ギー(インドバター)の効能 | デトックスで心身楽々

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アーユルヴェーダや各種民間療法によって汚れた体をデトックス(毒出し)して、軽やかに生きていける方法をご紹介します。

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「はじめてのアーユルヴェーダ&デトックス」

 

こんにちは、まさともです。

 

近年、サラダ油の有害性(認知症など)が指摘されて以来、

 

マスコミでは栄養豊かな油が紹介されるようになりました。

 

例えば、ココナッツオイル、亜麻仁油、

 

ヘンプシードオイル、アーモンドオイルなどですね。

 

 

アーユルヴェーダでは数ある油の中でも

 

「ギー」というバターを最も生命力があるものとして

 

強く薦めています。

 

今回はこのギーの効能についてご紹介したいと思います。

 

 

ギーは別名、インド精製バターとも言いますが、

 

ギーは無塩バターから作られています。

 

その作り方は簡単です。

 

無塩バターを火にかけて溶かしたら

 

極弱火で加熱して充分に水分を蒸発させます。

 

これでできあがりです。

 

実際のやり方についてはyoutubeで「ギー 作り方」で

 

検索されるとたくさんの動画がご覧になれます。

 

 

ところで、なぜ無塩バターをわざわざ加熱して

 

水分を抜くのかと思われたかもしれません。

 

加熱されることで不純物もなくなり、

 

乳製品とは違うものに変換されるからです。

 

 

ギーは見た目も味もバターそのものですが、

 

バターとは体に与える影響が違ってきます。

 

簡単に言えば、

 

バターよりも滋養に満ちた食品になります。

 

昔の人は経験的にそれがわかっていたのでしょうね。

 

現代的に言えば、加熱して水分をとばすことで

 

タンパク質と糖分を取り除いているということでしょうか。

 

 

次にアーユルヴェーダ的にギーの働きを説明しますと

 

熱を象徴するピッタ体質を緩和(減らす)してくれます。

 

 

ただ、不思議なのはピッタ全体としては減らしてくれるのですが、

 

ピッタの重要な働きである消化力(アグニ)については上げてくれます。

 

 

意外に思われるかもしれませんが、

 

目の機能はピッタ(熱)と関係しています。

 

目の疾患に対してはギーで目を浸して、

 

目のピッタを下げるトリートメントがあります。

 

 

また、食事を抜いてギーだけを食事がわりに飲んで、

 

体内の毒素を洗い流すというデトックス法もあります。

 

 

ピッタ体質は知性の鋭さや合理的な思考、

 

テキパキ物事や情報を処理するといった良い面がありますが、

 

ただし、ピッタが増えてくると

 

時間にこまかくなったり、

 

ちょっとしたことでイライラしやすく、

 

自分にも他人にも完璧主義を求め、

 

できない時は辛らつな言葉を発するようになります。

 

こんな時にはギーを多めに料理に加えたりするとよいでしょう。