かっこいいプレゼンは何がかっこいいのか? | 仕事のプレゼンテーションが上達する方法

仕事のプレゼンテーションが上達する方法

上司にプレゼンテーションが下手と言われた!
上司に何を言っているかわからないと言われた!
注意はたくさんされるけど、具体的なアドバイスはもらえない!
結局どうすれば良いのか分からない!という方のために、
プレゼンテーションが上達するコツをお伝えします

この人のプレゼンかっこいいなぁ~
こんな風に私もプレゼンできたらいいなぁ~
って思うことありますよね!

私もあります!

さてこの人のプレゼン何がかっこいいんでしょうか?

・スライド、パワポがかっこいい!? 
・話し方がかっこいい!?
・顔がかっこいい!? 美しい!?

どれも大事なことだと思いますが、
(3番目は努力ではなかなかどうにもなりませんが)
どれも、それがあるからかっこいいプレゼンになるものではありません。

なぜか?

恐らく「かっこいいプレゼン」と聞いて
世界中で一番多くの人が顔を思い浮かべる人
スティーブジョブズを例にとって説明しましょう

①スライド、パワポがかっこいい!?

ジョブズのスライドかっこいいですか?

なんも書いてないですよ?
大体1行~3行メッセージが書いてあるだけです。
(これはこれでプレゼンのテクニックとしては大変重要なことです)

これがかっこいいんだ!
このスライドのおかげでジョブズのプレゼンはかっこいいんだ!
というのであれば

真似してください。
パワーポイントの一枚に入れる文章を
1~3行にしてください。

プレゼンはきっと良くなるでしょう。
でもこれだけじゃあ 「かっこいいプレゼン」 にはなりません。

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ジョブズスライド1

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ジョブズスライド2

②話し方がかっこいい!?


ジョブズの話し方かっこいいですか?

冷静に聞いてみると
ジョブズの声ってとっても甲高いですよね?


世の中では、
低音の声で話す方が自信、説得力、リーダーシップが増して聞こえるので、
プレゼンではできるだけ低い声で話しましょう
といわれますが

これも「かっこいいプレゼン」の本質ではないようです。


③ 顔がかっこいい!? 美しい!?


・・・

私はジョブズの顔、好きですよ(^^;)

でも、やっぱりジョブズの容姿はプレゼンに関係ないですよね
(清潔感のある服装はとっても大事ですよ)


では、ジョブズのプレゼンの何がかっこいいか?

それは、

ジョブズが心の底から思っていた

「宇宙に衝撃を与えたい」という

自分の創り出すもので世の中を変えたい、救いたい
そのために、
この製品の良さを世の中に伝えたい!
知ってもらいたい!買ってもらいたい!
という情熱!

その情熱そのものがかっこいいのです

その情熱が、
スライド、話し方、メッセージといった
プレゼンのすみずみからにじみ出て、
かっこいいプレゼンを生み出すのです。

かっこいいプレゼンは
究極的には
かっこいいスライドも
流暢な語り口も
気の利いたコメントも必要ありません。

プレゼンテーションするのは
あなたの作ったスライドではなく、
あなたが聞き手に伝えたいメッセージと、
そのメッセージにかける情熱です。

それこそがかっこいいプレゼンに不可欠なものなのです。


インターネットで検索すると、
「かっこいいパワーポイントの作り方」
「プレゼンがかっこよく見える姿勢・話し方」
などの表面的なノウハウ・テクニックがたくさん出てきます。

そのどれもが役に立つでしょうが、
まずはプレゼンテーションの本質について学ぶのが
遠回りに見えて一番近道だと私は断言します。

面倒でも一度プレゼンテーションの本質に触れた
本を読んでみて下さい。
あなたのプレゼンテーションが
本当にかっこよくなると思いますよ


プレゼンテーションについての本はたくさん出ていますが
私はTEDに関する本をお勧めします

なぜならTEDは
「価値のあるアイデアを世に広めること」を目的としているからです

どのプレゼンターも、このアイデアを世の中に伝えたい!
という情熱であふれています。

またTEDはプレゼン先進国
アメリカの団体です。

アメリカのプレゼンは大げさすぎて
日本では使えない!
という人もいますが、

良いものを伝えたいという情熱は世界共通です。

日本のビジネス本で
その本質に言及している本は非常に少ないです

次の本をぜひ一度読んでみてください。
プレゼンのテクニックに関してもたくさん書かれていますが、
何のためにプレゼンをするのか?
何が聴衆を動かすのか?

それが結果としてかっこいいプレゼンにつながる
ということがとても良く書かれています。

これらの本を読めば

「かっこいいプレゼン」
と検索することはもうなくなると思います。

TEDのプレゼンテーションに関する本
TEDトーク 世界最高のプレゼン術


TED 驚異のプレゼン 人を惹きつけ、心を動かす9つの法則


最後に、

かっこいいプレゼンテーションに
話し方は関係ないという
TEDの好例を紹介します

歌手として成功している
メーガン・ワシントン

彼女は実は吃音で、
人前で話すことが何より苦手なのです

そんな彼女が、
なぜ人前で歌う道を選んだのかをスピーチします。

つまりながらの話し方、
スライドもなし、
手にもった端末を常に覗きながら、
のスピーチですが、

ありのままの彼女が話しているスピーチは
とてもかっこいいものでした。

かっこいいプレゼンをしたいあなたに
きっと役立つスピーチと思います。

ぜひ彼女のスピーチを聞いてみてください

メーガン・ワシントン: なぜ人前で話す恐怖の中で生き続けるのか