンパンを入れたときに、シュワシュワずっと立ち上るのは、この過程のおかげなのです。
また、瓶内で熟成する期間も大切でして、(ノン・ヴィンテージものだと最低15ヶ月、ミレジメは3年)この間に酵母の死骸である澱(オリ)が瓶の中で自己分解して、はちみつやトーストの甘美な味わいがでるようになります
シャンパーニュやワインで熟成期間が重要視されるのは、熟成期間の長さが味わいの深みに影響するからなのです。
(ただし品質の低いシャンパーニュをウン十年と寝かせてしまうと、今度は酸味が耐えられなくなり「疲れ切ったシャンパーニュ」になってしまうので、長ければいいというものでもないのです。)
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マリアージュ(フードペアリング)に関して
基本的にシャンパーニュは、マリアージュがしやすい飲み物です。
ワインだと赤・白・ロゼで色味によって考えなければいけない要素は増えますが、シャンパーニュはお肉も魚もどんとこい!
ただし、ここは必ず気を付けていただきたいのは・・・
甘辛度。
基本的に、辛いシャンパーニュはお食事に。甘いシャンパーニュはデザートに。が正解です。
ちなみに甘いシャンパーニュで、例えば伊勢海老を蒸したお料理なんかも合いますが、他はハズす場合が多いので無難にするには辛口シャンパーニュをお食事にどうぞ。
BRUT(ブリュット)と書いてあるものはオールマイティ。
EXTRA BRUT(エクストラ・ブリュット)となっているものはできるだけお魚(お造りなど)に合わせましょう。
DOUX(ドゥー)はかなり甘いので、完全デザート向け&ブルーチーズなどと合せていただくといいですね。
チーズだとまた変わってくるので面白いですね。
そういえば、先日お知らせしたチーズとワインの会で使う用に、カンタン(エリゼ宮御用達のチーズ屋さん)のチーズを買いに行ってきました。
実際にエリゼ宮に卸しているチーズも購入できます。
マクロン大統領はワイン好きなので、きっとチーズにもうるさいのでしょう・・・。
ワインとチーズのマリアージュレッスンをしています
平日お昼下がりに、パリのエッフェル塔近くでワインとチーズのマリアージュ会をしています。
ワイン3種とチーズ3種・美味しいバゲットがついて、48ユーロです。
ワインは気軽に買える生産者のもので、季節にあったものを。
チーズは、7区のフランス大統領府御用達のチーズ屋カンタンさんのものなどをセレクトしています。
次の出張はシャンパーニュ(エペルネとランス)の予定です。