『鉄道ジャーナル』が書いた「8つの嘘」をまとめると、以下のようになります。
1)「大阪ステーションシティ」が阪急京都線梅田駅の利用客を減らしたと考えた
2)「梅田への乗り移り客」を「十三での降車客ないし神宝線への乗り換え客」と誤認した
3) 阪神・淡路大震災からの復興特需をJRの通常値であるかのように記載した
4) JRの京阪間直通客増の原因を私鉄からの転移と決めつけた
5) 京阪が直通輸送において「元から分が悪かった」と決めつけた
6) 京阪特急が他社に先駆けて途中駅重視に転じたと断じた
7) 自誌の「タブレット」欄の投稿数が減ったことを認めなかった
8) 地下鉄東西線の開業に伴い「京阪四宮駅の利用者が増えた」と報じた
これらは、7) を除けばすべて京阪神とその周辺での事例です。視野を全国に広げれば、こんなものでは済まないでしょう。
こうした問題に対し、『鉄道ジャーナル』がどのように対処すべきだったのかは、私の知るところではありません。本論の目的は「鉄道ジャーナリズム」の復興であり、「鉄道ジャーナル」の復興ではないからです。
その代わりに、『鉄道ジャーナル』が正面から向き合ってこなかった阪急梅田駅の「不都合な真実」について述べたいところですが、ここでの公開は控えさせて頂きます。興味のある方は、拙著【鉄道ジャーナリズムの復興計画】をご参照ください。