LACの活動(陸上ジュニア・アスリート・キッズ)は、本城陸上競技場のサブグランドや洞北緑地などで行っています。そこは整地されていない草地。私は、神経・筋コントロール機能が著しい発達をするジュニア期(小学生期)のトレーニングは、近代的できれいに整備されたサーフェスより、多少凸凹があり、かつ柔らかさを兼ね備えた不整地でのトレーニングが最適だと考えています。これは、一昔前の「野山で走り回る」ということに似ているかと思います。
ランニングやスプリント走はあらゆるスポーツの基本的な動作ですが、「走る」という動作は片脚で地面に接地し、バランスをとりながら身体を支持して次のステップへ移行するという動作の繰り返しです。人間の身体にはバランスを保とうする制御装置が備わっています。ランニングやスプリント走においてはその制御装置がフルに稼働しています。そこで、あえてサーフェスがフラットではない不整地でトレーニングし、制御装置の機能を向上させるのです。片脚で身体を支持する際のバランス能力を向上させ、効率の良い動きを獲得することが狙いです。
また、LACのアスリートチーム(中学生)においても年間を通して、週に3回の練習のうち1回は不整地でトレーニングを行うように心がけています。経験上、不整地でのトレーニングは、サーフェスが柔らかいため練習量が増えても障害の発生率が少ないように思えます。また、陸上競技の一流選手の中には子どもの時の遊び場は野山だったという人は多いと聞きます。野山で遊ぶことが、結果として適切な時期に様々な刺激を与えることになったのでしょう。ちなみに私の遊び場は田んぼでした(笑)。
このように、不整地でのトレーニングは子どもの運動発達にとってたくさんいい事をもたらします。今後も、様々な新しいトレーニングを導入するつもりですが、特に「不整地でのトレーニング」にはこだわりを持って取り組みたいと思います。
LAC代表 船津京太郎
ランニングやスプリント走はあらゆるスポーツの基本的な動作ですが、「走る」という動作は片脚で地面に接地し、バランスをとりながら身体を支持して次のステップへ移行するという動作の繰り返しです。人間の身体にはバランスを保とうする制御装置が備わっています。ランニングやスプリント走においてはその制御装置がフルに稼働しています。そこで、あえてサーフェスがフラットではない不整地でトレーニングし、制御装置の機能を向上させるのです。片脚で身体を支持する際のバランス能力を向上させ、効率の良い動きを獲得することが狙いです。
また、LACのアスリートチーム(中学生)においても年間を通して、週に3回の練習のうち1回は不整地でトレーニングを行うように心がけています。経験上、不整地でのトレーニングは、サーフェスが柔らかいため練習量が増えても障害の発生率が少ないように思えます。また、陸上競技の一流選手の中には子どもの時の遊び場は野山だったという人は多いと聞きます。野山で遊ぶことが、結果として適切な時期に様々な刺激を与えることになったのでしょう。ちなみに私の遊び場は田んぼでした(笑)。
このように、不整地でのトレーニングは子どもの運動発達にとってたくさんいい事をもたらします。今後も、様々な新しいトレーニングを導入するつもりですが、特に「不整地でのトレーニング」にはこだわりを持って取り組みたいと思います。
LAC代表 船津京太郎