【NFL オフの話題】 新ヘッドコーチ&コーディネーターまとめ & 雑考 ≪☆AFC編☆≫ | アメフト交差点

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さて、NFLもオフシーズンに突入。
映画「ドラフト・デイ」も見終わって一気に寂しくなりましたが…ww
とりあえずもうすぐFA解禁、そしてドラフト、アメフト世界選手権と続いていくので、ひとまずはNFLの新コーチ陣を見ていこうかなと。
(自称)インテリアメフトオタクの僕としては、コーチ陣の編成を見るのも面白いです(笑)



~新しく就任したヘッドコーチ(HC)&オフェンスコーディネーター(OC)・ディフェンスコーディネーター(DC)~


Neverまとめで

RIN041さんが作って下さった【NFL】新HC&コーディネーター陣(2015)
ほうでは写真付きでのってますので、そちらもご参照下さい。

あと細かい経歴などはNFL - TSP SPORTSのチーム一覧からフロント・コーチを選択してもらえれば見れるようなので、そちらもご参照ください!

ではさっそく見ていきましょう!


☆AFC編☆




AFC 東地区

バッファロー・ビルズ
HC:ダグ・マローン ⇒ レックス・ライアン(前ジェッツのHC)


ダイエット等のおかげで、ジェッツ時代初期と比べたら相当お痩せになった。
でも発言のパンチ力は相変わらずww

OC:ナサニエル・ハケット ⇒ グレッグ・ローマン(前49ersのOC)
DC:ジム・シュワルツ ⇒ デニス・サーマン(前ジェッツのDC)

同地区ライバル(ニューヨーク・ジェッツ)のHCだったレックス・ライアンが就任。
ペイトリオッツを倒して地区優勝を成し遂げたいという執念を感じます。
ディフェンスとしてはある程度メンバーも揃っているだけに、ライアンの仕掛ける様々なブリッツディフェンスの導入でより一層驚異的になりそう。
不安があるとすればDBかなと思うので、このあたりの補強とかも楽しみ!
そしてOCは49ers時代からランオフェンスの構築‐展開に定評のあるローマンが就任。
『強いディフェンス』と『安定したランオフェンス』があれば勝率が上がることは間違いなしなので、今年は楽しめそうです!
唯一心配なのは、QB(クォーターバック:パスの投げ手)の育成に関してですね…

ニューヨーク・ジェッツ
HC:レックス・ライアン ⇒ トッド・ボウルズ(前カーディナルスのDC)


アリゾナのエイリアンズHCは学生時代からの恩師。
弟子のHC就任を一番喜んでるのは彼かも。

OC:マーティー・モーヒンウェグ ⇒ チャン・ゲイリー(2010‐12ビルズのHC)
DC:デニス・サーマン ⇒ ケイシー・ロジャース(前ドルフィンズのDLコーチ)

ニューヨークの名物HCだったライアンがついに解任。
後任となったのは、またまた守備畑からボウルズさんを連れてきました。
正直ジェッツはオフェンスのほうがここ何年も迷走中という感が否めないので攻撃畑からHCを連れてくるのかなと思ってたので意外でした。
前任者とは違って、メディア的にもあんまりイジりがいのないボウルズさんですがww
堅実にチームを作っていきそうだし、まわりの雑音を気にせずしっかり仕事をこなしそうなイメージがあるので楽しみです。
雰囲気的には現チャージャーズのマイク・マッコイHCみたいな感じがある。
その堅実な雰囲気とは違って、守備自体はブリッツハッピーでアグレッシブなスキーム・プレーコールを連発!
アリゾナ時代はその「仕掛け」満載の守備が面白かったので、ジェッツでも再現を期待。
但し、CB(コーナーバック)に難アリの現状をどうするか。
おそらく今オフにFAとなる予定のアントニオ・クロマティ(現アリゾナ)orダレル・リービス(現ペイトリオッツ)の獲得を狙うでしょうがどうなるやら。
いずれにせよ若手のCBを育成できるかというのもチームの命運を左右しかねない注目点。
OCは元カウボーイズやビルズのチャン・ゲイリーさん。
正直若手QBを上手く育てるというイメージはなく、オフェンスは苦しみそうな気がします…

※ペイトリオッツとドルフィンズはHC・OC・DC留任
4度目の優勝を経験しているペイトリオッツのベリチックHCですが、まだまだやりそう。
QBブレイディ引退後に備えようと若手WRを育てる計画を立ててたっぽいですがそれは失敗に終わり、これから5年先くらいを考えてどういう選手を次期先発QB候補のガロッポロの財産にしていくのかも含めて楽しみです。
ドルフィンズのジョー・フィルビンHCは今シーズンが正念場。
おそらく今季プレーオフ進出がかなわなければ解任されるでしょう…。
だいぶ向上してきたオフェンスと、停滞してしまったディフェンスのかみ合わせがうまくいってない感じがあるのでここをいかに解消して上位に勝てるチーム作りができるかがポイント。


AFC 西地区

デンバー・ブロンコス
HC:ジョン・フォックス ⇒ ゲイリー・キュービアック(前レイブンズのOC)


写真は以前オフェンスコーチ/OC時代にブロンコスで過ごしていた時のもの。
渋い男前のおじさまっていう雰囲気があるw

OC:アダム・ゲイス ⇒ リック・デニソン(前レイブンズのQBコーチ)
DC:ジャック・デルリオ ⇒ ウェイド・フィリップス(2011‐2013テキサンズDC)

4年連続地区優勝チームとしては異例の、コーチ陣大改革!
一つはやはりマニングが現役続けてくれそうな間になんとしても優勝したいのと、もう一つは前のコーチ陣ではマニング引退後も勝てるチームを構築するのが厳しいのではないかという疑念があったのではないかと推測します。
で、やってきた新HCがミスター・ブロンコスの1人と言っても良いであろうキュービアックさん。
控えQBとして、そしてOCとして長らく過ごしたデンバーに帰ってきました。
OCのデニソンも含め「ゾーンブロッキング」でのラン攻撃の構築がめちゃめちゃうまいプロであり、そこそこ良いRB(ランニングバック)をスターRBにのし上げちゃうスゴサと並のQBでもある程度成績を残せるというスゴサを兼ね備えたオフェンスを作れるおひと。
それどころか、おそらくレジェンドQB・マニングは現役続行だと思うので、ハイパーパス攻撃と堅実ラン攻撃の融合でどういう攻撃が作り出されるのか今から待ち遠しいあまりです!
そして、DCには白熊ことウェイド・フィリップスさんが就任。
3-4ディフェンスの構築には定評があり、本人も「HCとしてはアレだけどDCとしてはけっこうイイんだよ(笑)」という趣旨の自虐ネタ発言をしてしまうくらいのようですww
ボン・ミラーとデマーカス・ウェアをフルに活かした守備の構築は今から楽しみ。
正直このコーチ陣がいてマニングもいてスーパーボウルに進めないとなると、逆に精神的ダメージが大きそう。。
でも逆に、このコーチ陣がいてくれたらマニング引退後もある程度は安泰という感じがします。
自分たちなりのスキームがありながらも選手たちを使うのが上手いコーチたちではないかなと思います。

オークランド・レイダース
HC:デニス・アレン/暫定HCトニー・スパラノ ⇒ ジャック・デルリオ(前ブロンコスのDC)


現役時代はLBとして活躍。
こちらは普通に男前のかっこいいおじさんっていう印象かなw

OC:グレッグ・オルセン ⇒ ビル・マスグレイブ(前イーグルスのQBコーチ)
DC:ジェイソン・ターバー ⇒ ケン・ノートンJr(前シーホークスLBコーチ)

HCはデルリオさん。チームをまとめるのはうまいコーチだと思います。
なのでOCとDC次第ではないかな…。
特にOCですが、マスグレイブさんはパンサーズ時代・バイキングス時代ともOCとして酷評されてるのばかり見てきたのでうまくいく気があまりしないのですがw
イーグルスでチップ・ケリーHCのもと学んだことをどう形にしていくのかは楽しみです。
QBデレク・カーを活かすも殺すも彼次第になりそう。
DCはシーホークス時代よく試合中の映像でもピックアップされてたケン・ノートンさん。
シーホークスのキャロルHCイチオシのコーチの1人なので、DCとしてどこまで実力を発揮できるのか楽しみです。


※チーフスとチャージャーズはHC・OC・DC留任
チーフスのリードHC、チャージャーズのマッコイHCともある程度は勝てるチームにしてるのですがなんかもう一つ思うようにいっていないな、という印象もあります。
3年目ということで、理想のチームへどういうコマをそろえて挑むのかも含めて楽しみです。



AFC 南地区

ジャクソンビル・ジャガーズ
OC:ジェド・フィッシュ ⇒ グレッグ・オルセン(前レイダースのOC)

こういう言い方は失礼を承知の上ですが、弱いとこは弱いトコ同士でコーチの交換をしてるのかなというのが率直な感想です。
オルセンOCはレイダーズでQBカー中心の攻撃をある程度構築はしましたが、再建途上のチームを引き上げていけるほどの力があるのかは少々疑問です。
特に今季はガス・ブラッドリーHCにとって勝負の年で、勝率5割を切れば解任されてしまう可能性が高いと思われますのでオルセンOCと心中するような形になります。
いかにオフェンスがうまくいくのか、QBブレイク・ボートルズの成長を支えられるのか、見ものです。
ただディフェンスのほうもそんなにうまく言っているとは言えず、攻守ともまだまだ難がある中でどうやって勝てるチームにしていくのか、悩ましいとは思いますが頑張ってほしいです。


※コルツ・テキサンズ・タイタンズはHC・OC・DC留任
コルツは他チームへの流出阻止のために、ロブ・チュジンスキーさんをAssociate HCに任命しております。
日本語にすると副HCみたいな役職らしいですが、実質アシスタントHC兼オフェンスの補助コーチみたいな感じだと思われます。
来季あたりにはペップ・ハミルトン現OCが他チームのHCとして引き抜かれて、チュジンスキーさんがOCになるのではないかと予想されますね。
テキサンズは昨シーズンの継続。
QB問題さえ解決すれば一躍地区優勝候補です。
タイタンズは…
正直ケン・ウィゼンハントHC以下のコーチ陣では厳しいと思います。
アリゾナ時代からイマイチ選手の起用法がよくないというか、うまくないというか。
ドラフトでも上位を持っていますし、動向には注目ですが。。
ちなみにディフェンスのシニアアシスタントにディック・ルボーさんが就任しておられます。
守備はこれだけでも改善が楽しみになります!


AFC 北地区

ピッツバーグ・スティーラーズ
DC:ディック・ルボー ⇒ キース・バトラー(前スティーラーズのLBコーチ)
長年DCをつとめたレジェンドDC、ルボーさんが退任。
で、だいぶまえから後任者として内定されていたであろうキース・バトラーさんがDCに就任という既定路線の流れです。
世代交代がまだうまく出来ていないので、フレッシュなメンバーをどう育成してどう起用していくのか、手腕が問われます。

ボルティモア・レイブンズ
OC:ゲイリー・キュービアック ⇒ マーク・トレストマン(前ベアーズのHC)
レイブンズとしてはキュービアックさんが引き抜かれたのは痛すぎると思います。
ジョー・フラッコが返り咲くにはキュービアックさんの力なくしては厳しいと思うのですが…
しかも後任がパスハッピーなトレストマンOC。
もしベアーズ時代と同じようなオフェンスにしてしまったら、フラッコもカトラーのようになる…かも。
ある意味、そういう悲劇的な展開になるのかちゃんと学んでオフェンスを改築していくのか楽しみです(笑)

クリーブランド・ブラウンズ
OC:カイル・シャナハン ⇒ ジョン・
デフィリッポ(前レイダーズのQBコーチ)
こちらもカイル・シャナハンにやめられてしまったのはイタイ。
OCが毎年交代するチームとしてすっかり定着しちゃいました。
デフィリッポさんがどういう特徴をもった人なのかが全く分からないのでなんともいえませんが、ネタチームからの脱却にはオフェンスのレベルアップが必要でっせw

※ベンガルズはHC・OC・DC留任
おい!マービン・ルイスはまた続投かい!!
せっかく今年の「コーチ・マーケット」には有能な方々が多かったと思われるだけに、この決断は残念でなりません。
この際、「10年連続プレーオフ1試合目で負ける」みたいな記録のHCになってみてほしい←



NFC編はまた近日中にあげたいと思います!!