大相撲

大相撲!役に立つ資料 下

2022年6月30日

■豪華本

豪華本といっても定義があるわけでない。イメージに
すぎないことをお断りしておく。

・相撲百年の歴史(講談社)
大相撲への関心が高まって、最初によく見た豪華本で
ある。写真を中心に見せる相撲史である。それだけに
印象深い。昭和45年くらいまでしか扱われていない。
巻末には相撲部屋の歴史、横綱の歴史、宝暦以降の
幕内の番付、年表といたれり、つくせりの内容となっ
ている。

<相撲百年の歴史>

・昭和の大相撲(ティービーエス・ブリタニカ)
大相撲昭和史を知る上ではかかせない一冊である。
場所を中心とするが、名勝負、出来事が付加されて
いる。昭和は63年に及ぶだけに大変なボリュームで
ある。ただ、相撲部屋や役員選挙はあまり触れていな
い。

<昭和の大相撲>

・大相撲人物大事典 編集「相撲」編集部(ベース
ボール・マガジン社)
宝暦以降の全幕内力士名鑑がメインある。相撲史、
大阪相撲、現存する番付など資料面も充実している。
筆者は横綱常陸山の師匠常陸山虎吉を調べたことが
ある。残念ながら常陸山虎吉の師匠ははっきりわから
なかった。入門まもなく師匠が亡くなり、浜風今右衛
門の弟子となりと記載されているが、亡くなった師匠
入間川とは誰なのか。幕末の幕下力士桂川立吉との
関係がよくつかめなかった。出羽海部屋では桂川を
部屋の祖としている。

<大相撲人物大事典>

・日本相撲史 上・中 酒井忠正著 (日本相撲協会
発行 ベースボール・マガジン社発売)
大掛かりな相撲史である。上が江戸、中が明治・大正
である。場所中心で好取組、出来事、新入幕力士紹介
は書かれている。古いことはこれである程度調べら
れる。これまで太刀山対栃木山、財団法人大日本相撲
協会はこれで調べた。年寄が元誰なのかわからない点
や相撲部屋のこと、役員選挙のことは把握しにくい。

<日本相撲史 中>

■インターネット
相撲協会は番付と星取表を発行している。それらには
不明な点がある。番付は枚数がわからない。星取表は
幕下以下の対戦相手がわからない。それをカバーして
くれるのが日本相撲協会のホームページである。ほか
にも取組結果、改名、引退、新弟子情報などがあり、
重宝している。翌日の幕下以下の取組も活用している。

協会以外にも様々な大相撲関係のインターネット情報
がある。ただ、情報が正しいかどうかは常に疑う目が
必要である。インターネットがない時代、幕下以下の
成績を3紙見比べていた方がいらっしゃった。インタ
ーネットは無料であるだけに参考として扱い、自分で
調査することが肝心である。

(この項目終わり)

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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