先回に続き心と体の関係を描きます。
先回と今回は、本「超自然になる」から抜粋し、分かりやすいように少し文章を直しています。
ワシントン州タマコで感情が免疫系にどんな影響を及ぼすかについて実験を行った。
初日に117名の参加者の唾液サンプルを採取し、4日後の実験終了時に再び採取した。
唾液から免疫グロブリンA(IgA)と呼ばれる免疫系の強さの指標となるタンパク質マーカーを計測した。
IgAは極めて強力な化学物質で、健全な免疫機能や体内防御システムを担う基本タンパク質の1つ。
IgAは、いつでもバクテリア、ウィルス、胞子、その他の侵入物、そして既に体内に棲みついている異物と戦っている。
稼働している時は体内の最大の防御システムとなる。
ストレスレベルが上がると、連動してコルチゾールなどのストレスホルモン分泌が増加すると、IgAのレベルが下がる。
すると、このタンパク質を作る遺伝子は遺伝子は免疫系の発言を下方調整する。
実験の4日間、参加者に愛、喜び、感謝といった感情を9~10分キープするエクササイズを1日3回毎日行ってもらった。
感情の質を変えるだけでIgAを増やすよう遺伝子を調整できるのではと想定された。
結果は驚愕の、IgAレベルが平均49.5%上昇したのだ。
IgAの平常値は、37~87mg/dlだが、参加者終了時の数値が100mg/dlを超えた人もあった。
参加者は外的環境で何らかの経験をした訳ではないのに顕著な変化を示した。
これが意味するのは、もしかしたら体を癒すのに薬や何らかの外から体内に取り込む必要がないかもしれないということだ。
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