8.隙間.先生とウソ、そしてメガネ AS | なうのこたつ保管部屋

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大好きな彼らの記憶を残しつつも、趣味な物語や日記、旅行記などを書いてる部屋です♪


【※無断に話や内容転写利用、画像利用はお断りします。別公式小説サイトにてオリジナル名にて上げています】


テーマ:先生と嘘メガネ
に、収録してゆきます♪



嘘メガネ
おさらいはテーマ
先生と嘘メガネに入っています♪


初めて↓
先生と嘘メガネ1.



最後に書いた物

隙間1.








8.隙間.- 先生とウソ、そしてメガネ



雅紀はオレに関しては、かなりSだと思う


普段は校舎内の花壇を触ったり
授業の資料なんかを整理する姿をみれば
全然そんな風には見えないのに


そろそろ地上に戻る辺りで
降りますの札を用意しょうと動くのに
カメラか何かで見ているんだろうか?

地上でロックを外す筈の人間がどこにも見当たらない


「 なぁ・・なんか変じゃない? 」


「 そう? 」


いや変だって
まだ乗ってるんだぞ

なのに全くスタッフが居ないとか
そんなの危ないだろ


「 まぁ良いじゃん、もし本当に降りたくなったら何とかしてあげる 」


なんとかって
相変わらずそれがマジで通用しそうなのがヤバい


このままここで
結構な速度で何かが進みそうで

だからオレは頭をフル回転させ
雅紀への言葉を考えた


逃げる意味と
相談する言葉を


「 じゃあさ、葉先生に相談しても良い? 」


「 えっ、ここでそれ出させるの? 」


「 良いじゃん、せっかくこんな風に話せるんだから。聞かせてよ 」



半分、逃げようって意味で
雅紀に声をかけたけれど

本当は少し、いやかなり考えていた想い


こんな非日常的な場所じゃないと
真剣に話すのが怖くなるような、オレがオレを否定する


そんな意味も込められていたのかも



「 じゃあ、 ・・ 」


そう言って
そこはしっかりと設定確認なのか
パンツのポケットから眼鏡を取り出す雅紀

どうやらいつも仕込んでいるらしい


しっかりと眼鏡をかけ
髪もセンター分けしていたのに

いつしか全部おろして
額が見えない系に変えてる


「 そこまでビジュアル的設定大事なの? 」


「 まぁ仮にも教師ですから 」


言葉まで変わった
真面目なのか、ジョークなのか
全く分からないけど


オレはその様子が整うのを待ち
葉になった雅紀の膝の前で、言葉を始める


「 あのさ前に、オレが店を継ぐって話したじゃん 」


「 うん 」


葉になった雅紀なのに
腕はオレのお腹の前にあって
抱きしめるように自分の指を絡ませていた


「 もしオレが大学に行きたいって言えば、家はどうなると思う? 」


両親はオレが店を継ぐものだと思ってる
けど、高校ぐらいは・・その程度だろ



「 お父さんとお母さんは
 翔が居なくなる程度の仕事をしてきたの? 」


何を言い出すかと思ったら
店はオレが生まれる前からやってる

母さんはオレが腹に居ても
生まれても背負って働いていたって言ってた


「 そんな訳ねぇだろ、オレが焼き職になってからより繁盛したと思ってるぐらいで 」



「 じゃあ翔が大学に行く数年で店は? 」


「 確かに数年程度って思うけど、鶏を焼く人間が大学に行く意味あるのか? 」



元々勉強なんか好きじゃない
なら仕事で売り上げが上がった方が嬉しく

お客さんが喜ぶ顔を見るのも好きだ


「 多分、今の君には無いよ。でも、ずっと先にもしオレが側に居なくなっても翔の力になる時がくると思う 」



「 なんだよ、居なくなるって 」


「 結局自分を助けるのは、自分なんだよ。だから君には大学じゃなくても良いから、違う道もあるって可能性を探して欲しいんだ 」



なんだよ・・
それが嫌だから


オレはもう、店を
人生を決めてしまおうとしてるのに

なんで今になって
雅紀が現れて


オレの気持ちを揺らがせるんだよ


「 それで店を継がないって、もしオレがなったら? 」


「 それはそれでも良いんだよ、君は君で。両親も覚悟してる 」


「 んだよ!それじゃまるでオレが 」


店を自分の代で潰すって
そんな風に考えるかもしれない

そう言ってるのか?


そのまま腕がそっと上がって
胸のあたりで柔らかく抱きしめてくれる


「 自分がもし側に居られなくなったら・・
 愛する人が一人になった時に、どうすればと考えるのが親だよ 」


親になんてなったことも
葉になっている雅紀の言葉も
心の中でチクチクと棘を出し始めている


「 オレはオレってこと? 」


「 そう、翔はオレの物でも親の物でもない。自分の物だよ 」


どうしてこんなに
自分一人のことを考えてくれるのか?


雅紀には分からないことがあって
知らないことばかりだ


「 なぁどうして、あの学校に来たんだ?臨時職員なんて枠じゃなくても、雅紀なら 」


オレはそれを感じていた
正職だとしてもおかしくない


なのにわざと遊ぶような素振りで
突然に現れたのは


何か理由があるんだろうか?


「 別に気まぐれだから、今は何も考えずにもっと自分のことを考えてごらん 」


観覧車のガラスに映る二人の影
そして点滅するライト、


オレはオレのことを、、


これは、
もしかして恋なんかじゃ
ないのかもしれない?













・・・つづく


おはようございます


ほっぺが
ペコちゃんみたいに
腫れていますww

まぁ大きな飴三つ分ぐらい
頭の奥が痛いけど

我慢出来ない感じじゃないので
鎮痛剤はやめとこうかな

まだ血の味もするし
今日は静かに

明日は予定がもうあるので
そこは気を付けて頑張ろうと思います

今は何も考えず
私の好きを

みんなが好きだって思って
文字の中に二人を探してる

さて頑張りますかね


今日も良い一日を♪


めちゃ痛いっす(やっぱり痛いのか笑




なう


二胡と
砂羽くんの由来ページです
何故この名前になったか
かいてあります

↓↓↓

これからの二人に


クローバー桜クローバー桜クローバー桜

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