大相撲

■初 5日目盛り上がりに欠けた相撲

5日目は取組的にも相撲内容でももうひとつ
盛り上がりに欠けた日になった。その中で
阿炎ははつらつとした相撲を取っている。
手が伸び、前へ前へと出る相撲が続いている。
一段と強くなり、危なげがない。序盤戦を
5勝と快調である。休場した貴景勝に代わり、
上位と対戦する力士は阿炎しかいない。上位
対阿炎が場所を盛り上げる。

<阿炎、北勝富士を押し出す>

正代は前日星を拾ったのに、生かせていない。
玉鷲の突き押しに一方的に敗れた。どうも
ピリッとしない。正代から闘魂が消えたよう
な相撲だった。千秋楽結びの一番照ノ富士対
正代にふさわしい相撲が求められる。

<正代、玉鷲に押し出される>

照ノ富士対逸ノ城、御嶽海対霧馬山は波乱の
要素が少なく、照ノ富士、御嶽海が勝って
当然だった。ともに5勝である。照ノ富士は
予想できたが、御嶽海はやってみないとわか
らなかった。御嶽海が序盤5勝したのは2020
年七月場所以来である。このときは初日から
7連勝し、最終的に11勝4敗の成績だった。

<〇照ノ富士(上手投げ)逸ノ城>

御嶽海にとって今場所はチャンスである。
番付が上の力士は2人しかいない。いかに
下位への敗北を少なくするかがカギになる。
今後の対戦相手で要注意は隆の勝、大栄翔 
遠藤になる。ここ1年で2敗している。さら
に北勝富士には3敗している。上位の照ノ
富士には勝てなくなってきているだけに、
下位戦が大切になる。

<〇御嶽海(押し出し)霧馬山>

上位で勝ち越すことは上位で通用する力の
証明である。誰が勝ち越すか、6日目からの
中盤戦の星のつぶし合いも見所になる。

興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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