Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

メーデーも様変わり

2024年04月27日 08時44分39秒 | 思いつき・エッセイ・・・

 本日はメーデー式典。先週から天気が思わしくない予報が続いていたのでやきもきしていた。私の属する退職者会もコロナ禍の時を除いて毎年70名前後が参加していた。退職者会の会員も年々高齢化が進むのに、加入者は減少傾向。参加者も少しずつ減少している。悲しいかな、時には現職よりも退職者会の方が参加者が多い時も。果たして今年は何名が集まることやら。

 昨日になって天気予報は雨の予報から曇りになった。昨晩遅くの天気予報では本日の夕方に少し降るらしい。しかし13時までには解散・後片付けをして、みな野毛方面に繰り出している。どちらかというとそれが目的で集まる。

 現役時代は、単組役員よりも支部役員のほうがもっとてんやわんや、本当に末端役員の厄日であった。毎年解散する頃には体力的にも疲労困憊、居酒屋に繰り出してもビール1杯飲んで寝てしまったりしていた。後片付け要員も組合の会館に旗やブルーシートや拡声器やらを倉庫にしまって寝てしまったこともあった。
 そんな現役時代とは大いに様相が違って、退職者会ではお弁当とビールを配付して1年に一度会うだけの会員と近況を語り合い、体調・病気・趣味の話題から家族関係の愚痴や孫自慢を聞き、それなりにゆったりとできる。メーデー自体と同様、年々緊張の度合いが薄れていく。それもまた受け入れるしかない時代である。

 休みも取りづらい現役世代に、せめて家族連れで連休初日を過ごしてもらおうという目論みもあったが、今はその意識も薄れてきた。メーデーはどこへ向かってその様相を変化させていくのだろうか。

 


「湘南幻想美術館」 その3

2024年04月26日 22時39分17秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

   

 本日は「湘南幻想美術館」(太田治子)から8編に目をとおした。
 目をとおした中で、一番惹かれた作品はどれか、と言われたらちょっと困ってしまう。



 あえて云えばルネ・マグリットの「王様の美術館」であろうか。このマグリットの作品は、人物の形に層状の雲と手前から黒い森が切り取られている。夜空なのだろうか、青い空が現実離れしている。そして中央に建物が寂しげに立っている。表題からするとこれが美術館らしい。人物の顔は左右対称だが、人物の形に切り取られた風景は左右対称から少しずれ、背景の建物のバルコニーは丸い石が、左右対称を破戒している。左右対称からの微妙なズレが、不安定な現実を表象しているかのようである。太田治子の紡ぐ物語も過去の危うい非日常を生きる祖父の思い出であり、この絵の不安定な雰囲気を反映していると感じた。


病院のハシゴ

2024年04月26日 21時44分52秒 | 病い

 午前中は歯医者。一昨日夕食を食べている時に、奥歯にかぶせていたものが外れてしまった。1か月近く前から奥歯にものがはさまり、歯磨きをしても歯間ブラシを使ってもなかなか取れずに困っていた。急に取れて危なく飲み込んでしまうところであった。本日見てもらい、すぐに治療を開始し、型を取ってくれた。次回は1日の午後に2回目。ここの歯医者は予約なしですぐに見てもらえる。腕もよく、評判もいい。ここ20数年通っているが、20数年前にかぶせてもらったものを未だに問題なく使っている。

 午後からはいつもの内科へ。先週採血と採尿の結果を聴いてきた。ついでに3月の市民病院での採血結果とがん検診の結果を持参。検査結果は特に問題はないとのことで、いつもの降圧剤等を処方してもらった。
 また数日前から咳込むので、咳止めの薬も処方してもらった。風邪の初期症状と云われた。

 内科が終わって薬をしてもらってから、フラワー緑道を通って横浜駅までウォーキング。天気も気温も予報通りにはいかないようで、本日は終日曇り空。フラワー緑道のハナミズキは見頃であり、美しい花が咲いている。


「魔女狩りのヨーロッパ史」 その2

2024年04月25日 22時15分59秒 | 読書

     

 フラワー緑道を歩いてから、横浜駅でいつもとは違う喫茶店に入り、「魔女狩りのヨーロッパ史」(池上俊一、岩波書店)に目をとおし、第2章「告発・裁判・処刑のプロセス」を読み終えた。

全体として8割程度が女性であった。他のヨーロッパの地域でもほとんどの魔女が50歳を超えていた。魔女というのは当時の寿命から考えれば最高齢の年齢階梯に属する人たちであった。魔女狩りとは、フェミニズムの立場からは、「男性の女性に対する、とりわけ老女に対する犯罪」であろう。」(第1章「魔女の定義と時間的・空間的広がり」)

ヨーロッパの古代から近代に至る反女権主義がもっとも燃え上がったのが、近世の魔女狩りの時節であった。・・・魔女狩りをする者(男たち)は一方で女性をなべて呪いつつ、他方では、母性機能を失った老女を選び出して(若い女性は免除して)血祭りに上げるという選別をしていた。反女権的イデオロギーは、近世的な神聖なる国家建設、都市形成とも絡んでいた。当時の聖俗スリーとらは父権制をモデルとする体制をつくろうとしていた。立派な家長が治める「聖なる家庭」だ。その方針に反抗すると見なされた女性が、一種の儀礼的な暴力で祓われるのが魔女狩りであろう。」(第1章「魔女の定義と時間的・空間的広がり」)

共同体の中で魔女が仕立て上げられる最初のきっかけは「噂」である。12世紀以降のヨーロッパの裁判実践において、噂は至極重要な扱いを受けた。多人数による裏付けのある噂だと予審のきっかけとなり、「証拠」として採用される。一人の人間の社会や集団内での受け入れられ方=評判が、罪のあるなしを予め決めたのであり、当時犯罪とは「噂」に表出する社会的結合関係の鏡と見なされたのである。」(第2章「告発・裁判・処刑のプロセス」)

 父権性社会の成立過程で魔女狩りが行われた、という所論は少し性急な議論にも思える。疑問符を付けながら、先へ読み進めたいと思った。


ハナミズキ

2024年04月25日 20時02分57秒 | 山行・旅行・散策

      

 本日は久しぶりに歩いて横浜駅まで。遠回りではなく、フラワー緑道経由。フラワー緑道ではハナミズキが見頃であった。ハナショウブも咲いていた。
 陽射しを受けながらのウォーキングでかなり汗をかくことができ、気分は爽快。


天気は上々

2024年04月25日 13時40分17秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 いつもは地震の時は「原発に異常なし」等コメントが流れるのに、昨晩の地震の時は私の見た範囲ではテレビでもネットでもそのコメントは流されなくなった。
 私の見落としならばいいのだが、どうもスッキリしない。コメントすら流さなくなったのだろうか。「不安」というのは正しい情報が流されないことで増幅するものである。情報がなければ不安は起きないのではない。

 さて、本日は空はすっきりと青く晴れわたっている。気温はかなり高くなるらしい。横浜でも昨日よりも10℃も高くなると報道されている。

 印刷会社に記事のいくつかの修正点を送信し終わった。これよりウォーキングないし散歩と一服。ここ数日の頭と体のストレスを解消したい。


茨城県北部で震度4

2024年04月24日 20時59分17秒 | 天気と自然災害

 昼間は予報よりも雨は弱かったような気がする。しかし夜になって本降りとなった。大雨注意報は出ていない。出ているのは濃霧注意報である。レーダーの画面を見ると日付が替わるころには雨は上がるように思える。

 今、地震で揺れた。茨城県北部で震度4との速報。私の住んでいるところは震度2。マグニチュード5.0、深さ60キロとなっている。津波の心配はないとの報道。
 震度4は水戸市、日立市、ひたちなか市、常陸大宮市、城里町、東海村、土浦市、栃木県市海町、千葉県野田市と表示された。人口の多い東海村の核燃料加工会社JCOでの臨界事故から、今年で25年目。2人が亡くなり、600名以上が被爆した。
 関東地方で地震のたびに、「異常なし」と伝えられるが、不安がまず先行する。
 今回はまだ「異常なし」の報道はない。

 


疲れた頭の休養日

2024年04月23日 21時25分09秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 他の役員の方に原稿を送信したところ、2時間もしないうちに3個所の訂正箇所を指摘された。3回も見直してから送信したのに、何とも情けないことである。同時にそれだけきちんとチェックしてくれていることに感謝である。

 今にも降り出しそうな空模様の中、少し遠回りして横浜駅までウォーキング。少々汗。
 平日でもあり、地下街は空いていたので、地下街の喫茶店に入った。喫茶店についてみると6千歩を超えていた。喫茶店で座ってみたものの、読書する気力は湧いてこなかった。30分以上ボーッとして頭の休養。その後、いつものとおり書店や家電量販店、百円ショップを目的もなくブラブラ。三日ぶりに1万歩を越えて帰宅。帰り際には雨がポツリポツリと降り始めたが、傘を差すほどの雨ではなかった。

 帰宅後に原稿の訂正を行い、印刷会社にデータを送信。写真が多いので添付容量をオーバーしてしまう。4通に分けてようやく送信完了。他の役員からの訂正の指摘が無ければ嬉しいのだが。


原稿づくり終了

2024年04月23日 14時31分37秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 やっと退職者会ニュースの原稿が出来上がった。
 昨晩、おもて面の割付をいじりだしたら日付が代わってもおさまらず、目も疲れたし、頭のなかも混乱してきたので2時ころに諦めてとりあえず就寝。
 今朝も9時過ぎから14時ころまで掛かってようやくなんとか満足のいく形になった。

 先ほど他の役員に送信してチェックを依頼した。夕方には印刷会社の担当者に送信する予定。裏面は記事が多くなって割付がまだ納得がいかない。印刷会社の校正のプロにお願いしていい形にしてもらうしかない。せめて見出しの飾りなどの工夫をしてもらおうかと思っている。

 だいぶ頭も疲れたし、パソコンの前で固まっていたので、これより外出して喫茶店までウォーキング。体を動かしたい。気分転換も必要。

 


「湘南幻想美術館」 その2

2024年04月22日 21時25分21秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

   

 夕方近くになってから横浜駅近くのいつもの喫茶店まで出かけて、一服。「湘南幻想美術館」(太田治子)を読んだ。本日は10編をのんびりと読んだ。

   

 印象に残った絵画作品は、ギュスターヴ・クールベ《海岸の竜巻〈エトルタ〉》(1870年)と、佐伯祐三《窓のある建物:パリ風景》(1925年)の2作品。
 これらの作品につけられたストーリーは少々私の持つ絵に対する印象とはかなり違う。もっともではどんなストーリーを想像したのか、と問われると硬い頭の私には答えようがない。
 著者である太田治子は、クールべの作品に、一見誠実さを装いながら女を口先で騙そうという男の話を配した。佐伯祐三の作品には、すぐにばれる嘘をついて女を騙す軽薄な男を配した。
 クールベの作品からは、自然の威力に対するに人間の観察力を対峙しようとする意志の力。佐伯祐三の作品からは都会の片隅の崩れそうな建物の向こうにうらぶれた庶民の生活。これを私は感じている。そんな物語を匂わすものを想像している。
 感じ方はいろいろなものがあることは前提である。反撥も含めていろいろな想像力を駆り立ててくれるこの書物に感謝している。
 


編集作業大詰め

2024年04月22日 20時16分21秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 10時から14時まで、そして夕方17時から18時半までかけて退職者会ニュースのおもて面(A3版)の作成。おおよそ75%は出来上がった。写真の配置も終わり、形は出来上がった。記事の字数の調整などを行い、メイン記事の見出しを作り、少しだけ空いたスペースの処理をすれば完成である。
 明日の夕方に印刷会社に送信できれば、予定どおりである。

 今回は裏面に記事が9つと多すぎた。A3版に之だけの記事を放り込むのは計画段階で修正すべきであった。そしておもて面は総会報告関係が中心。記事は3つ。これも詰め込み過ぎの感はまぬがれない。
 毎号、書きたい記事に追われて反省ばかりである。

 


「湘南幻想美術館」 その1

2024年04月21日 20時36分00秒 | 読書

   

 いつもの喫茶店で45分ほどのコーヒータイム。持参した本は「湘南幻想美術館 湘南の名画から紡ぐストーリー」(太田治子、かまくら春秋社)。月刊「かまくら春秋」に2016年4月号から2019年10月号に掲載された42の絵画作品につけられた42編のストーリーである。前回の「幻想美術館」の前編に当たる。
 疲れた身体と頭には、ちょうど良い癒しを与えてくれる。読んだのは、初めから7編と22編目の「祖父の山高帽 ルネ・マグリット「王様の美術館」」の合せて8編。
 前回読んだ「幻想美術館」より少しばかりドキッとするような話もある。大人の絵本という具合になっている。



 「最後の裸婦 原精一《桃色の女》」という作品は、絵画作品もストーリーも気に入った。
 特に絵画作品はいい作品に思えた。作品自体に記憶にはない。平塚市美術館蔵と云うことである。幾度か展示を見に行っているが、記憶にない。色彩、デフォルメの仕方、挑発的な視線や姿態・・惹かれるものがある。1985年制作というから、75歳の作品である。私にこんな生気ある作品が描けるであろうか。
 ネットで調べたら国立近代美術館に《H僧正》(1960年)という収蔵作品があるという。こちらもなかなか惹かれる作品であった。
 画家は1908年生まれ。萬鉄五郎と師弟関係という。


作業は一区切り

2024年04月21日 14時46分56秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 今朝は9時過ぎに2度目が目覚めでようやく起きた。9時間以上寝ていたことになる。
 昼食後も退職者会ニュースの作成。裏面はできあがり。おもて面も40%以上出来上がった。残りの記事は昨日の退職者会総会の模様であるが、撮影をお願いした方の写真データが送付されてから記事を作ることにした。

 あまり根を詰めて、草臥れてしまってはまずい。短時間ではあるが、これより一服。コーヒータイム&読書タイムということで出かけてみたい。

 妻はだいぶ回復したようだ。昨日は自転車で遠くのみなとみらいのスーパーまで出かけたらしい。何ともなかったとのこと。

 


本日は疲労困憊

2024年04月20日 21時54分44秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 先ほどまでニュースの原稿の手直しを行った。昨日までに作った記事のチェックを本日してもらい10数か所の訂正すべき個所を指摘された。変換ミス、日付の間違い、言い回しの改善、新たな情報に基づく訂正等々。字数を増やせないので、修正には時間がかかる。
 本日は疲れているので、これ以上の作業継続は難しそう。残るは5つの記事の入力。3つの記事は本日受け取った。データではないので、新たに入力作業が必要。

 これより入浴し、就寝準備。
 


退職者会の総会終了

2024年04月20日 20時12分52秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 退職者会の総会は70名を超える参加者が集まり、無事に終了。その後の昼食会は幹事の努力でトン汁やオードブルも用意されて、おおいに盛り上がった。用意したシウマイ弁当もすべてはけた。消費したお酒の量も多かった。
 私は後片付けもせず、ひたすら会員と飲み、食べながら近況を語り合った。病気自慢、趣味の話、孫の話等々、話題は尽きない。

 会食終了後は、役員やトン汁などを用意してくれた仲間10名ほどと伊勢佐木町の居酒屋での二次会に繰り出し、ワイワイガヤガヤ。ようやく先ほど帰宅。
 会場内でも歩き回ったので、家についてみると歩数計のカウントは1万歩を超えていた。

 明日は休養日、ゆっくりと寝て過ごしたいのだが、退職者会ニュースの原稿づくりの締切が迫っている。寝て過ごすわけにもいかないのが、悲しい。