今回の記事は私のお話してきた「気付き」を使った方法をやっていて、効果がなかなか出ない、いまいちやり方を理解できていない人に向けてのお話です。
今回の内容は、そんな人が必ず間違えて理解している部分です。
さて、あなたはどんな間違いをしているのか?
まずは、こんな間違え…
気付きを入れられたまではよかった。
しかし、気付いた途端、こんな考え方に変換してないですか?
「あっ、じゃあ、ここは、こうしないようにしないと!」
これNGワードですよ。
例えば…
「焦っている自分に気が付きました」
と気付けたとしましょう。
その途端、「焦っちゃいけないんだな、焦らない、焦らない…」
そんなあなたはルールに縛られていってます。
こうなると、次回は、このルールに自分が外れていないか監視の目が向くようになります。
そして、同時に症状の有る無しにも目が向いていることになっていることを、あなたは理解できていますか?
けっこういます、そんな人。
それ、あなたじゃないですよね?
たしかに焦っていた自分に気付けたら、「これはまずい、焦らないようにしなきゃ」と反射的に思ってしまうのかもしれませんが、問題はその後です。
それを追ってはいけません。
気付きはそこまで踏み込みません。
「焦ってはいけない」とルールを作ってしまうと、ますます「焦ってはいないか」にチェックが回って、とらわれる事になるのです。
「気付き」は焦っている自分にダメ出しさせるために気付こうとしているのではなく、ましてや、そんな自分を変えるためにやっているのではありません。
ここ重要なところですよ。
でも、皆んなよく間違える…
わかっていたはずなのに、途中でフィルターがかかってしまい、間違えに気付かない人がとても多いです。
あなたは大丈夫ですか?
そして、もう一つ間違えてしまうところ。
「気付き」は、あるがままの今の自分に気付くことをしているに過ぎないということ。
ここでも「焦り」を例にすると…
「焦っていたんだ!」
「焦らないようにしないと!」
とやってしまうと、焦っている自分を受け入れることができずに、焦っている自分と戦ってしまうんですね。
それが「戦い」になることを、あなたは理解できていますか?
戦ってはいけない、焦っていけないのではないのです。戦っている、焦っているその時の自分に気付けるかどうかだけなのです。
「焦っているのね!」
「戦っているのね!」
以上!
なんで、それだけでいいのか?
焦りの渦中にいるときは、なかなかその焦っている自分自身に気付かないものです。
例えば車を運転していると、スピードに慣れてしまうことがあります。
制限時速以上出していても、いけない事ではありながら、スピード感のマヒから自分がスピードオーバーしていることすらわかっていません。
しかし、フッとした時に、スピードメーターの存在に気づくや否や、あなたはどんな反応をしますか?
気付きはスピードメーターをチラ見する事と同じです。
チラ見したスピードメーターを見て150キロも出ていたら、「あっ!スピード出し過ぎた!スピード落とさなきゃ!」なんて考える暇もなく、反射的に足はアクセルから離れませんか?
気付きもそれと同じ。
焦りの程度は自然と落ちるんです。
ここで言っておきますが、「焦りがなくなるわけではないのね?」なんて疑問を、いまさら持たないでくださいね。
一度スイッチが入った焦りは、しばらくそのままにして時間の経過を待つ事でしか、和らいできません。これは不安や恐怖感も一緒です。
神経がその場でスッと和らぐ、魔法はこの世の中にはありません。
人間の生理的反応ですから無理なのです。
あきらめてください。
なに?
あきらめられない!?
すごいな…あなたは神に逆らってる。
無理よ、あきらめて、マジで。
さて、これは焦りに限らず、不安や恐怖感も同じですよ。ましてや体の緊張や不快感も同じです。
それ以上のアクセルを踏み込まないためにも、踏み込み過ぎていることに気付きだけで、自然と踏み込みは緩みます。
それ以上、あなたが関与できるところはありません。
しかしスピードと同じで、アクセルから足を離したからと言って、あっという間にスピードが落ちるわけではなく、でも徐々に落ちていきますよね、これも同じです。
落ちていく間に、ハンドル操作を誤らないようにしておけばいいのです。
浮かんで通り、時間の経過に任せる。
この原則はこの辺のところを言ってますからね。ちゃんと復習してくださいよ。
ちなみにブレーキというのは戦いと同じです。急ブレーキなんて踏んではいけないように、あなたはその間、ブレーキを踏むような戦いをしないように。
ただありのまま、そのまま時の進むままにやり過ごしていくようにします。
その間、コントロールしたくなって、急なブレーキをかけないようにしましょう。
気付いたら、「待つ」。
それ以上のことはできるかぎりしないことが基本です。
焦りや不安、恐怖を無くすのは、あなたがやる仕事ではありません。
それは向こうからやってきます。それがやってきやすいような状態に自分を整えておくだけです。
こちらから引っ張ってくるようなことはしないでくださいね。
今回も日を置いて、何度も読み繰り返してくださいね。
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