■片付けの反面教師?■ | ほんわかな暮らし

ほんわかな暮らし

日々の暮らしを丁寧に・・・
大好きなインテリアとシンプルな暮らしを中心に
ほんわかした気持ちで暮らせますように・・・

実母のことです

私の幼い頃から
毎朝早く起きて 家事は完璧で
主婦の鑑!
と思っていたんですが

今 考えると 片付けが苦手で
何処の収納場所を開けても
一応見た目はキレイでも
パズルの様に 無理やり収納
で 物が満杯びっくり

私は自分の家庭を持ってから
初めて 母が片付けが苦手な人だった
そのことに気付きました

転居が多く その都度
家具や家電、大半の物を買い換える
それが 何故か我が家の習わしで
口癖は
取り敢えず買っておくわ〜』です
転居前に買うので いざ搬入してみると
大き過ぎる家具、全体の雰囲気が
チグハグなインテリアの数々

そりゃそうですね
取り敢えず物を買う
ので 全体のバランスは
考えていませんから

家も4人家族には 充分な広さだったと
思いますが
サイズも測らず買うのか?
この部屋に!と思った家具が
入らないびっくり
仕方なく空いてる場所に置くニヤリ
これも取り敢えず置く

何故か私の部屋にも
母の着物専用箪笥が
『ここ空いてるよね~ルンルン』と
有無を言わさず 置かれる、、、
というような事も 普通に有りました

そんな母も高齢になり 父亡き後
病になり 一人暮らし不可能になり

母が入院中に
私が一任されて 家を売却する事に!

売却時 空き家にする必要が有り
ここで、初めて親の家を片付ける 
『親家片(おやかた)』を経験

先ずは
物の多さに ドン引きびっくり

次に その物達が使われることなく
収納場所に仕舞われたままなことに
呆れました

父の仕事上 確かに頂き物が多い
環境だった事も影響しているかも
知れません

空き箱の収集家か!と思う位に
何の目的も無く 只キレイだからと
置かれていた数々の空き箱の山
鍋やフライパンの山
お客様専用の食器の山

某ブランドの服の山
全く使ってないよねーキョロキョロ
分かる新品のバッグの山

1つ買えば洗い替えに
とでも思ったのか?
全く同じブランド同じ色の
ボトムスの山

数が多いので山と表現していますが
一応キレイに並べてはいるのです

とにかく数が多い!

靴も、、、イメルダかっ!と思うほど

此等すべて 着て履いて使っても
母は 平均寿命を大幅に越えます
と言うか これまでの衣類や靴などは
高齢になれば 着れない履けない物が
多くなります

母の口癖は『取り敢えず』とは別に
『勿体無い!』が有ります

つまり『取り敢えず』買った物でも
『勿体無い!』から着れない
持てない、履けない、使えない
そして 当然処分も出来ないんです

服も バッグも 靴も
誰かに身に着けて貰う為に
存在している筈だと思うのですが
身に着けることなく その役目を終える
その方が勿体無いわ!
思うのですが、、、

勿体無くて 使えない物は
最初から買わなければ良いのに
とも思います

親子なのに全く考え方が違います

『親家片』をした当時は
大病を経験したせいか?

「持ってても仕方ないから捨ててね」
「何で今まで置いたままで
使ってなかったんだろう?」チュー

と 言ってた筈なんですが

あれから 約10年経過し
今は高齢者専用マンションに
入居していますが
当初のみ ミニマリスト?と思える
空気のよく通る部屋でしたが 

あれよあれよという間に 元に戻り
私は 部屋に入ると目眩が起きる程に
物が多い!ガーン

つまりは あれだけの物を
せっかく手放したのに
また 物を手に入れているのです

日用品でも同じこと
ティッシュボックスの山
洗剤類のストックの山
冷蔵庫は常に満杯でないと不安な
ようで 、、、

生きてきた年代が 
『物の無い時代だったから』
という言い訳も 聞き飽き

『勿体無いから使えない』
それも聞き飽き

けれど 可愛い小物を見れば
つい買ってしまう
それは母に取って必要なことで
飾って楽しむなら
物に価値を置いているので
構わないと思います

一緒に住んでいない私が たまに行き
目眩がしそう 息苦しいと思うのは
勝手なことで
お門違いだとも思います

生前整理も 今は母が多分
望んではいないと思いますので
物に大量に囲まれた生活でも
楽しく過ごせるなら それで良しと
思います

けれど 私自身は
『親家片』は 胸の痛みを伴う
苦しく辛い 果てしない
作業だったと思うので

だから我が子には そんな思いを
させたくは無いので

母を反面教師にして
自分の価値観で
必要の無い物は
手放して行きたい!と思っています

母は 物が多い生活を
物を 手放さない生活を
『物を大事にしている生活』と
思い込んでいます

吟味して やっと手に入れた物を
大切に丁寧に手入れしながら使う

それが物を大事にしている
ということなんだよ!
と 内心思っていても
直に母には言いません

年老いて来た母の価値観を
今更変える努力は無駄なことで
母に取って 居心地の良い生活なら
それで構わないと思うからです

『片付ける』 ということは
単に物を収納場所に納める意味
ではなく 
先ずは取捨選択
常に取捨選択
それが日常的に意識せず
出来ていれば
いつの間にか 家は片付いていると
思います


✜✜✜✜✜✜✜✜✜✜✜✜✜✜✜✜
本日は特に長々とした文章になり
申し訳ありません

ここまで読んでいただき

ありがとうございました


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