日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

報恩躍進の年

2021-12-25 | 御住職指導

正林寺御住職指導(R4.1月 第216号) 

 立宗770年の令和4年(2022)は、宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年における御報恩の信行の成果を踏まえて、御遺命の広宣流布大願成就に向けて更なる報恩躍進を期する重要な年になります。
 御本仏日蓮大聖人の御化導は、『立正安国論』に御教示の正法治国の正義を顕揚して、謗法の害毒に喘ぐ人々を救済することにあります。
 今、世間の人々は、長期化するコロナ禍や、頻発する異常気象による災害、さまざまな社会問題、凶悪化する事件等が重なり、身心ともに疲弊しています。
 それらの根本原因が謗法の害毒に起因することをよく知る本宗僧俗は、「心身の諸病の良薬」である大聖人の教えを、一日も早く一人でも多くの人々に弘めるため、地涌の菩薩の眷属として折伏に励む重要な使命を負っています。

 令和4年の年間方針は『報恩躍進の年』と銘打たれています。年間実践テーマについては、
 ①真剣な勤行・唱題で歓喜の行動
 ②僧俗一致の折伏で広布へ躍進
 ③御報恩の登山と寺院参詣で人材育成
以上の3項目は、信行の根幹をなす実践指針になります。

 特に令和4年は、80万人体勢法華講員の一員として正林寺支部では異体同心の団結のもと、唱題の功徳と歓喜をもって折伏と育成に励むことが肝要です。
 御法主日如上人猊下の常日頃の御指南を心肝に染め、講中一結して折伏誓願目標の達成に向けて精進しましょう。

 年間実践テーマの詳細について  

①真剣な勤行・唱題で歓喜の行動

 仏道修行の基本は、朝夕の勤行にあります。姿勢を正して一心に御本尊を拝し、真剣に行うことが肝心です。また、一切の困難を解決する秘訣は真剣な唱題にあります。勤行は時間を決め、唱題は量を増やしていくよう心掛けましょう。
 懈怠なき日々の勤行・唱題は、功徳と歓喜に満ちた生活への入り口であり、充実した日々の行動を開く鍵となります。「月々日々につより給へ」の御金言の如く、昨日より今日、今日より明日へと、信行を積み重ねて歓喜に満ちた行動を実践しましょう。
 御本尊を護持していない講員は、寺院に参詣して勤行・唱題を実践しましょう。一月中は唱題行でもあります。
 なお、新入講の方は御本尊御安置の大事なることを理解され、御本尊下付が実現することを目標としましょう。

②僧俗一致の折伏で広布へ躍進

 広宣流布は、宗祖日蓮大聖人の御遺命です。日蓮正宗の信心の目的は、正法広布により世界の平和と人類の福祉を実現することにあります。
 本宗僧俗の本分は、値い難き末法の御本仏宗祖日蓮大聖人の仏法に巡り値い、広布の陣列に加わることを心から感謝し、喜んで折伏に邁進することです。
 宗祖日蓮大聖人の正法に結縁していない多くの人々に対し、僧俗一致・異体同心して折伏を行じて下種結縁し、妙法広布へ向かって共々に躍進しましょう。
 コロナ禍の中、感染予防対策を講じて進んで折伏に励むところ、必ずや仏祖三宝尊の御照覧を賜って大きな功徳が具わることを確信し、年間折伏誓願目標の達成に向けて個人目標・四者単位・班単位で計画を立て精進しましょう。

③御報恩の登山と寺院参詣で人材育成

 総本山大石寺は、本門戒壇の大御本尊おわします清浄な霊場であり、大御本尊を渇仰恋慕する宗内僧俗の願い出により、御開扉が奉修されています。現在は、万全な感染予防対策を講じており、個人(添書)もしくは団体の日帰り登山となりますが、御報恩のため登山参詣しましょう。
 また、寺院への参詣が遠のくと懈怠の心が生じやすくなります。御講・行事・会合等への参詣・参加には制約もありますが、当支部に適した方法を工夫し、参詣の機会を増やす努力が大切です。
 正しい知見に基づいて感染リスクを避け、全講員が総本山への登山と寺院参詣の功徳に浴し、もって広布の人材育成を推進しましょう。

 以上、令和4年の年間方針『報恩躍進の年』の意義と3項目の年間実践テーマの趣旨を心に刻み、群馬布教区広布推進会、寺院の行事、講中の諸活動に参加して信行を磨き、3項目の年間実践テーマを着実に実践し、もって令和4年の折伏誓願目標を達成してまいりましょう。
 正林寺支部講中各位には、御法主日如上人猊下の御指南を根本に、謗法が蔓延する世の中を浄化し、広宣流布に向かって勇猛精進せられるよう切に願います。

 

宗祖日蓮大聖人『経王殿御返事』に曰く、
「師子王は前三後一と申して、あり(蟻)の子を取らんとするにも、又たけ(猛)きものを取らんとする時も、いき(勢)をひを出だす事はたゞをな(同)じき事なり。日蓮守護たる処の御本尊をしたゝめ参らせ候事も師子王にをとるべからず。経に云はく『師子奮迅之力(ししふんじんしりき)』とは是なり。又此の曼荼羅能く能く信じさせ給ふべし。南無妙法蓮華経は師子吼(く)の如し。いかなる病さは(障)りをなすべきや。鬼子母神(きしもじん)・十羅刹(らせつ)女、法華経の題目を持つものを守護すべしと見えたり。」(御書685)

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