(皆さん、こんにちは! 今日のBGM 玉ちゃん&直太郎〝メロディ〟)
2014年の年末は、息子の件だけではなく、友人の事。
正確には後輩ですが、聞きたくなかった連絡が入ってきました。
彼(K 君)の病名は、癌。
胃癌が12月の検査で発覚したというのです。
私は即座にK 君に連絡をとってみた。 するとメールで事の詳細を送ってきてくれた。
幸いまだ元気な様子。
当初は胃が痛むので最寄りの医者に行き、
胃薬を処方されていたそうだ。
でも、いっこうに良くならない。
そこで大きな病院に行き検査をした結果発覚したとの事。
昔から胃は切り取ってしまえばという話を聞いていましたが、今回はどうも様子が違う。
12月にわかってから、年末に抗がん剤治療を開始したというのです。
それでも、心配になった私は病気に詳しい親友に聞いてみた。
彼曰く、 「hideちゃん、会いに行くなら早い方がいいかもしれない。」
えっ? と思いましたが・・・・。
K 君は年明けには家に帰っているという事だったので、私は会いに行くことにしました。
彼の家は、福井県にあります。
大阪市内の私の家から電車をのりついで3時間近くの距離。
でも、そんな物理的なものは関係なかった。
私はK 君の顔を見て言葉をかけたかった。
彼も私が行くことを快く承諾してくれました。
私も未だ仕事がうまく行かず経済的にも苦しかったのですが、リヴェラに言って何とか工面。
1月9日の朝、電車に飛び乗った。
私も元日に高熱を出して以来、体調はあまり芳しくありませんでした。
でも、3日ほどで熱が下がったので、インフルでないことを確認して出発。
何年もたずねていなかった土地。
サンダーバードという
JR大阪駅から出ている列車に乗りこんで行く。
大阪から京都、滋賀の琵琶湖と進むにつれ、
あたりはドンドン雪景色に変わり福井へと向かっていきます。
彼は数年前に再婚をし、幼い子供が2人もいる。
毎年届く年賀状には、あどけない2人の写真を載せていました。
私は行った時に彼に何を話せばいいだろう。
正直、行き着くまでは考えがまとまらなかった。
もう10年近く前でしょうか。
ある時、K 君が私に相談に来てくれた事があった。
それは、彼の当時健在だった父親が病に倒れたときです。
当時は私も正直何と言って励ましていいかわからない状況でした。
その時は、共通の先輩の所へ連れて行き、激励して頂いたことも。
どんなに強く見えるような人でも、孤独になったり、大きな病になった事がわかると気持ちが弱くなるものです。
私も苦しい時に声を掛けてもらった人は今でも忘れません。
でも、いざとなった時に、皆、なかなか会いに行こうとはしない。
今まで、何を学んできたのかと思うほど、・・・・・。
皆、自分の事で精一杯で、その日をこなすのがやっとなのでしょうか。
また、「あいつは、もう終わったな。」 という奴もいた。
私は決してそうではないと思うのです。
人は、人の心でしか励ませないし希望も見いだせない。
私はいつもそのように教えて頂き、生きてきたのですが・・・・。
私もこれでもかというほど痛い目にあい、
生きる希望をなくした事が何度もあった。
しかし、いざK 君のような状況を聞くと、こんな私でも何とか勇気を送れないかと考えてしまう。
列車の窓から外をながめ、そんな事ばかりを考えていました。
そして、あっという間に列車は福井駅に着いていたのでした・・・・・。
『皆様に贈る言葉』
〝人生を、生きて生きて生き抜くことである。
そのために、絶対に「負けない」ことである。
自分も、一家も、組織も、何ものにも負けず、
何ものをも乗り越え、前へ前へと進んでいく。
その姿自体が勝利である。
打ち続く苦難にも一つ一つ深い意味がある。
大変な時こそ、無量の「心の財(たから)」を
積むことができるのである。〟
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