『晴天の霹靂(せいてんのへきれき)

笑いあり、涙あり。
中高年層には懐かしくもあり、
悲劇と喜劇が同居する邦画らしい作品ですよ。

劇団ひとり初監督作品。
自身の小説を映画化したもので劇中では
主人公の父親役として出演、ひとり3役をこなしてしまうという
なんとも欲張りな映画です。


これは予備知識なしで観て欲しいです。
(※後半にネタバレがありますので注意です)


水曜日の私の日課はMOVIXで映画を観ること。
アナと雪の女王はもう一回観たい。

でも、他にも観たいものがいろいろあって
毎週前日から明日は何を観ようか?と迷うわけです。


参考になるものが
実際に映画を見た人が書いている映画感想
いわゆるレビューです。


いつも映画ランキング.comとかチェックしています。




で、結局今週は水曜日の地点でランキング2位になっていた
『晴天の霹靂』を観ることにしました。



晴天の霹靂 意味は?
予想もしなかったような事件や変動が、突然起きること。
突然の大事件。
(青く晴れ渡った空に突然激しい雷鳴が起こる意)



ライン四つ葉

晴天の霹靂:あらすじ
下町のバーテンとして働く春夫(大泉洋)は元マジシャン。
それなりに夢も希望も持っていたが

今は生きることに疲れていた。


そんな春夫の元へ警察から
「お父さんがお亡くなりになりました」という連絡が入る。
父とは、高校卒業して以来会っていない。


春夫は骨壷を受け取り、遺体が発見された河川敷へ。
父は橋桁の下でホームレスとして生活していた。


父が住んでいたと見られるブルーシートハウスの
中で、春夫は一枚の写真を見つける。


それは生まれたばかりの
春夫と父のツーショットだった。


その写真を見ながら
「俺なんで生きてんだ?」
「最近、生きてることがが辛いよ・・」と泣きだした

すると空に突然の雷鳴が響き、
次の瞬間春夫は雷に打たれてしまった。


春夫は意識を取り戻したが
さきほどまでいた河川敷とは何か様子が違ってる。


なんとそこは40年前の東京。
春夫はタイムスリップしていたのだ。


当然、自分が住んでいたアパートもバーも
そこにあるはずもなく、、


行く宛もなく、フラフラとやってきた雷門ホールで
支配人(風杜夫)と交渉の末、
春夫はマジシャンとして再び舞台に立つことになったのだが


そこで、生き別れたはずの父、正太郎(劇団ひとり)と
そして自分を捨てて出て行った母、悦子(柴咲コウ)と出会い

春夫は自分の出生の真実を知ることになる・・。


美しく、命がけで自分を産んでくれた母の本当の姿と
不器用な父の愛情を知り、春夫の中で何かが変わっていく。


ライン四つ葉



ネタバレになりますが、父親は実は死んでなくて
息子と会うために、警察にウソをついていたのです。
⇒息子を探してもらうため?


なぜそんなことをしたかというと
自分が死ぬ前に息子の出生について、
本当のことを話しておきたいと思ったからだと
言ってました。


もっと はよ 言えよ~~(笑
本当に不器用な生き方ですね お父さん。。


話が違うじゃねえか?

「置き去りにした母親がいて、
ろくでもない父親がいて、
だから俺の人生みじめなんだよ」




これって自分の人生がうまくいかないのは
両親のせいだと思っていた自分に腹がっ立ったのか?
それとも、事実を話してくれなかった父に対しての
苛立ちだったのか?


その後の春夫の人生ってどうなったのかなあ。



この映画の見所のひとつととして
劇団ひとりと大泉洋がコンビを組むんですが
舞台でやってるネタが実際ウケてました(笑


まあ、本業ですからね。



それから
マジックも美しかった。

大泉さんがやってるマジックは吹替えなし。
スケジュールの合間、待ち時間はずっと練習していたそうです。


最後の舞台で登場した「ペーパーローズ」のシーンも
ドラマティックでとても印象的でした。



あ、ペーパーローズの作り方
映画のパンフレットに載ってます^ ^

ペーパーローズ

マックの紙ナプキンで作ってみました。


邦画ってイイネ!


お手伝いにきてね♪