ドイツ料理好き?アイスバインとシュバインスハクセは似ているけどなんか違う。ベネ@名古屋日誌 | 名古屋に住むドイツ生まれのぬいぐるみの活動日誌

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ドイツ、ケーセン社のぬいぐるみと名古屋に住んでいます。主にドイツに住むベネの両親が心配しないように日誌を書いているという設定です。内容はドイツ、鉄道成分多めです。

ドイツ生まれのペンギンのぬいぐるみ、ベネです。先週のぼくは、友だちの別荘の冬支度を手伝いに行ったり、おいしいパン屋と新鮮な野菜、METZGEREI(肉屋)など7軒をめぐる爆買いツアーに参加したり、充実した秋をおくりました。そんなベネの一週間を振り返ります。

 

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先々週、白馬のサマーハウスを掃除し、帰宅したベネですが、帰ってきて早々、友だちに誘われて、南信にある友だちの別荘を2カ所訪れ、冬支度を手伝うことにしました。白馬の場合、ハイシーズンは冬なので、冬支度といっても雪かき人員を確保することぐらいです。一般的な別荘はクマの冬眠のように眠るんだなと思い、見て見たくなったので、犬を連れてついて行きました。結局、どちらも管理事務所の人がやっておいてくれたので、何か手伝うこともなく、別荘地を犬と散歩しただけでした。

 

ベネの同居人のダックスフンドは勇敢なので、別荘地に着いた瞬間、鹿を追う気満々で、鼻息が荒くなり、吠えるし、追いかけるし、見失うし、しばらくして藪から顔を出すしで、一緒に行ったラブラドール・レトリーバーに呆れられていました。ベネは、あんなに走ったのにまだ家の敷地だということに驚きました。次回行くときは、100mリードを持っていこうと誓うのでした。


紅葉狩り


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それにしても蓼科はとても良いところでした。まず、おいしくて高くないカフェが多い!犬がOKなところもあります。ベネはピザ屋に入り、自分用と犬用を注文し、自分用のピザを食べられそうになりながら、ランチを楽しみました。パン屋には2軒寄り、お菓子屋さんに2軒寄り、野菜の直売所に2軒寄り、TURUYA(スーパーマーケット)、有名なMETZGEREIに行きました。

 


※ピザ屋はepiです


このお店、ピーターは、テレビで紹介される有名店だそうです。お店は、あまり広くありませんが、いろいろな豚の加工肉やパン、食べ物が並んでいて、いい感じです。外で食べられるようなスペースもあり、天気の良い日は気持ちよいと思います。ベネは、犬を外で待たせて、お目当てのベーコンとシンケンズルチェ、シュバインスハクセと真空パックに詰められた鰻のかば焼きを購入しました。



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家に帰って、お腹がペコペコだったので、シンケンズルチェ、シュバインスハクセを開けて、パンを少し温めて、セロリをかじりました。ただ、シュバインスハクセを買ってきたつもりなのですが、ベネPに「アイスバインっぽいんだけど」と言われて、疑問がうまれたので、この2つの「豚のすね肉焼き」に明確な違いがあるのか、感覚的なものなのかわからないのですが、とりあえず、食べ終わってから、調べてみました。

 

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ベネの思うアイスバイン(Das Eisbein)は、ゼラチン状のなにかがついた肉の塊です。Eis‐beinなので、凍った脚肉なのかと思いますが、そういうわけではなく、見た目がそれっぽい説と寒い時期の保存食だった説を子どもの頃聞きましたが、今は、他の説もあるようです。家庭でつくるときは、下処理した豚肉を10日間から2週間ほど寝かせてから、塩水と香味野菜、香辛料と長い時間煮込みます。ベルリン名物なので、ベルリンで食べられるそうですが、残念ながら、ベネは家でつくるので食べたことがありません。

 

日本でつくるときは、スーパーマーケットには豚のすね肉は、売っていないので、お肉屋さんに行って大きな肉を注文して、数日後に取りに行きます。あとは、熟成させたり、びっくりするような濃度の塩水をつくり、肉を入れて、野菜などを入れて待つだけと簡単なのですが、こんなに時間をかけて作るのに、家でつくると色味がいまいちで、食欲をそそる感じにできないので、売っているなら買ってきた方がいいと思います。付け合わせは丸ごとゆでた皮むきポテト、ザワークラフト、マスタードです。アイスバインとして食べるのに飽きてしまったら、シュークルートとして料理してしまうのもおすすめです。具材は共通しているので、余すところなく、使い切ることができます。

 

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よく似たものにシュバインスハクセ(Die Schweinshaxe/Schweinshachse)という食べ物があります。ベネのオーナーはなじみがあるらしく、ドイツでよく食べているのを見かけました。シュバインスハクセは、ローストした豚の脚肉のことです。Schwein‐Haxe/Hachseなので、豚のすね肉のことです。バイエルン州で好まれるとのことですが、居酒屋で見かけるメニューなので、日本でいうところのから揚げに匹敵する料理かもしれません。ビアホールに行くと食べられますが、レストランでは食べません。そのため、デュッセルドルフのビアホールにもあったし、フランクフルトのカフェのランチでも食べました。ベネの行きつけのバイエルン料理メインのドッグカフェにもありました。

 

作り方は、肉を下茹でして、皮がパリパリになるまでローストして、ソースをかけるようです。下ごしらえから数えてもおおよそ80分でできます。付け合わせは、ローストした丸ごとポテト、ザワークラフト、マスタードです。ベネの家では、アイスバインをローストしてました。



この2つのドイツ料理、どちらが楽かというとシュバインスハクセのほうが、下準備が楽なため、いまの主流はシュバインスハクセなんじゃないかなと思ってます。

 

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これが疑惑のシュバインスハクセです。



外から見るとすね肉であることは分かるのですが、煮ただけなのか、焼いたのかわかりません。食べてみても焼いた感じはしません。たぶん、ラベルの貼り間違いだと思われます。そして、綴りと読み方が微妙に違うことに違和感を覚えるドイツ人ベネでした。



ただ、ベネは肉の塊が大好物なので、これからも買い続けるでしょう。なんかベネサイズだし‥。

 

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