【展望】20211023_富士ステークス

逃げ馬不振、追い込み馬注意

 

まずは基本的な脚質傾向をおさらいしておきましょう。

 

●富士S脚質傾向(2013年以降)

日付 馬場差 着順 馬番 馬名 3F順 P差 残3F差 3角 4角 GS
201024 -0.1 1 5 ヴァンドギャルド 1 -2.8 1.4 6 8 114
2 11 ラウダシオン 3 1.0 3 3 112
3 9 ケイアイノーテック 2 1.7 11 11 110
191019 -0.7 1 16 ノームコア 2 -0.9 0.9 13 12 112
2 9 レイエンダ 1 1.2 16 15 111
3 2 レッドオルガ 6 0.6 7 9 111
181020 -1.2 1 8 ロジクライ 9 -2.1 0.4 2 2 120
2 11 ワントゥワン 1 1.4 14 14 117
3 14 レッドアヴァンセ 6 0.9 7 7 117
171021 1.8 1 6 エアスピネル 3 -1.6 0.0 3 1 119
2 15 イスラボニータ 2 0.4 6 5 116
3 13 クルーガー 1 0.8 14 13 115
161022 -0.3 1 3 ヤングマンパワー 6 -0.3 0.4 3 3 106
2 4 イスラボニータ 3 0.6 5 6 105
3 2 ダノンプラチナ 7 0.4 3 3 104
151024 -0.7 1 3 ダノンプラチナ 1 -0.8 0.9 14 13 115
2 11 サトノアラジン 2 0.7 12 11 115
3 14 ロゴタイプ 7 0.1 2 2 113
141025 -1.0 1 16 ステファノス 2 -0.2 0.9 10 10 107
2 7 シャイニープリンス 5 0.6 9 9 107
3 11 レッドアリオン 1 1.1 12 12 106
131019 0.0 1 9 ダノンシャーク 5 -0.6 0.3 4 4 114
2 12 リアルインパクト 11 0.1 2 2 113
3 4 シャイニープリンス 8 0.3 4 4 113

 

先行馬が毎年なんとなく馬券にからんでいます。

ただ、逃げ馬は1頭も馬券にからんでいません。

2013年以降で2017年のエアスピネルが4角先頭でしたが、

3角3番手から進出を開始しており、

このときは馬場が悪く、参考外としてよさそうです。

 

目立つのは差し・追い込み馬で、

しかも上がり最速を出した馬は、

2013年以降、2人気以上にはなっていません。

 

●富士S上がり最速馬の位置取りと人気

日付 馬名S 着順 上3F地点差 3角 4角 人気
201024 ヴァンドギャルド 1 1.4 6 8 5
191019 レイエンダ 2 1.2 16 15 3
181020 ワントゥワン 2 1.4 14 14 3
171021 クルーガー 3 0.8 14 13 11
161022 ガリバルディ 5 1.1 10 10 6
151024 ダノンプラチナ 1 0.9 14 13 4
141025 レッドアリオン 3 1.1 12 12 5
131019 レッドアリオン 6 0.8 11 11 5
131019 マックスドリーム 12 1.0 15 14 13

 

先週、東京の芝はすでに馬場差がプラスにかたむいており、

富士Sの週にコース替わりはありません。

うまくいけば、直線スカっと外から伸びてくるシーンが想像できます。
今年は上がり最速を出しそうな穴馬を軸にして、馬券を組み立てたいと思います。

ならば、どの馬が直線後方から伸びてくるのか…。

 

上がり最速馬はどの馬?

●富士S予想隊列

予想隊列 馬名 逃げ 先行 中団 後方 マクリ 上がり最速
マーク
(OP以上)
逃げ
or
番手
ボンセルヴィーソ 6 27 7
サンライズオネスト 5 5 3
バスラットレオン 4 4 1 1
フォルコメン 2 8 5
先行 ロータスランド 9 1
ラウダシオン 1 9 3 1 2
ダノンザキッド 4 1 3
中団 ソーグリッタリング 12 16 2
ザダル 1 1 8 1 2
タイムトゥヘヴン 1 3 4 1
ワグネリアン 5 9 1 2
ソングライン 1 4 1 1
アルジャンナ 2 4 1 1 2
後方 サトノウィザード 3 4 8 1 1
ハッピーアワー 2 3 18 3
ダーリントンホール 2 2 3 1
マイラプソディ 2 4 3 2 1

 

 

まず後方グループ(予想)を見てみると、

前走OPを快勝したサトノウィザードはGSも同率4位で、

ばりばりの追い込み馬です。過去の成績から道悪もこなせそうで、

おもしろい1頭ではありますが、前々走同じ舞台の東京新聞杯で

まったく通用していない点が気になるといえば気になります。

そもそも左回りが苦手なようで、軸にはできません。あってヒモまで。

ハッピーアワーは戦績から、ファルコンSを勝ったときが最盛期でしょうか。

それ以降、2年以上馬券になっていないのは大幅にマイナスです。消し。

ダーリントンホールは、常識的に考えれば消し。

マイラプソディは、共同通信杯で単勝1.5倍の1人気だったのも今は昔

そのあと不振が続いていましたが、前走初のマイル挑戦で勝ち馬と差のない5着。

軸にする勇気はありませんが、ヒモで一考できます。

 

中団グループでおもしろいのがGS2位タイのアルジャンナ。

前走は、どんどんポジションをあげていき、

残り3F地点では逃げ馬から0.2秒しか話されていませんでした。

マイラーズカップのように、ハイペースになって

直線にかける競馬ができる状況が整えば馬券になる可能性は十分あるじゃんな。

 

さらにおもしろいのがザダル。こちらもGS2位タイ。

前走案外でしたが、トップハンデタイでしたし、

ペースが速い割に位置取りが前過ぎました。

マイルは新馬以来となりますが、東京芝1800mに実績があり、

特に不安材料とは思えません。中穴人気しそうですが、

3連複の軸としておもしろそうです。

 

タイムトゥヘヴンは、ダービー、セントライトと

クラシック路線を歩んできましたがここで方向転換。

ここで突然ですが、3歳馬の成績をおさらいしてみます。

 

●10月までの古馬混合芝1400m~1800mにおける3歳馬の成績(OP~G1)

年・年月 着別度数 勝率 連対率 複勝率
2021年  1- 1- 5- 1/ 8 12.50% 25.00% 87.50%
2020年  2- 3- 0-11/16 12.50% 31.30% 31.30%
2019年  3- 2- 0-19/24 12.50% 20.80% 20.80%
2018年  1- 1- 3-14/19 5.30% 10.50% 26.30%
2017年  4- 0- 2-19/25 16.00% 16.00% 24.00%
2016年  2- 0- 0-13/15 13.30% 13.30% 13.30%
2015年  2- 1- 2-17/22 9.10% 13.60% 22.70%
2014年  1- 1- 1-16/19 5.30% 10.50% 15.80%
2013年  2- 0- 4-19/25 8.00% 8.00% 24.00%

 

複勝率は驚異の85.7%で、8頭中7頭が馬券になっています。

NHKマイル6着の実績を考えると、

実績のあるマイルに戻ってくるなら軽視は禁物です。

ただ、上がり最速をマークしたのは未勝利が最後で、

今回の狙いのコンセプトからははなれます。

ただ、必ずヒモには入れるべき1頭でしょう。

同様の理由で、ソングラインは人気もやむなしで

前走は不利があっての3着。

今回裸同然の52kgなら当然重い印を打つべきですが、いかんせん1人気になりそうで

馬券的なおもしろさは全くありません。

 

バスラットレオンも3歳馬なのですが

こちらはもともと先行脚質ということと

前走大敗という背景もあり、切りたいところです。

ただ、そっちの3歳馬かよ!ってなるとものすごく悔しいので一応ヒモにいれます。

 

ダービー馬ワグネリアンは、このメンバーなら馬券にならなければいけません。

ただ、京都大賞典のマカヒキの印象もあり、固定ファンもいるでしょうから

本命で買うにはオッズのおもしろみはなさそうです。

 

整理すると、個人的にはザダル、アルジャンナ、タイムトゥヘヴンの3頭から

本命を選ぶことになると思いますが、

馬場が悪くなるようならザダルは少しあやしいかなと思いました。

アルジャンナとタイムトゥヘヴンで迷うことになりそうです。

 

 

 

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