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カテゴリ:駅・ターミナル探訪
JR京都駅から琵琶湖畔まで電車で移動。京都駅から、JR琵琶湖線または湖西線で1駅の「山科駅」でJRから京阪電鉄に乗継して琵琶湖へ向かう選択!
山科駅の駅観察記を兼ねて、乗り換えの模様をレポートします。 ![]() ----Blo-katsu AD---- ----Blo-katsu AD---- ![]() 山科駅(やましな) 駅ナンバリング:JR-A30・JR-B30、「京都市内」駅 京都の中心市街地と琵琶湖との間にある盆地状のエリア「山科区」にある駅。明治時代に開業(大正時代に移転)後、長らく東海道本線の中間駅でしたが、昭和49年に湖西線が開業すると、その分岐駅になりました。 湖西線は全列車が京都駅に直通するので、京都駅からは、JR琵琶湖線(東海道本線)と湖西線のどちらに乗っても同じ所要時間で山科まで到着します。 山科区の中心駅とあって、特急を除く全列車が停車する駅で、新快速も停車します。 ※特急のうち、「らくラクびわこ」と、草津・野洲発着の「はるか」は停車 JR西日本では、この山科駅を「京の東の玄関口」として整備する計画を持っています。ホームを増設して、現在は京都駅発着の関空特急「はるか」を山科駅まで延伸する内容となっています。 →JR西日本プレスリリース「京の東の玄関口 山科駅改良について」 ![]() JRの山科駅にはホームが2面あり、改札口へは地下通路で連絡。 ホームから改札への通路はこの地下通路と、エレベーター用通路の2本だけ。 迷うことはないでしょう。 ![]() JRの山科駅舎。 改札口・出口は1カ所です(2024年時点)。 駅のみどりの窓口とみどりの券売機、みどりの券売機プラスがあります。 指定席発売機能がフルセットで揃っております。 京都駅のみどりの窓口は激混みと聞きますから、片道5分・往復380円で山科のみどりの窓口まで来るのも、タイパは良しかもしれませんね。 ※「えきねっと」は受け取れないので注意 ![]() 左に地下道への入口が見えますが、こちらは京都市営地下鉄東西線の山科駅と、山科区役所方面へ至る歩道です。 地下鉄に乗ると、京都市中心部の三条京阪や京都市役所前、烏丸御池、さらには二条を経て太秦天神川(嵐山方面へ乗り換え可能)へ。反対方向ではJR奈良線の六地蔵へ行くことができます。 そして、画像右半分にはもう1棟「駅っぽい」建物が…。 ![]() 京阪山科駅(けいはんやましな)駅ナンバリング:OT31 京阪電鉄京津線(けいしんせん)が、駅前を堂々と横切っていて、駅が鎮座しています。 JRの改札口から30秒もかからないでしょう。 この「京津線」に乗ると、琵琶湖畔まで行くことができます。 ![]() ![]() 京阪山科駅の構内はシンプル。 2面2線の対向式で、それぞれに改札口があり、さらに、構内踏切で渡ることが可能です。 いまいるホームが「びわ湖浜大津方面」のりば、向かい側が「三条京阪・太秦天神川方面」のりばです。 ん?さっきも「三条京阪」「太秦天神川」この駅名見たなあ??と思った方は、この記事を集中して読んで下さっている方ですね。ありがとうございます! 京阪京津線は、びわ湖方面は終点まで京阪電鉄の路線ですが、京都市街方面は次の御陵駅までが京阪線で、御陵駅より先は京都市営地下鉄東西線に直通乗り入れして終点の太秦天神川まで運行されています。 ここにトラップがあり・・・ 地下鉄の山科駅から御陵駅以西へ行く場合は「乗車区間の地下鉄の運賃」で良いですが、京阪山科駅から御陵駅以西へ行く場合は「京阪山科~御陵間の京阪の運賃」と「御陵以西の地下鉄の運賃」の合算となり、割高になってしまいます。 一例として…京都市役所前までの運賃は、地下鉄の山科から乗ると260円ですが、京阪山科から乗ると430円となり、相当な差がついてしまいます。 車内にも、「地下鉄各駅から山科までの乗車券で京阪山科で下車する場合は精算する」旨の掲示がありました。 山科から地下鉄東西線方面へ乗車する場合は、少し歩いて地下鉄を利用するのがベスト。 普段の利用者の方はこの件をよくご存じとみえ、普通は客数が多いはずの中心部方面行きのりばが閑散とし、郊外ゆきのりばにお客さんが集中しているのが画像からも読み取れますね。 ![]() 京阪京津線内は、フリーきっぷ「びわ湖1日観光チケット」を利用しました。 京阪大津線管内(京津線・石山坂本線)を1日のり放題で700円! さらに、沿線の寺社仏閣や施設で優待を受けられる超お得チケットを見つけました。 この時点で700円分乗るかどうかは未定でしたが、このカードを旅の記念にするのもいいかな?と思いまして。 なお、結局700円分以上乗りました。
山科駅について、JRの営業規則上覚えておきたいこと ![]() JR山科駅は「京都市内」駅 ![]() JRグループで全国で11エリア定めている「特定都区市内駅」制度には、「京都市内」も設定されており、「京都駅から201km以上の駅」から「京都市内のJR各駅まで」は、京都駅までの運賃で乗車券を発売することになっています(京都市内駅発も同様)。 山科駅は京都市内駅に含まれるので、京都駅まで201km以上離れた駅からであれば、京都駅~山科駅間の運賃は不要で山科駅まで乗車できます。 ![]() 駅名標の右上に漢字一文字が表示されている駅は、その都市の都区市内駅です。 冊子の時刻表の営業案内や、JR各社ホームページのきっぷの案内にも載っています。 参考までに、「山」は「東京山手線内」(100km以上200kmまでで適用・中央線東京~新宿間も含む)、「区」は「東京都区内」。 新幹線で到着後、山科のホテルに泊まる場合や、京都市に立ち寄らずに山科のりかえで琵琶湖(浜大津)へ行くときに是非活用したい制度です。条件を満たせば自動で適用となるので、特に申し出る必要はありません。きっぷの券面に具体的な発着駅名ではなく「京都市内」と印字されます。 ただし、京都駅以外まで乗りたい場合は京都駅で改札を出ることはできません(京都市内で最初に出場する駅まで有効)。 「分岐駅を通過する列車に乗車する場合の特例」が設けられているのも山科駅の特徴ですが、これは京都観光にはあまり関係がないので省略します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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