人を見る目は育成者にとってすごく大切なものです。当たり前過ぎますが、あえて意識化しないといけないものです。なぜなら、育成することには個別性の原則があるからです。それぞれに合わせた育成の仕方が必要なわけで………。
いくつか前の記事に「人を知るにはコミュニケーション能力が要る」ということに触れました。本田圭佑さんのtweetからの記事でした。
コミュニケーション能力が必要と当時に、人を知るには自分自身の経験値と、経験する中で感じたこと、考えたこと、それによって蓄えたもの、そういうものも大事なポイントになるような気がします。
部下が何を大切にしているのか、何に躓いているのか、どういう状態にあるのか。そういうものを探るには経験値の蓄えとイマジネーションが必要だと強く思います。そこに高いコミュニケーション力が加わると、効果的な育成が図られるのだと思います。
私はいま、育成者を育成する立場でもあります。人生経験や仕事観の違いはさておき、彼等に育成という仕事を通して得られる価値や経験、技術などを、貴重に思ってもらうことの必要性を感じています。10歳、20歳と年の差があると、価値観、考え方の違いは大きいですが、人を育てることの意味と価値、その方法をコツコツと伝えていきたいと思います。
そして、育成とはコミュニケーション能力や経験値に加えて、「相手を親身に想う気持ち」がそれらを導引するエネルギーになるので、そのことも忘れずにしっかりと伝えて行きたいと思うこの頃です。