初めて桜屋↓
桜屋1.
番外おさらい
→桜屋番外1
久しぶりの
桜屋なふたりを少しだけ♪
桜屋は
相櫻なので
片固定じゃないとダメ！！
って方は気を付けましょう
番外おさらい
・・
王子は王子に食べられる？番外28
あの海へと行った日から数日が過ぎて
ぼんやりとケーキのクリームを泡立てる用意をしながら
翔ちゃんがショーケースを消毒し拭いていく姿を遠目で見ていた
藍色の作務衣姿に
頭には白のタオル
オレの店では浮いていた、その姿も
今じゃあ慣れた風景に見えて
翔ちゃん目当てに来る客も少なくない
でも、そこはオレ達ももう皆に言ってるから
あからさまに口説くっていうのも無いんだけど
大きなステンレスのボールにヘラでクリームを流し入れ、ラップをしてから冷蔵庫へ
次にデコレーション用のフルーツを切ろうと、隣の冷蔵庫を開けていたら
「 オレの準備、ひと段落着いたから何か手伝うか？ 」
背中から翔ちゃんの声が聞こえて来た
振り返れば
さっきまで店の方に居たのに
いつしかこっちに来てる
店の人間が来るのは
ある程度品が出来てから
バタバタとして埃を立てるのが嫌だという
オレと翔ちゃんの意見だ
だから出来るだけ二人で
そう決めて手伝い合って来た
「 もう店の方は良いの？ 」
「 あぁ掃いた、あと全部消毒もしといたけど 」
「 ありがとう、
じゃあフルーツ一緒に飾り切りする？ 」
それは今までしてもらった事がないけど
和菓子職人の翔ちゃんがすれば
また違った風合いになるのかなって
少しさせてみることに
「 どれ？どれからする？？ 」
思ったより楽しみにしてくれて
並べた果物たちのを前に
真ん丸な目がキラキラと光っている
リンゴを探し
翔ちゃんの隣へと立つ
そのままで
自分がさきに切って見せた
「 これでこうずらせば 」
「 うぉっ！！マジか、これなら扇の形になるな！ 」
嬉しそう・・
こんなに喜ぶなら
もっと互いの技術など
隔たりなんて作らずに見せれば良かったかな
ただ和菓子と洋菓子
それだけなのに、
「 やっぱ雅紀は手先が器用だよなぁ 」
今更褒めてくれるから
嬉しくて
翔ちゃんの背中から
一緒にナイフに手を添え
手触りの感覚を教えてみる
黙り込む翔ちゃんの
背中越しの鼓動が早くなるのを感じていた
「 分かる？ 」
「 ・・ あぁ 」
言葉少な目で
店の中は時計の音だけが
コツコツと小さな音を刻み
ゆっくりと進んでいた
店内のひんやりとした空気
それと二人きりだけの時間
家に居るのとでは
その場の雰囲気が違う
オレはそっと頬に唇で触れて
ナイフを持つ手を危なくないように台へと翔ちゃんの手ごと
押し付けるように重ねた
「 ねぇ翔ちゃん 」
そろそろ互いに
商品の完成をしなきゃいけない時間になっていた
ふんわりと柔らかな頬に
ずっと触れていたいけど
「 なにょ、もうすぐみんな来るぞ 」
「 ぅん・・だからこっち向いて 」
半ば強引に
ナイフを台の奥に滑らせ
左の腕を翔ちゃんの身体と台の隙間に入れてから
そっとこちらへ向かせた
「 あのほら、マジでくるぞ 」
「 うん、始まったらずっと離れてるじゃん 」
「 いや！！店内っていうめちゃ狭いスペースに互いに存在してんだろ！？ 」
キスしょうと顔を近づけるのに
いけるとこまで背中を反らせて
オレから逃げようとしてる
「 ダーメ、キスして 」
「 マジで？ 」
「 マジでだよ 」
店の外から見えるかもしれないけど
この界隈じゃあオレ達のこんな景色は知られたものだ
だから無理目にキスを迫り
朝出る時に軽めで終わった不足分をもらうことに
最初は抵抗していたけど
逃げる状態で肘を台に固定したから
こっちがより安定してしまい
ゆっくりと味わうように
舌 をさがした
餡のテイスティングのせいかな
少し甘い
オレのクリームの味も
翔ちゃんに伝わっていると良いな
そう思ってしばらくした後で
身体を離し翔ちゃんの顔を覗き込んだ
「 なんだょ 」
「 ねぇオレ達ちゃんと結婚式してないよね、する？ 」
オレの提案に
耳を真っ赤にさせていた翔ちゃんが
より黒目を丸くさせてこう言った
「 はぁ？ 」
そうだよ
それは悪くないって
その可愛い顔を見つめ
自分のとっさの思い付きの言葉を
自画自賛し始めていた
・・・つづく
おはよー！
弁当作る時間だ！！
とりあえずお話だけ
あとで画像とか後記
もう少し足しにくるね
今日も良い一日をｗｗｗ
結局今日になった
すみません
うち無法地帯だから
好きに呼んで帰ってね
コメント貰えると嬉しいけど
無くても気楽に
時々見てるよって感想じゃなくても
楽し気な話を聞かせてもらっても
大丈夫ですｗ
間もなく桜屋
久しぶりの終わります
サイドストーリーみたいな感じだったしね
これ復活させてほしいなぁ
読み切りみたいな感じでってありますか？
今大筋に止まってる大きなのは
まだ書くのにパワーがいるので
旦那様なども
もう一度読み返さないとダメで
一度しっかり終わってるので
読みたいものあれば
リクもらえると
書いたりしょうかな
ってことで
こちらでも
良い一日を
夜になったら温活行けるだろうか・・
212日目
始めました→こたつ別館
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