ユーミンのコンサートはいつでも素晴らしいのだが、今回のは特別素晴らしいって気がする。
今回のツアーは45周年記念ベスト「ユーミンからの、恋のうた。」に連動したツアーです。
その割に同アルバムからの選曲が少ないのは、当初ベストアルバム連動ツアーだったものを
45年間に行ってきたユーミンのツアーを振り返り、当時の演出を今の技術で再現すると言うコンセプトに変更したからみたいですね。
ちなみにここからガッツリネタバレしちゃうのでこれからツアーを観る人はご注意下さい。
今回は久しぶりのアリーナツアー。ここ数年ユーミンのツアーはホールツアーでした。
もちろんホールツアーも素晴らしいんですが、やっぱりユーミンはアリーナクラスの会場で
ド派手な演出が似合うので、久々にアリーナツアーをやると聞いてファンはみんな興奮してました。
さらに今回はシャングリラIII以来、久々のセンターステージで超ド派手な演出が期待できますしね
タイトルにある様に今回のコンセプトは「タイムマシーン」
ある発掘現場で発見されたユーミンのタイムマシーンを盗んだ男が時の扉を開けて45年間のユーミンの過去のショーを
体験し、現代に戻ってくるって趣向(らしいです)オープニングで泥棒役のダンサーがタイムマシーンを手にしたところに
ふいにユーミンの声が聞こえます
「とびらをあけなさい。さぁとびらをあけるのです」←棒読みw
ステージは円形のカーテンが下りてきて、カーテン内部はスモークにつつまれ、スモークが晴れると
ピアノの前に座ったユーミンが出現しているって趣向です。
セットリストは以下の通り
M01:ベルベット・イースター
ピアノ弾き語りで
M02:Happy Birthday to You~ヴィーナスの誕生~
実物大ロボットの象に乗って登場!象かなりリアルで、動くし鳴き声も聞こえる
ちなみに昔のショーではホンモノの象に乗って出たユーミンw
M03:砂の惑星
円形のカーテンにプロジェクションマッピング(この後もプロジェクションマッピングは多用)
M04:WANDERERS
火柱がバンバン上がる派手なパフォーマンス
M05:ダンデライオン~遅咲きのタンポポ
M06:守ってあげたい
M07:Hello,my friend
M08:かんらん車
M09:輪舞曲
M10:夕涼み
M11:春よ、来い
着物で歌うユーミン。ラストは中国のお祭りみたいな龍が登場
M12:Cowgirl Blues
M13:もう愛は始まらない
M14:Carry on
M15:セシルの週末
曲の間奏でバブル全盛の様なデザインの服に着替え
M16:ハートブレイク
M17:結婚ルーレット
M18:月曜日のロボット
M19:ダイヤモンドダストが消えぬまに
↑4曲はまさにバブル期のユーミンを代表する様な演出!これが観たかった!
バブル期はマイナスイメージが大きいけどユーミンにはこの時代が確かに似合ってたと思う
M20:不思議な体験
M21:Nobody Else
エアリアルアートの空中パフォーマンス。センターはロシア人パフォーマー
M22:ESPER
M23:COBALT HOUR
M24:宇宙図書館
(本編終了)
EN1:カンナ8号線
EN2:DESTINY
EN3:ひこうき雲(ピアノのみの演奏で)
DEN:やさしさに包まれたなら(会場は大合唱)
TEN:海を見ていた午後
トリプルコールは4/7横浜公演のみ。ユーミンも横浜でこれが歌いたかったって言ってくれた!
とかくユーミンのファンはレアな選曲を喜ぶひねくれ者が多いので
今回の様なメジャー曲オンパレードは文句たらたらなんですが、
ここまでメジャー曲で統一されると、マイナスイメージが一周してプラスに変じる様で、凄く良かったです!
当初は4/7が千秋楽だったんですが、追加に次ぐ追加公演で、千秋楽は5月の武道館に変更。
最初は横浜で見納めのつもりでしたが、ファン仲間の方に武道館誘っていただいたので
後1回観れる運びになりました(同じツアーを5回も観るのは初めてです)
物事には始まりがあれば終りがあるのは自然の摂理ですが
このツアーはもうブロードウェイミュージカルや劇団四季の舞台みたいに、ずっとやってて欲しい気さえします。
ショーのラストにユーミンは
「今回集大成みたいなツアーにしちゃったけど、これが最後だと思ったら大間違い!次のショーでまた会いましょう」
と力強く宣言してくれました!
来年は恒例の苗場プリンスホテル公演も40回目を迎えますし、ますます盛り上がるユーミンワールド
次は何をやらかしてくれるのか楽しみです!