令和4年8月7日(日) 【旧 七月一〇日 仏滅】・立秋・涼風至(すずかぜいたる)
残暑なほ単衣の肌に汗ばめど磯の木蔭に鳴く蝉もなし
~土田耕平(1895-1940)
Photo:秋の気配 ~人外花境
まだまだ残暑厳しい中ですが、今日は二十四節気の折り返し点、「立秋」です。秋の気候になったというわけではなく「秋の気配が立ち始める日」という程度だと思って、身近な自然の風景や物音、風や日差し、湿度などの肌感覚から秋の気配を発見することをこの時季の楽しみにして生活するのもいいかもしれません。『暦便覧』では「初めて秋の気立つがゆゑなれば也」と書かれていますのでそれを信じましょう。そういえば私の家でも、今までうるさかった蝉しぐれがいつの間にかずいぶん上品になってきたようです。
鈍色に地の濡れゆけば髪冷えてかすかに重き朝、秋に入る
~松平盟子(1954-)
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