世田谷城跡保存会

世田谷城跡保存会は平成17年に設立し城跡の保存と復元の活動を行っています。
 

早朝ウォーク 明治神宮とその周辺

2022年09月04日 11時32分09秒 | 歴史散歩

明治神宮とその周辺を歩いてきました。8月26日(金)7時30分から10時。

代々木の地名 古くからある地名で、戦国時代、世田谷の領主だった吉良頼康の書状に「代々木村」とあるのが最も古いものとして知られています。吉良氏と関係のあった宝傳寺が代々木にあり領地であったようです。

小田急線参宮橋駅西改札口を出てすぐの道路わきに陸軍省所轄と刻まれた境界石があります。代々木練兵場の区画に建てられたものです。参宮橋の近くには大山道の道標が建っています。大山道の道標は不動明王を石柱に乗せた形が多いのですが、ここのは大小の天狗が彫られています。また反対側には津島神社があります。関東にはあまり見られない社で謂れははっきりしません。

宝物殿と北池 西門から明治神宮の境内へ入ります。宝物殿は大正10年に建てられたものでコンクリート作りに花崗岩を貼り付けたもので見た目は大変ソフトな印象を受けます。現在は閉館中で入れません。北池の広場には亀石があり池にはすっぽんなどの亀がたくさんいます。

明治神宮本殿 本殿は、明治45年、明治天皇が崩御し伏見桃山陵に埋葬された後、大正2年、渋沢栄一らが発起人となり神宮創設が進められ、同9年に創建されました。さらに大正10年には「明治神宮御境内林苑計画」が作られ、日本各地、朝鮮半島、台湾から総数12万本の樹木が集められ鎮守の森ができました。

明治御苑 明治神宮の一帯は江戸時代初期に加藤清正の別邸として使われ、清正井が苑内に残っています。その後、彦根藩井伊家の下屋敷となり、明治7年、南豊島御料地として明治政府が買収しました。明治天皇、昭憲皇后は当地を愛で谷戸に菖蒲田を作り、休憩所として南池を臨む御茶屋隔雲亭を建ててたびたび来られていたそうです。森の静寂に建つ社に参加者は清々しい気持ちになりました。

地名の由来は村民がサイカチの木を代々植栽していたとか、モミの木の巨樹によるとか言われているが判然としません。明治神宮境内には2代目の樅木があり由来が書かれています。

 
 
樹木は自然淘汰され現在は3万6千本です。森の静寂に建つ社に参加者は清々しい気持ちになりました。

早朝ウォーク 桝形山とその周辺

2022年08月18日 09時56分04秒 | 歴史探訪

桝形山とその周辺の史跡を歩いてきました。7月29日(金)朝、7時に向ヶ丘遊園駅改札口に集合し生田緑地に向かい、一気に山を登りました。展望台のある付近が一段と高くなっていたり、周辺に堀切の跡などがありました。

桝形城跡 標高80m、山頂は東西130m、南北80mの平坦地で眺望がいい。四方は断崖で囲まれた要害の地をなし地形が枡の形に似ていることから名付けられました。源頼朝が鎌倉に幕府を開いた頃、稲毛三郎重成が枡形山を城としました。重成は北条政子の妹を妻に迎え、源頼朝の重臣として活躍した武蔵武士です。

室町時代の永正元年(1504)には、山内上杉氏の討伐を狙っていた北条早雲が軍勢を進めて枡形城に入り、扇谷上杉朝良を助けて、山内上杉顕定の軍と多摩川の河原で戦い、激戦の末、山内上杉軍を破りました。

戦国時代の永禄12年(1569)、武田信玄が小田原へ出兵してきた時、当地の豪族横山式部少輔弘成は、枡形山に土塁を築いたと言われています。

かつては稲毛氏の守り本尊として毘沙門天が祀られていた天神社。

広福寺 枡形城の北側のふもとにある寺院。承和年間(834~848年)に慈覚大師によって開かれ鎌倉時代に長弁阿闍梨によって中興されました。本尊は木造五智如来坐像(桃山時代作)。

境内にある収蔵庫には、鎌倉時代の作とされる木造聖観音立像、平安時代の作とされる木造地蔵菩薩立像が安置されています。

 また、広福寺の寺地は、源頼朝の有力御家人の一人であった稲毛三郎重成の館跡ともいわれており、本堂内には木造稲毛重成坐像(桃山時代作)が祀られています。観音堂の裏には重成の墓といわれている五輪塔がありました。

向ヶ丘遊園駅10時に解散。

 


早朝ウオーク 代々木八幡神社と代々木公園散策

2022年07月24日 14時40分46秒 | 代々木

代々木八幡神社界隈と代々木公園を歩いてきました。朝7時半に代々木八幡駅に集合し代々木八幡神社、福泉寺、春の小川の歌碑、そして旧陸軍練兵場であった緑豊かな代々木公園へ。後半遠雷が響いて雨になりました。


歴史探訪 城郭巡り 河川を歩く 早朝ウオーク ご案内

2022年07月21日 16時48分41秒 | 歴史探訪

世田谷城跡保存会主催の歴史探訪、早朝ハイク、セミナーなど、7月以降の予定表です。少人数でお互いに干渉せずに楽しく史跡や文化財を訪ねています。
9月からはニカ領用水、10月は呑川の流域を散策。また柏市の松ヶ崎城、日野市の平山城なども巡ります。お気軽にご参加ください。申し込みは事前にコメントでお寄せ下さい。

 

 


谷口雄太先生 中世吉良氏勉強会 開催

2022年04月26日 09時36分30秒 | 講演会等の予定

谷口雄太氏セミナー「中世吉良氏研究の今2」

講師 青山学院大学准教授 谷口雄太氏

日時 5月6日(金)午前10時から同11時30分

会場 世田谷区ひだまり友遊館http://hidamari-sdh.net/index.html

申込 heyuanyingjun7@gmail.com 定員になり次第〆切。

※セミナー終了後区史編さん報告会を開催。