こんにちは、佐藤俊夫です。

今回は、特に質問の多い

治療打ち切りを受けない方法について

説明していきたいと思います。

治療打ち切りを受けてしまっては、

ケガが治らずに示談させられたり、

慰謝料にも大きく影響してくるので、

この記事を参考にしてください。

交通事故に遭い

通院を始めてから3ヶ月も経ちますと、

保険会社の都合で、

治療費を打ち切りますので

そろそろ示談してください

と、言ってくることがあります。

これは、保険会社が慰謝料や

今後の治療費の支払いを抑えるための

発言なのですが、

一般的に、この宣告を受ける人の

行動パターンが存在するのです。

どんなパターンかと言いますと、

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一番目の理由は、

通院日数が少ないということです。

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通院日数が少ないと、

保険会社も症状が軽いと見て、

早く終わらせるにはこちらから連絡し、

治療費を打ち切ってしまおう

という考えで、

このようなことを言ってくるわけです。

保険会社は交通事故案件を

多い担当者で、何十件ももっているので、

早く終わらせないと、

件数が一向に減らずに増え続けていくので

被害者一人ひとりの事を考えて、

対応することが難しいのです。

また、保険会社は営利企業なので

保険加入者をたくさん増やそうと

営業活動をしておりますが、

支出に関してはなるべくなくそう

と考えるのは普通のことなのです。

例えば、

保険会社が交通事故被害者に

親身になって対応していたらどうなるでしょうか？

そんな保険担当者は、

会社からみたら支出の対象になるので、

リストラの対象になるのでは

ないでしょうか？

交通事故被害者である私たちからすれば

こんなにひどい話はありませんし、

ケガが治るまでは最低でも

面倒を見てもらわないと困ります。

この治療打ち切りを防ぐためには

どうすれば良いか？

しっかり通院することが重要になってきます。

この理由としましては、

治療を積極的に行うと、

保険会社も簡単に治療を

打ち切ることができませんし、

「その後、おケガの状態はいかがでしょうか？」

このような言い方で様子を伺ってきます。

通院ペースの目安としては

1週間で、通院を3回以上すると、

簡単には治療打ち切りができなくなるのです。

たとえ、治療費の打ち切りを受けた

としましても医師が味方になってくれ、

医学的根拠を持った上で、保険会社に

「もう少し治療に日数がかかる」

と、言ってくれるようになります。

そして、治療の打ち切りを受ける

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2番目の理由は、

接骨院を中心に通院することです。

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いくらしっかり接骨院で治療に励んでも

保険会社は、医学的根拠のない治療法を

継続して、治療に対する正当性が無いと

判断します。

これも、治療費の打ち切りを受ける

大きな要因になりますのでご注意ください。

最近、世間では交通事故専門の接骨院と

ホームページで宣伝したり、店舗の看板に

堂々と書いている接骨院をみかけますが、

これは、一般の患者と交通事故の患者では、

保険診療と自由診療にわけることができ、

保険診療は治療費の点数がきまっていますが、

自由診療ですと、医師の判断で点数を決めることができます。

一般的な自由診療の金額は、

保険診療と比べると、3倍以上の値段で

設定していることが多いです。

このような理由により、

接骨院では治療方法は普通の患者と変わらないのに、

交通事故被害者に対しては

3倍以上の治療費をかせぐことができるので、

このような宣伝文句を使い、

交通事故被害者を集めるようにしています。

また、接骨院で治療をつづけても、

東洋医学の観点から、症状固定という

概念を持っていませんので、

後遺障害診断書を書いてもらえないですし、

後遺障害診断書を書ける資格もありません。

書いてもらえたとしても、

治療経過報告書のみとなります。

また、

保険屋から治療費を打ち切るよといわれても、

もう少しかかるからと言い返すこともしてもらえないですし、

言い返したとしても、保険会社は医学的根拠のない

治療法には一切耳を貸してくれません。

このような理由から接骨院で治療するのは

辞めるようにしましょう。

整形外科から、

「治療の経過を見たいから接骨院での治療を試して」

といわれることが稀にありますが、

これも、おススメしません。

このような整形外科はリハビリ施設を

持っていないところや、

大学病院のような大きい病院で

リハビリ施設が通常の患者さんで

あふれているところ

のどちらかですので、

私がおススメする個人経営でやっている

リハビリ施設のある整形外科で通院すると良いでしょう。

理由としましては、仕事の合間でもリハビリに通え、

私の経験ですと、比較的すいていることが多いです。

そして何より、

自由診療の患者さんを大事にしてくれる

ところもありますので

しっかり通院すれば、治療費として

医師も稼ぐこともできますので、

患者であるあなたの味方に

ならないわけがありません。

また、医師の話には積極的に耳を傾け、

良好なコミュニケーションをとるようにしてください。

最後にまとめますと、

保険会社から治療費を打ち切られないためには、

・しっかり治療に専念すること（通院は週に3回はすること）

・接骨院では治療に専念しても打ち切られる

　可能性があること

・個人で経営するような、リハビリ施設のある

　整形外科で治療すること

・治療を積極的に行っていれば、むやみに治療費

　打ち切りを受けません。

・治療を打ち切られそうになっても、医師が味方に

　なってくれ、説明してもらえること

・医師とは良好なコミュニケーションをとり、

良好な関係を 築くこと

これらを意識し、

治療費の打ち切りに対応するようにしてください。

それと、ケガが治らないうちは

示談に応じないようにしてください。

今回はここまでにします。

ありがとうございました。

交通事故慰謝料増額アドバイザー　佐藤俊夫