参考人の主な発言(抜粋)。

インターネット等に歯科技工士の、低賃金、長時間労働、離職率といった厳しい労働環境に関する情報が掲載されていること等に起因する、歯科技工士養成施設への進学に対する教員・家族・保護者の反対がみられる。


でしょうねえ。

学校としては定員を確保したいため、学生の目的意識と学力が低くても、入学試験での学生の選抜が難しい。他方、一部の大学等においてはある程度の入学者の選抜ができている。

大卒資格が得られるなら、ある程度つぶしは効く。
なので、他医療従事者資格(あはき師など)も大学化した養成所は定員確保ができている。
技術の進歩や知識の高度化・広範化もあり、技術者養成の大学化は必須では。

目的意識が希薄であり、「入学動機」としては「学校が楽しそうだから入学してきた」が多数。

「学校が楽しそう」→「本当に楽しかった!」、これこそ最高じゃないですか。

歯科技工士という職種を理解しておらず、将来像が描けていないことが多い。


「歯科技工士という職種を理解」した人、「将来像」を描ける人が、まず入学しないという現状なわけで。

近年の傾向としては、基礎学力が低い学生が多く、これまで勉強の習慣がない学生がいる。


むしろ昔が良すぎた。
法曹エリート大学の法学部受かったのに、歯科技工士学校に入学した人とか。
それだけ、稼げる職業だったから。

4年制大学卒業生は歯科技工所に勤務する者が少ないことから、4年制課程を増やすことは直接的には歯科技工士の需給問題の改善につながらない。


そんなことはない。
繰り返すが、大卒資格はつぶしが利くという安心感がある。
学費を出す親の身になれ。
2018-11-30 (2)

待遇の問題点として、歯科技工所に歯科技工士として勤務する際に、4年制大学卒業が評価されないこと。他方、企業・大学・一部の大手歯科技工所等では、4年制大学卒業者として評価される。

この問題はある。
しかし過渡期は必ずあるし、超えられる。
かつての四大卒女子のたどってきた道である。

外国人に対する歯科技工士の在留資格がないため、留学生が日本の歯科技工士養成施設で学び国家試験に合格しても、日本で歯科技工士として勤務できない現状を改善すべき。


これは大至急。
来てもらえるように労働環境も整えないと。

デジタル技工が進む中で歯科技工士の必要数を調査することも必要である。


業務範囲の拡張も必要。
デジタル技術の発達は、「衛生上の危害となるおそれ」の減少とイコールである。