【毎レッスン季節のミニ作品作りで基礎力+応用力もUPする】
癒しのリラックスカリグラフィー教室の町田真澄です。
金木製の香る、大好きな秋。
10月になりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて今日は、ケイドル作品のご紹介です。
ケイドル(ケイドゥル又はカドーと言うことも)とは、15世紀初頭にフランスで使われ始め、北ヨーロッパを中心に人気があった【手の込んだ飾り文字】のことです。
今でも格調高い契約書や証書・憲章などの文頭で、書かれることがあるそうです。
こちらは、当教室に10年以上お通いくださっている生徒様に向けてレッスンさせていただいた私の作品見本です。
カリグラフィーのフレーズとしても良く使われるLove, Live, Lough,の頭文字Lを、C2のペン先を使用してA5サイズの紙に書きました。
どこから書くのか迷いますが、まずは【メインの文字の軸となる線】から書きます。
この作品で言うと、Lの縦のラインです。
基本となる縦のラインを1本書き、その横に沿うようにペン幅1本分以内の間隔で縦のラインをダイヤやコブなどの小さな装飾を加えて左右に数本書き添えます。
すると、全体的に見た時に、幅のある縦のラインが出来上がります。
次に、今出来た縦のラインを基にして、上や下側のラインを加えていきます。
最後に、濃いブルーで書いたメインとなるLの文字の周りに、同系色の薄いブルーで葉っぱやお花の装飾を加え、お花の中心にゴールドのアクセントを入れて完成させました。
一見簡単そうに見えるこのデザインですが…
実はそれぞれの線の間隔や角度についてルールやポイントがあるので、それをしっかり理解して書くと、たった1文字ですが、単なるストロークの練習ではなくとても勉強になります。
レッスンでは、私の作品見本を見ながらルールやポイントを説明して一度同じように書いていただいた後、ご自身でお好きな文字をデザインしていただきました。
私もそうだったのですが、自分でデザインを考える作業は、見るのとやるのとは大違いでとても大変です。
1本1本は単純なラインですが、とても頭を悩ます作業に直面します。
でも、アドバイスをさせていただきながら何度も試行錯誤を繰り返して出来上がったデザインは、とても趣深く、たった1文字でも目を引く素敵なお作品となります。
作品を書いた後、この大きさにぴったりな額とマットがあることを思い出しました。
額に合わせて買ったマットが、デザイン違いの3色ずつ、計6枚。
どれが一番合うか写真を撮ってみました。
四角い窓とその周りに装飾が施されたマットの水色バージョン。
四角い窓とその周りに装飾が施されたマットのブルーグレーバージョン。
四角い窓とその周りに装飾が施されたマットの草色バージョン。
飾り切りされた窓の水色バージョン。
飾り切りされた窓のブルーグレーバージョン。
飾り切りされた窓の草色バージョン。
どれも迷いますが、私は四角い窓とその周りに装飾が施されたマットの水色バージョン(ブルーグレーバージョンも捨てがたい！)が一番合うかなとおもったのですが…
皆様はどれがオススメでしょうか？
追伸
今回ご紹介させていただいた素敵な額とマットは、作品展の時に額装をお願いする、横浜ジョイナス地下1階のTools⇒☆リンク☆で購入させていただきました。
また、ケイドルについて参考にさせていただいた本はこちらになります。
この記事が、どなたかのご参考になれば幸いです。
ケイドルの単発レッスンも行っております。お気軽にお問合せください。
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