予期不安・三つの理解がパニック障害克服の鍵 | パニック障害と嘔吐恐怖症状を自力で治療克服した方法(運営終了・告知・記事倉庫のみ)

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10年以上、パニック障害と嘔吐恐怖で苦しんだ私が、薬無しで自力克服したお話。あきらめないで!ちゃんと治そう!! 

みなさん、こんにちは。とがしやすゆきです。

突然ですか「予期不安」って知ってますよね?
そうです、毎日のようにあなたを悩ます、アレです。


パニック障害も慢性化すると、やがて回避行動の繰り返しで、大きなパニック発作は出なくなります。


治ったか?と思うのは大きな間違い。今度は毎日のように、事あるごとに予期不安が湧いてきて、心晴れない日を送る事になるのです。


この予期不安は取り去ろうとしても取れません。パニック発作症状と同じで、戦ってはいけないのです。


 「浮かんで通り」、「時間の経過に任せること」これが原則。


予期不安の内容は、まだ起きてもいない事をダラダラと悩み続けているだけで、答えを出すために考えているのではありません。


予期不安は妄想ですから、この妄想のとりこにならない事、そしてなぜ、そんなに妄想を繰り広げてしまうのか、その密かな意図を考えてみましょう。


今回のテーマは「予期不安・三つの理解がパニック障害克服の鍵」と題してお話をしていきます。


予期不安で辛い毎日を送っている人は、今回のお話を理解していただけると、予期不安に対しても、もう少し優しい目線で受け入れる事ができるようになるかもしれません。


◉そもそも予期不安とは


  過去のパニック発作体験など、ひどい体験、理解不能だった出来事の記憶がもとで、「また〜になるのではないか?」「〜になったらどうしよう」といった不安感が生じている状態を言います。


体験による「記憶の再生」が発端となって起きる事が多いです。


間違ってはいけないのは、考えが繰り返されることが、すべて予期不安ではないということ。


人をあやめたらどうしよう…。ホームから飛び降りたらどうしよう…。


あの人は私のことをきっと変な目で見ているに違いない…など。


自らの体験記憶によるもの以外の、繰り返される思考は強迫性障害や、統合失調症など、別の疾患の可能性がありますので、自己解決はいけません。病院での診察をしてもらって下さいね。


◉予期不安が起きやすい状況 その1


予期不安の多くは、何か大事な状況など、起きてほしくないと思う状況の時ほど起きやすくなります。


このカラクリとしては、「うまくやりたい、ふるまいたい」


「結果を残したい」など、事の進行をスムーズにもっていきたいコントロール欲求が絡んできます。


もともと理想の高い、完璧主義の方、責任感の強い人が陥りやすい傾向にあります。


 ◉予期不安が起きやすい状況 その2


会社での人間関係など、他人とのコミュニケーションがどうも得意ではない人などは、特に多い傾向です。


「こうみられたい、こうみてほしい」という高い承認欲求が「こうみられたらどうしよう」という予期不安の元になっている場合もあります。


劣等感の強い人、対人不安が強い人も予期不安は強い傾向にあります。困ってしまうのは人混みを嫌い、外出する機会を減らしていくので、なかなか回復が進まないのです。


◉予期不安が起きやすい状況 その3


身体の不快感を伴って湧いてくる事も多くあります。もともと不快感に過剰なまでのアンテナを立てている状況なので、体調の悪い時などには、予期不安も酷い状況になる人が少なくありません。


発汗、動悸、しびれ、喉の違和感、吐き気、息苦しさなどの身体反応は即座にはおさまらないので、その間、できるかぎり浮かんで通り、時間の経過に任せる姿勢が必要です。


そんな時は、割り切ってじっくり休養を取る事も大事なんです。


以前の自分よりも、車で言うところのガソリンタンクが小さくなっているので、ガソリン切れが早いのです。


今までのペースで動こうと頑張りすぎると、心と身体のガソリンが枯渇してしまいます。


ほどほどを心がけていきましょう。以前のようなペースで動こうとしなくても良いのです。


◉予期不安をどのように扱うのか?


予期不安は現状と理想のギャップからやってきます。
 

予期不安の元にある高い理想と完璧主義、コントロール欲求、承認欲求を手放していく事が大事です。


「欲求」への理解が深まると予期不安は格段に減っていきます。


欲求については、私のYouTubeチャンネルの「セドナメソッド」の講義動画を参考にしてみて下さい。


また必要以上に、「かくあるべしという理想」のハードルを上げないように心がけることが大事となってきます。


自分の中の信念を少し緩める事も必要かもしれません。


自分自身を支えてきた信念が、今なかなか乗り越えられない壁となっているのかもしれないのです。


パニック障害になると、先にも述べたように身体にも、影響が出てきます。身体反応に引きずられて、さらに先のことへと妄想が飛ぶので、その予期不安は身体反応に引きずられているだけなのだなと「気付き」が必要です。


今回、予期不安について三つの区別をしてお話をしてみました。予期不安の構造を知ってください。

どのパターンであっても予期不安は取り去ろうとしないことです。


取り去ろうと戦えば、余計にとらわれる心の働きがある事を知っておきましょう。今回のお話をご自身に当てはめながら、予期不安への理解を深めていってくださいね。


「やってやれないことはない。やらずにできるわけがない」


以上、とがしやすゆきでした。



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