ポジションという固定概念をぶっ壊してくれたハードプレイヤー トロイ・ポラマルの引退を記念して。 | アメフト交差点

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今日は、ある偉大な選手の引退を記念して特集します。
一昨日正式に引退を発表した選手は、


トロイ・ポラマル(ピッツバーグ・スティーラーズ#43・SS-ストロングセイフティ)





スティーラーズのディフェンスを支えた名選手。
ポラマルが活躍した2005、2008、2010シーズンはスーパーボウル進出、2005・2008ではチャンピオンに輝いています。
さらには

NFL2000年代オールディケイドチーム
NFL最優秀守備選手(2010年)
マッデン10カバーアスリート(ラリー・フィッツジェラルドとともに起用)


などの功績も。
まさにスティーラーズディフェンスの要となる選手でした。
ポジションは、通常“最後の砦”と呼ばれ守備の最後列に位置するセイフティ※ながら、ポラマルは縦横無尽に駆け回る暴れっぷり!
※セイフティに関して詳しくは
アイシールド21に学ぶアメフト 第8回 ポジションを知る!ディフェンス S編
http://ameblo.jp/roronohidekazu/entry-11878406434.html


これは動画を見てもらったほうがよくわかると思いますが、ある時は最前列まできておもいっきり飛び込んだり、あるときは前にいくふりして下がったり、ある時は綺麗にパスカバーしてワンハンドキャッチでのインターセプトを披露したりと、ポジションという概念をぶち壊す働きを思う存分見せてくれて、守備のハードさ、守備の面白さを今までにない角度から見せてくれました。

僕もそのあまりの破壊力から、ディフェンスの選手として最初に覚えたのがポラマルでした。

身長約178cm、体重約94kgながらそのハードなプレースタイルでダイナミックさを感じさせてくれたポラマル、それがゆえ怪我も多くてシーズン通して戦えないこともたびたびでしたが、自分のスタイルを貫き通してこの度の引退にたどり着いたことは最高にカッコいいですね。

(日本語版wikiのポラマルのページでも特徴が分かりやすくまとめられていたので引用します)
引用元:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%AB


ボールを
保持した選手を豪快なハードヒットで倒す激しいプレイが持ち味のリーグを代表するセイフティ。縦横無尽な動きで相手QBを悩ませ、ランディフェンスでもボールキャリアーの行く所に必ずポラマルの姿があると評される。

ディフェンスバックでありながらラインバッカー(LB)に近いポジションでこそ力を発揮する選手。特に、ランストップでは傑出した能力を誇り、「鉄のカーテン」と呼ばれるリーグ屈指のスティーラーズ守備陣の要となっている。また、試合終盤に勝負を決めるINTを奪うなど、ここぞという場面で勝負強さを発揮する。



さて、そんなポラマルですがフィールドの外では温厚で、熱心なクリスチャン。
トレードマークの長髪ドレッドヘアーは、サモアの伝統にささげるとして伸ばしていて、なんでも2000年から伸ばし続けてるのだとか(!)。
あんまり長いもんで試合中髪の毛引っ張られて引き倒されたこともありましたが(笑)



その髪の毛には、ポラマルがCMに出たシャンプーメーカーから100万ドル(約8500万円)の保険がかけられたそうですww
※条件等詳細は不明


フィールドの中でも外でも楽しませてくれたポラマル。
これからプレーが見れなくなるのは残念だけど、新たな人生を存分に満喫してもらいたいものです!
そして、ポラマルのNFL殿堂入りというのも楽しみに待ちたいですね(^O^)


ありがとう、偉大なるハードプレイヤー
トロイ・ポラマル!!