大相撲

■22夏千秋楽 終わってみれば横綱の優勝

2022年5月22日

千秋楽を迎え、3敗は2人。照ノ富士と隆の
勝が優勝のトップに立った。優勝は照ノ富士
か隆の勝か。優勝決定戦はあるのか。12勝
優勝ならほしいところである。

各段の優勝決定戦が5番あった。そのせいか
進行は早い。隆の勝は千秋楽に限って前半に
登場した。対戦相手は4敗の佐田の海である。
当たり合った瞬間佐田の海がもろ差し。出て
行く隆の勝を向こう正面でうっちゃり気味の
すくい投げで決めた。隆の勝は4敗となった。

<隆の勝、佐田の海に敗れる>

照ノ富士は結びで御嶽海と対戦した。負け
越しの御嶽海にとって0勝から7勝は同じ
意味しかもたない。ただ、分厚い懸賞金を
モノにできるチャンスはある、相撲は、照ノ
富士が万全の体勢をつくり、一気に寄った。
照ノ富士は7回目の優勝、今年に入って初め
ての優勝となった。

<照ノ富士万全の寄りで御嶽海に快勝>

千秋楽最大の熱戦となったのは、8勝6敗の
若隆景対7勝7敗の阿炎の関脇同士の一番で
ある。先場所の優勝者として1番でも多く
勝っておきたい若隆景、勝ち越しがかかる
阿炎。

先手を取ったのは阿炎であった。思い切った
突き上げ。若隆景まわり込んでしのぎ逆襲。
阿炎再び反撃。若隆景のいなしを残したが、
若隆景がもろ差しで攻め立て激しい攻防。
阿炎まきかえも若隆景引き付けて拝むように
西土俵寄り切った。

<熱戦となった若隆景対阿炎>

五月場所は終わってみれば優勝は横綱に落ち
ついた。ファンの中には照ノ富士以外の優勝
が見たかった、という声が聞こえた。照ノ
富士は優勝したが、課題も残った場所だった。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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