福島県の「ふるさと・きずな維持・再生支援事業」の採択をいただき、当会は本年度7月より、獣医師と共に毎月一回巡回訪問事業を開始致しました。名付けて、
笑顔見守り巡回プチヴィー
7月15日土曜日、第一回目の巡回訪問を致しました。担当獣医師は、野良猫病院プチヴィーで、昨年3月よりお世話になっております亀田先生・エリ先生です。このような全く利益のないボランティア活動に、神奈川県相模原市からご参加いただき、本当に有り難く思っております。
助成金でレンタカーを借りました!!来年中には、団体専用のプチヴィー車が欲しい!9か月間は、レンタルカーをお借りいたします。有難うございます。
白河市内Y様宅を訪問しました。70歳代半ばのY様は独り暮らし。6年前より大型犬2頭を飼育しています。息子さんの同僚の家で生まれた仔犬を引き取られたそうです。ミックス犬の場合、何キロに成長するかわかりませんが、スクスク成長し、現在37キロ!?吠えるため、室内で飼育し、近隣に配慮されています。昼間は、エアコンの効いた室内サークルで、飼い主様と一緒に音楽を聴き、朝晩1頭ずつ、たっぷりの散歩をし、夜は室内フリー!何という幸せな毎日でしょう。
ペットは家族
という飼い主様の笑顔が印象的でした。犬たちも毛艶も良く、幸せそう。殆どの時間を一緒に過ごせる高齢者世代のペットライフ、若い世代よりもペットにとっても良いのでは?と思うことがあります。
今まで、怖くて吠える犬という印象でしたが、実際は甘えん坊で可愛い犬たちでした
こちらは、白河市内80歳位の独居高齢者O様宅。迷い込んできた野良猫のお世話をされています。事情を近隣住民より聞き、当会で手術を致しました。その際、野良猫と言いながらも、愛情を持ってお世話されていることがわかり、保護するよりも、お世話をしていただく方が良いと判断致しました。
手術後、とても甘えん坊になり、前を通る小学生にも人気だそうです。猫を通して、皆が優しい気持ちになれたら素晴らしいです。オス猫も去勢手術をするべきです!この猫は、もしO様が入院された場合には、当会が預かります。このようなケースが増えた場合に供え、社会貢献をしたい高齢者の登録預かりボランティア制度を設けたいと考えております。
白河市内農村部、山の中にポツリと一軒の家があり、そこに90歳近い方が独りで住んでいます。写真は、Y様の愛犬シロ、5歳位とのこと。他にも多数の猫のお世話をされています。この猫は当会が手術をしました。
亀田先生に手術していただいた三毛猫も元気でした。
もし、Y様が入院されたら、万が一のことがあったら?シロや猫たちはどうなるでしょう??恐ろしい現実が農村部にはあります。想像するのも恐ろしい!!そんな時に、当会に連絡が来るようなシステム作りをしております。頑張ります!!Y様、今はお元気ですが、近くにお店がないため、週に一度来る販売者で食品を購入し、ペットフードは親戚に買ってきてもらうそうです。もし、その親戚の方が買出しできなくなったら??これも恐ろしい!!地方の方は、人に迷惑を掛けるくらいなら殺処分・・・と考える傾向があります。
この他、仔猫が生まれると川に流していたお宅を訪問しました。当会で手術したメス野良猫さんは元気にしているとのこと。この時は外出中でした。仔猫が流れていく川を、何日も見ているというメス猫・・・仔猫が川を流れて戻ってくると思っているようだとのお話でした。もう・・・流れていく仔猫を見ることはありません。このお宅は、高齢者ご夫婦と、その親の二世帯。65歳が若い世代という農村部もあるのですね。
最後は、泉崎村のK様宅。K様は、60歳代で約20匹の保護猫と暮らしています。写真は、野良猫で、当会で手術しました。去勢してから甘えん坊になり、この時もスリスリ甘えていました。オス猫も去勢すると喧嘩が少なくなり性格が穏やかになります。
中で飼うことはできませんが、居場所があり、ご飯を貰える猫は幸せです。K様宅は、若い猫が多いので、全部の猫を看取るまで、長生きしてくださいと申し上げています。もし、迷い猫や野良猫捨て猫がない福島だったら・・・こんなに猫を保護することもなかったでしょう。
第一回巡回訪問は、白河市内Y様宅、M様宅、O様宅、Y様宅、M様宅、泉崎村K様宅の6軒を訪問させていただきました。ご協力いただきました皆様、有り難うございました!
ランチは、白河ラーメンを皆でいただきました。事務局のゴチです♪ ご馳走様でした